8月24日(水)
 強い台風11号の影響で、天候が心配されている今回のサマーキャンプ。小学2年生のちびっ子達を乗せたバスは、東名高速で渋滞があったためにアクセスルートの変更を余儀なくされたのですが、それでも予定より少し早めの午後12時、目的地に到着しました。ここなかんじょ川はかんかん照りで、気温は29度。水がきらきらと光っています。

 バスから降りるなり、ちびっこ達は川を見て、それぞれ「ここは流れが速そうだ」や「水は濁っていないよ」と言いながらはしゃいでいました。ガイドさんからも「雨の心配をしていたけれど良かったね!川の水はそれほど増水していないし、濁っていないから魚がちゃんと見えるね。」という言葉が。スクールごとに集まり、嬉しくて嬉しくて仕方のない様子で、昼食を摂る施設まで歩いて行きました。
 お腹は空いているけれど、施設の方に「こんにちは!」と元気よく挨拶。部屋に上がり、持ってきたお弁当を広げ、コーチの注意を真剣に聞きました。「いただきます」をしたら、ちびっ子達の話題は焼きたてのニジマスのことで持ちきりです。「しっぽまで全部食べられるの?」、「頭が一番美味しいもん!」、「内蔵は無い?」・・・。魚が苦手なのでしょうか、隣の友達から「めちゃくちゃ美味しいのに、食べないの?」と言われ、怖々かぶりつく子もいました。でも次の瞬間は「真ん中の所(魚の背中の部分)、美味しい!」と、笑顔になっていました。
  昼食の後、午後1時半からはお待ちかねの川遊びです。水着に着替えたちびっ子達は続々と川の中へ。、水が冷たくて足が痛かったけれど、15分もすると完全に水温に慣れました。初めのうちは魚の捕まえ方のコツが分からず苦戦していたようですが、コーチの指導で上手く捕まえられるようになりました。時間が経つにつれて、ちびっ子はそれぞれに作戦を練り出しました。石でワナを作り魚を追い込む作戦、友達との連携プレー作戦。一定の場所にとどまり、水の流れを見て魚が集まってくるのを待っている子もいました。魚の色は川底の石とよく似ていて、よく見ないとなかなか分かりません。見つけられたら嬉しくて、躊躇することなく飛び込むようにして捕まえていました。

 川遊びの途中、弱い雨が降っていきました。「本降りになる前に全部捕まえるぞー!」と気合いを入れるコーチ。空はその気合いに負けたのか、すぐに雨を止ませました。
 午後3時、川遊び終了です。着替えを済ませ、「ありがとうございました」と挨拶をすると、「来年も待ってるからね、また来てね!」と施設の方がほほ笑んでくださいました。ちびっ子達は全く疲れを見せない様子で、バスまで歩いていきました。
 午後4時、バスは飛騨古川駅に到着。ちびっ子達はここから『蕪水亭』まで、宿泊の荷物を持って歩きます。ちょっと疲れ気味の様子ですが気を取り直して、コーチの指示で2列になり移動開始です。