7月26日(火)
 毎年、すっかり恒例となった、岐阜県飛騨市古川町で行われる、名古屋グランパスエイトのサッカースクール生が参加する「サマーキャンプ in 飛騨古川 2005」が今年も始まりました。今回は東海地方に向けて台風が向かっているということで、小学1年生のツアーの催行が危ぶまれていましたが、朝になって、天気は小雨交じりながらも風も無いことから、バスは名古屋を出発し、初日の最初の目的地である、なかんじょ川(飛騨市河合町)に午後12時30分、無事に到着しました。

ちびっ子達が着いた頃にはまだ雨が降って、この後の魚掴みが出来るかどうか心配でしたが、持参したお弁当を食べ始めるころには、子供達に気を遣ってくれたようで、空も明るさを見せ始めました。
 食事では、地元の人が焼いてくれた虹鱒の塩焼きが出されたのですが、例年、「食べたことがない」、とか「苦〜い」とか言う子供が多く、コーチ陣が“おかわり”をしていたのですが、今年のちびっ子達は、実に元気なようで、誰もが大きな口を開けて、魚にかぶりついていました。それでも数少ない、焼き魚を食べることを遠慮していた子たちも、その雰囲気に引っ張られるように、勢いよく食べていました。
 午後1時半からは、待ちかねた川遊びの時間。各自水着に着替えると、魚が待つ小川へとちびっ子達は飛んでゆきました。学校別にそれぞれ分かれると、いよいよ魚つかみが始まりました。このころになると、耳が痛くなるほどの賑やかな蝉の声と、元気な声を上げるちびっ子達に遠慮したのか、雨雲はどこかに影を潜め、青空こそはあまり見えませんでしたが、薄い雲が覆うだけの明るい天気に変わりました。
 日差しがあまりないこともあり、さすがにこの日は水温が上がらず、水の中は冷たく、最初は悲鳴を上げていたちびっ子も多かったですが、魚影を目にしたとたん、そんなことは忘れて、一気に水の中を駆け回っていました。例年、1年生はなかなかすぐには魚を捕まえることができず、1時間以上、川の中を右往左往しているのですが、今年のちびっ子達は元気のある子が多いのか、早々に、「捕まえた〜!」と大きな声があちこちで上がり始めました。それでも、やはり殆どのちびっ子は、水中をあざ笑うようにして泳ぐ魚を捕まえることが出来ず、苦労していたのですが、コーチから網を手渡されてからは魚を捕らえられるようになり、みるみるうちに捕獲した魚を泳がせておくいけすが魚で溢れてゆきました。
午後3時までタップリと川遊びを楽しんだちびっ子達は、着替えを済ませると、名古屋から乗ってきたバスにもう一度乗り込むと、一路、古川の町へと向かいました。そして、ここでなんと再び大粒の雨が降り始めます。今日のちびっ子達は、日頃からのおこないが良い子達ばかりだったようですね。
 古川駅についた後は、徒歩で宿泊先である「蕪水亭」に、街並みを見学しながら移動する予定でしたが、雨は降り止まず、ご主人自らが運転のマイクロバスに乗り換えると、元気な様子で向かいました。