指宿・春季強化キャンプ:第12日目の模様
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この日、午前11時より行われた、ロッソ熊本との練習試合の模様についてお伝え致します。
<前半の模様:45分>
前半は風上にエンドを取った熊本に対し、右から攻め上がる名古屋のキックオフで試合開始。先発メンバーは、GK川島、DFは右から角田・古賀・増川・中谷、MFは右から中村・吉村・クライトン・本田、FWは杉本・豊田いう布陣だ。
向かい風と言うこともあり、熊本が裏を狙ってボールをどんどん入れて押し上がり、守勢気味の名古屋。セカンドボールは相手に拾われ、落ち着かない展開が続く。

しかし、先日の鹿実戦でハットトリックという華々しいデビューを飾った杉本がこの日も持ち前のスピードを披露、相手陣内深く切れ込んだり、裏へと抜け出したりすることで相手DFが翻弄され始め、徐々に名古屋ペースに。
そして、9分、その杉本が右に持ち上がって入れたクロスボールを、中央で走り込んで伸ばした足に、豊田が当てて先制すると、ようやく名古屋にエンジンが掛かり、主導権を握ることに。

19分には、右サイドを杉本のスルーに抜け出した中村からのクロスを、中央で豊田がドンピシャリで頭で合わせて2点目が決まる。
22分、角田が違和感を足に感じ井川と交代。一瞬イヤな雰囲気が漂うが、33分、ここでも杉本の早さが相手DFを混乱させ、にたまりかねたDFが、ペナルティエリア内でファウルを犯してしまい、PKに。そのPKを中村が落ち着いて相手ゴール右に沈め、3−0と熊本を突き放す得点を決める。
しかし、前半で3ー0としたことで、名古屋のイレブンに余裕が出たのか、試合運びが雑になってしまい、相手への寄せも緩くなり、追いつこうという勢いが相手に出たこともあり、熊本にペースを握られ、イヤな流れの中で前半を終えてしまう。