指宿・春季強化キャンプ:第12日目の模様
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この日、午前11時より行われた、ロッソ熊本との練習試合の模様についてお伝え致します。
<後半の模様:45分>

エンド入れ替わって、熊本のボールで試合再開。
メンバー交代:中谷→渡邊

後半に入ると、ハーフタイムでも監督が指摘していた、セカンドボールを拾うという事への意識が高まり、きっちりと拾るえるようになると、ボールを左右に大きく展開、相手を揺さぶりにかかるように。得点こそなかなか奪えないものの、名古屋に落ち着きと余裕が出始め、ほとんどの場面でボールを支配し、相手に思うように試合をさせない。

14分、この日2ゴールと大活躍の豊田に代え、2試合連続で得点を挙げている津田を投入。更にゲームのリズムを名古屋に引き入れようとするネルシーニョ監督。
22分、動きの悪い井川に代え、右SBに山口を、26分には、古賀に代わって秋田を入れる。
そして、26分、降着状態だったゲームの雰囲気を、中村が直接FKを決めることで変え、完全にゲームを名古屋のものとする。
29分、メンバー交代:吉村・川島→須藤・広野
若い本田、そして津田が再三相手エリア内へと侵入を図り、追加点を狙ってくるが、何とか熊本もこれ以上の失点を避けようと、必死で凌いでくる。
試合も終盤にさしかかる頃には、冷たかった風も止み、指宿キャンプの打ち上げであるこの試合の勝利を確信するかの如く、南国らしい、暖かい日差しが選手たちを包み込み、ゲームを後押ししてくれる。

そして、試合は4−0で終了。キャンプに来て採用された新しいシステム(4−4−2)が上手く選手たちに浸透し、得点機も演出、失点はゼロという、最高の形で終えることが出来た試合だ。

結果は4−0。後半は中村のFKの1点のみと、若干物足りない内容かもしれないが、前半で気になった部分をハーフタイムでしっかりと確認・修正し、後半にそれを実践するという、選手間の戦術の理解度の高さがきっちりと反映され、ネルシーニョ監督の狙い通りの内容・結果が出せた、この日の練習試合といえる。

チームはこれでキャンプを終えると、ひとときのオフの後、いよいよシーズン開幕に向け最後の詰めにはいることに。
16日:ヴィッセル神戸との練習試合、19日:大連実徳とのプレシーズンマッチを経て、良い形で3月5日の新シーズン開幕を迎えたいところ。

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