指宿・春季強化キャンプ：第１１日目の模様
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この日、午後２時より行われた、第一経済大学との練習試合の模様についてお伝え致します。
＜試合前の様子＞

午前中は小雨模様の天候だったのが、キックオフ間際になると雨粒が大きくなり、冷たい風も吹きだして、気温も上がらず、厳しいコンディションの中での第一経済大学との練習試合となる。
しかし、先日の九州大学選抜との練習試合が中止になったこともあり、キャンプ中の実戦は今日が最後。2ndチームのメンバーとしては是が非でも試合を行ってもらい、ネルシーニョ監督にアピールしたいところだろう。そして、その雰囲気はウォーミングアップを行っている選手たちの表情からもしっかりと伝わってきており、相当に気合いが入っていることが伺える。

今日の対戦相手・第一経済大学は九州大学１部リーグで、常に福岡大や鹿屋大といった上位を伺っている、中堅のチームの１つだ。
＜前半の模様：４５分＞
右にエンドを取った名古屋のキックオフで前半が始まる。GK河野、DFは右から井川・青山・諸江・井上、MFは右から中尾・山口・須藤・セバスティアン、FWは平林・片桐という布陣で臨む。
試合は、雨で滑りやすくなっているのと、相手が前線から厳しくプレッシャーをかけてくることもあり、ボールコントロールに苦労し、思うようにゲームをやらせてもらえない。そして、１２分、不用意な横パスを高い位置でカットされ、カウンターを食らうと、エリア内ギリギリのところで諸江がおもわずファウルで相手選手を倒してしまい、FKを与えてしまう。このFKをきっちりと決まられ、先制を許してしまうイヤな出だしとなってしまう。さらに２０分には、またしてもパスミスをカットされると、そのまま持ち込まれてゴールを決められてしまい、早い時間帯で２失点を喫してしまう。
しかし、３０分近くから相手の高いDFラインを狙って、両サイドから裏へのボールで仕掛けてゆくようになると、徐々に名古屋ペースになり、相手陣内へと攻め上がる時間が増え始める。そして、３２分。中尾の折り返しのボールが相手DFに当たってOGとなりラッキーな得点が転がり込むと、３５分には片桐が、同じように右を攻め上がった中尾からのボールを、今度はしっかりとあわせ、中央で押し込みんで同点に。
４２分には、右サイドからゴール前へと放り込まれたボールが、中央の平林が相手DFと競り合って左にこぼれたところを、セバスティアンがフリーで拾い、そのまま持ち込んでいって落ち着いて決めると、ついに３点目となり、前半だけで試合をひっくり返す勝負強さを見せつける事に。