6月22日(水):3日目・午後練習・紅白戦の模様
22日の午後練習は、このキャンプで初めての紅白戦となった。午前練習が早く終わった事もあり、15時30分過ぎには、中山を先頭に選手達が続々とピッチへ集まりだしていた。
16時
2人1組に分かれボールを使って体をほぐしていく。パス回しやヘディング、リフティング等、試合前に行う一連のトレーニングでアップを行っていく。そして選手を2チームに分け、いよいよ紅白戦が始まる。
前 半(30分)
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ビブス組:川島、中谷・増川・古賀・井川、クライトン・須藤・中村・藤田、平林・中山
練習着組:広野、練習生1・諸江・練習生2、渡邊・吉村・セバスティアン・角田・エドアルド、豊田・杉本
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ビブス組のキックオフで試合開始。
1分、開始早々、中央でボールを持ったクライトンが右サイドを上がる平林の前へロングパスを送るが、相手DFに寄せられラインを割ってしまう。
4分、練習着組・吉村から左の渡邊へパスが通るとこれを右サイドの角田まで大きくサイドチェンジを行う。これを受けた角田が中央へ放りみ豊田が頭であわせていくが、古賀に跳ね返されてしまう。
6分、ハーフライン近くでボールを奪った中山がそのままドリブルで持ち込み右の中村へスルーパス。中村がシュートを打っていくが枠の左へはずれる。
7分、中央でボールを持った中村から右サイドを上がる井川へパス、井川から中央の藤田を狙ってクロスを上げるがあわせる事ができなかった。
9分、クライトンから右の藤田へ、1人かわして中央へのクロスに中山が頭であわすがこれはクロスバーの上を越えてしまう。
11分、練習着組・右からのコーナーキック。ショートコーナーで繋ぎ最後はセバスティアンがクロスを狙うが、川島がしっかりとキャッチ。
15分、練習着組・吉村からロングパスを受けた渡邊がドリブルで仕掛けるが井川が体を寄せ、ゴールラインを割ってしまう。
17分、藤田からの右の中村へロングパス、これを受けた中村が相手ディフェンスをかわして中央へきりこみ左足でシュートを打つが、GK:広野の正面でキャッチされる。
19分、相手クリアミスのボールを中央で拾った藤田がドリブルで上がりそのまま右足でシュートを放つが、これも広野に正面でキャッチされる。
20分、ルーズボールに飛び込んだ須藤が角田と接触、その場にうずくまりヒヤリとするが立ち上がって事なきをえる。
22分、右サイドから中村がクロスを放り込むと、これを平林がヘディングでシュートするがジャストミートできずゴール左へはずれる。
23分、右からの中村のコーナーキック。前線へ上がっていた古賀がヘディングシュートを放つがクロスバーの上を越える。
25分、中盤でボールをカットした中村が前線の藤田へパス、その藤田からのスルーパスを左で受けた平林が中へ切れ込んでいこうとするがディフェンスにカットされる。
27分、練習着組・吉村から渡邊の前方へロングパス、それに追いついた渡邊が中央へクロスを放り込むと、豊田と増川が競るが、ここは増川が競り勝ちボールをはじき返す。
29分、須藤からの縦パスをクライトンがスルー、その先で受け取った平林が中央の中山へグランダーのクロスを狙うが、これは通らなかった。
30分、藤田からクライトン、中村へとダイレクトで繋いだパスから中村がエリア内へスルーパスを狙うが誰も追いつく事ができずゴールラインを割ってしまう。ここで前半の30分が終了。ここまで得点シーンはないが、サイドからのクロスや中央での素早いパス交換から何度かチャンスを作り、あとはシュートまで持っていく部分での修正が期待される。
後 半(30分)
約10分の休憩とミーティングを終え、メンバーを入れ替え後半戦キックオフ。
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ビブス組:川島、中谷・井川・古賀・角田、クライトン・須藤・吉村・藤田、エドアルド・中山
練習着組:広野、練習生1・諸江・練習生2、井上・高橋・セバスティアン・西川・津田、片桐・平山
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2分、吉村からのパスを受けた角田が右から中央の藤田へ向けてクロスを上げるが、飛び出した広野にキャッチされる。
4分、最終ラインでボールをカットした古賀から藤田への縦パス。これを受けた藤田が中盤で1人かわしてタメを作り前線へロングパスを狙うが誰もあわせる事が出ずゴールラインをわる。
6分、左サイド、中谷からのクロスにエドアルドがヘディングであわすがジャストミートできず、ゴール右へはずす。
8分、右サイドを上がった吉村からのバックパスを受けた角田が左足でクロスを上げ、これに中山が頭であわすがクロスバーの上を越えてしまう。
10分、吉村から角田へのスルーパスをディフェンスがカットし、ビブス組の右からのコーナーキック。吉村が蹴ったボールにエドアルドがヘディングであわすが広野が書き出し、もう一度右からのコーナーキックに。吉村が再度蹴っていくが、ボールが近く、広野にキャッチされる。
12分、練習着組・片桐からのロブパスに抜けたセバスチャンが一旦戻したボール、平山が左足でシュートを打つがゴールの左にそれてしまう。
13分、練習着組・左サイド、フリーでボールを受けた井上から中央の高橋へ、ドリブルで上がって左足でミドルシュートを放つが浮いてしまい、クロスバーの上を越えていく。
15分、中央で後ろ向きにボールを受けた藤田が素早いターンから右・吉村の前方へロングパスを送るが、追いつくことができなかった。
19分、須藤、クライトン、エドアルドと繋がったボール、エリア手前の位置でエドアルドが倒されフリーキックとなる。
ここで一旦時計を止めてフリーキックの練習に。藤田が2本、エドアルドが3本蹴るが、広野の正面やゴールポストに当て、ゴールにはならず。
23分、中盤・右寄りでボールをカットした吉村がそのままドリブルで上がりミドルシュートを打つが、クロスバーの上を越えてしまう。
25分、中山のポストプレーからクライトンがエドアルドの前方へロングパス、これに追いついたエドアルドが持ち込もうとするがディフェンスに追いつかれシュートまで持ち込む事ができなかった。
30分、中央・藤田から右サイドを上がる吉村へスルーパス。ここから中央へクロスを上げていくが誰もあわせる事ができず、ゴールラインを割っていく。そしてここで試合が終了。
フォーメーションや攻撃パターンの確認が目的の紅白戦とはいえ、両チームとも得点のない残念な結果に。しかし、ミッドフィールドでの盛んなポジションチェンジや前線での競り合いなど、今後に大きな期待も残す試合となった。
選手達はしっかりとクールダウンを行い、各々、宿舎へ戻っていった。実質3.5日というミニキャンプで、これで半分を折り返した事となるが、ここまで怪我人もなく、好天にも恵まれ戦術トレーニングを中心に予定通りのキャンプをこなしていけているようだ。

藤田選手:
Q:午前中、古賀選手や増川選手と話している場面が目立ちましたが、どう言った話を?
A:ディフェンスの確認の話をしていました。後ろの選手が守りやすいために前をどう動かすべきかという事を話し、監督が求める守り方に対してベストの動き方を探っています。そのためにはみんなで声を出して話しながらやっていかなければいけませんし、そうやっていこうよ、という話をしていました。
Q:昨日今日といろいろなポジションでプレーされていましたが、手応えの方は?
A:何処でやるべきかは最終的に監督が決める事ですし、それを気にせず、自分のコンディションを上げていく事を気にしてやっています。
Q:選手達の特徴は把握できました?
A:よくわかってきました。実際に対戦していた頃の印象とは違う部分もありますし、中に入ってみないとわからない事もあります。ただ、これからもっとそう言う事が増えてくるでしょうし、楽しみですが、それ以前に僕自身の事をわかって貰う事が一番大切ですし、努力しています。

中山選手:
Q:ヘディングでのシュートが目立ちますが?
A:別に頭が得意とか左足が得意とか言うわけではありませんし、状況に応じて使い分けていきたいです。
Q:シュート打つ時に意識している事は?
A:最低でも枠の内側に打たなければいけません。枠に行けば何かが起きるかもしれませんし、枠に行かない事には何も始まりませんから。
Q:チームに合流してしばらく立ちますが、連携面での不安は?
A:不安は最初からありませんでしたし、あとはどんどん積み上げていくだけだと思っています。
Q:前線からの守備が目につきますが?
A:ディフェンスは後ろだけの問題ではありませんし、前線から追う事で後ろが守りやすいのなら貢献したいです。それに、前線の高い位置で奪えればそれだけチャンスにも繋がりますから。
Q:今週末はガンバ大阪とのプレシーズンマッチですが、特別な意識は?
A:特別な意識はありませんが、今まで一緒にやっていた選手と試合できるという事で楽しみにしています。
Q:練習場へは毎回1番乗りのようですが?
A:そうですね、できるだけ早く来ていますから。

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