Obrigado!マルケス選手トーク&サイン会の模様
 5月22日(日)、名古屋グランパスエイト・オフィシャルショップ「クラブグランパス」にてマルケス選手参加による「トーク&サイン会」が行われました。
 今月末をもってブラジル・アトレチコミネイロへ移籍するため、これが最後のイベント出演となるマルケス選手会場には朝6時から待っていたという方を先頭に100名以上のファンが駆けつけ、明るい雰囲気での開催となりました。
 司会にスタジアムDJでおなじみケン・マスイ氏を迎え約30分、グランパスでの活躍や日本での生活、スタジアムでの応援についてなど様々な話題が繰り広げられました。
トークショーの模様
Q:5月一杯を持ってチームを離れるという事を、チームもファンも、とても残念に思っていますが?
グランパスで仕事を出来たと言う事を大変誇りに思っています。そして、今日のような日曜日の午前中から、多くのファンにイベントにお越し頂いた事を本当に嬉しく思います。また、みなさんの応援も私にとって誇りですし、良い思い出となりました。
今回、家族のためにブラジルへ戻らなければならない時期となってしまいましたが、またいつか、日本へ戻ってきてプレーをしたいと思っています。
Q:来日初日、ナディアパークでのイベントから2年が立ちますが?
あの時の事は今でも良く覚えています。日本、名古屋という土地へ来たばかりで驚く事ばかりでしたが、ファンの皆さんに温かく向かい入れて頂いて、このクラブでやっていこうと決心することが出来ました。
Q:日本での生活、サッカー以外でもなにか新しい発見はあったのでしょうか?
食生活、文化、人、全てがブラジルと大きく違いましたが、ここに慣れていく事が重要だと思ってきました。そしてその努力の結果、今のようなファンに受け入れて頂けたのだと思っています。
Q:その日本での生活、大好きな日本食とかはできましたでしょうか?
いろいろと試してみましたが、「すし」と「焼きそば」が好きですね。
Q:日本のサッカー、Jリーグについては?
Jリーグには驚かされました。来日する前に想像していたより遙かにレベルが高く、リーグとしての組織もしっかりしていました。スポンサー体制などもすばらしく、すごく好印象を持ちました。
いまちょうど予選を戦っていますが、日本代表もW杯へ出場する事が出来れば、必ず活躍出来ると思っています。
Q:グランパスエイトの選手で、海外でも通用するとしたら誰でしょうか?
誰か個人を言う事は出来ませんが、いまのグランパスは若いチームですし、全員がもう少しグランパスで経験を積みながら、チャンスがあれば海外でのプレーにチャレンジして欲しいですね。
Q:マルケス選手自身、グランパスではどの選手とのプレーがしやすかったのでしょうか?
中谷が左サイドにいる時はプレーしやすかったですね。彼はボールを受けるとすぐに僕をさがし、良いパスを出してくれましたから。
Q:日本で気に入って買ったものは?
電化製品はよく買いました。外国から来た人たちにとって、日本の電気製品は驚きですから。
Q:アウェーの試合など、名古屋以外にも日本の他の都市へ行かれたかと思いますが、印象に残っている街は?
アウェーでの試合の時は、本当に試合をするためだけに行っているため、ホテルと競技場の行き来だけですからあまり他の都市は知らないのですが、休みの時に、子供を楽しませるために東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン、そして沖縄などに行きました。僕自身が子供ですから、U.S.J.は楽しかったですね。(笑)
Q:スタジアムや練習場以外で、名古屋の街ではどう言ったところへ行かれたのでしょうか?
栄へは良く来ましたね。ただ、試合に勝った時などは買い物を沢山させられるので、お店が閉まった午後10時以降に来るようにしていましたが。(笑)
Q:サッカー以外では何が好きなのでしょうか?
テレビゲームが好きです。テレビゲームでもサッカーばかりですが。
Q:サポーターからの応援はどうでしたでしょうか?
大好きで、いつも心に残っています。声援いただくことで僕自身のテンションも上がり、ピッチ上で良いプレーが出来たと思っています。
Q:ここ数試合、ゴール裏サポーターからマルケス選手へのメッセージの書かれた横断幕が貼られていますが?
先日の、豊田スタジアムでの神戸戦(5/14)の時に初めて見ましたが、驚くと共に、すごく幸せを感じましたし、ファンのためにも頑張ろうとも思いました。
Q:移籍先のアトレチコ・ミネイロについては?
僕の家もあり、2人の子供が生まれた所でもありますし、自分の街に戻るという気持ちです。
Q:グランパスエイトと、マルケス選手の加わったA.ミネイロが対戦したとすると、どう言うスコアになりそうでしょうか?
そうですね、4−4で同点でしょうか。(笑)
Q:マルケス選手自身、グランパスでのベストゴールを上げるとすると?
沢山の素敵なゴールをあげてきたかとは思いますが(笑)、ベストゴールをあげるとすると昨年のセレッソ大阪戦、ハットトリックを決めたゲームでの2点目、相手ゴールキーパーの頭上を越えて決めたあのシュートですね。
Q:グランパスからA.ミネイロへ連れて行きたい選手は?
ナカタニ。(笑)あと、今は大きな怪我でしばらく戦列を離れていますが大森はすばらしい選手で、ブラジルのどのクラブへ行っても通用すると思っていますし、楢崎、中村、吉村などもすばらしい選手だと思っています。
Q:日本とブラジル、それ以外の国でやってみたいリーグは?
何年か前に今の質問を受けていればヨーロッパと答えたでしょうが、今は、日本でプレーした事を誇りに思っています。日本での経験をもってブラジルに戻るという事にも満足しています。
Q:最後に、サポーターへメッセージを。
これからは一番のサポーターとしてブラジルからグランパスを応援していきます。サポーターの皆さんには、今の素晴らしい応援を続け、チームを支えて頂きたいです。
 トークショーに続いて約1時間、マルケス選手とファンの方々による握手会、サイン会が行われました。
 レプリカユニフォームやTシャツ、イヤーブックや選手カードなど、ファンの皆様が持ち寄られたアイテムへのサインや握手、記念撮影、ファンからマルケス選手への挨拶などが続き、「オブリガード!」(女性が使う場合は「オブリガーダ!」となるそうです。)の言葉が途切れることなく聞こえていました。
 次節、瑞穂陸上競技場で行われるヤマザキナビスコカップ:鹿島戦(5/28)がマルケス選手にとって最後のグランパスでの出場機会となります。Jリーグ・ナンバー1と言われるるテクニックもこれで見納め、ぜひスタジアムへお越しください。