8月2日(月)
 およそバスで30分かけて着いたところは、大きな木々が生い茂り、気温も湿度も麓よりも間違いなく低く、心地よい風が吹く、快適なジャングルでした。早速、地元のインストラクーターである、“隊長”に先導されて、ちびっ子達は山へと入ってゆきました。つい先ほどまで炎天の下で、汗をかきながら過ごしてきたとは思えないほどの元気さを見せつけてくれました。。
 途中で、あちこちに設置されている遊具を見つけると、次々とコーチのアシストの下、いろんなものにチャレンジを始めました。ロープに揺らされたり、高い木の上にもうけられた見張り台へあがっていったりと、普段、都会にいてはなかなか体験できないことを、この日ばかりは十分満喫できたようです。約2時間とそんなに長い時間ではありませんでしたが、ちびっ子達には大変楽しめた、充実した内容のジャングル探検となったようでした。
 ゆっくりと山を下りたちびっ子たちは、待っていたバスに乗り込むと、直ぐに古川の町へと戻ってゆきました。そして、宿に着くと、早速たまった埃と汗を流すためのお風呂の時間です。午前・午後としっかり汗をかいたこともあるので、じっくりと時間をかけての入浴となりました。

 午後6時15分過ぎ、待ちに待った夕食の時間がやってきました。お風呂でしっかりと汗と疲れを洗い流して爽やかな表情となったちびっ子たちは、涼しい風が心地よい、川縁へとやってきました。食事の前には、コーチから食事のマナーなどについて簡単な説明が話されましたが、ちびっ子達にはご主人の焼く飛騨牛の香ばしいにおいの方が気になるようで、ほとんど話など聞いていない様子でした。「いただきます」の声がかかると、すぐさまプレートを持って、肉の前に長い列を作り始めまたちびっ子達。さすがに一日中、たっぷりと汗をかいての日程だったこともあって、どの子も食事を残すことなく、しっかりと平らげていました。
 食事のあと片づけをしっかりと終えると、ちびっ子達は待ちかねた花火の時間を迎えました。3年生ともなると、以前にもこのキャンプに参加した子も多いようで、この花火を、最終日の試合以外では、一番楽しみにしていた様子で、食事中からうずうずして待っていた子は、我先にとコーチから手渡される花火を嬉しそうにもらっていました。
 朝からたっぷりと日程をこなしたちびっ子達。今夜は間違いなく、ぐっすりと休めるはずでしょう。明日で、いよいよサマーキャンプも終了です。怪我や病気をしないように気を付けて、最後のサッカーを、タップリと楽しんで帰ってほしいですね。みんな、お休みなさい!そして、コーチ達もお疲れ様でした。明日も頑張りましょう。