2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第19節:ジュビロ磐田vs名古屋グランパス

最終更新日時 2013/08/04 16:19

AWAY GAME

ヤマハスタジアム 8/3(土) 19:04キックオフ

試合前

南側サイドスタンドが建て替えられ、従来のホームとアウェイが入れ替えられた新ヤマハスタジアム。2013J1第19節はアウェイでジュビロ磐田との対戦となる。

その新スタジアムのこけら落としイベントし、藤田俊哉氏、ハンス・オフト氏らジュビロ磐田の創世記、そして黄金期を支えたOB達がピッチ上に登場しセレモニーが行われると、Jリーグファンなら誰もが知る豪華な顔ぶれに、この時ばかりはグランパスサポーターからも拍手が送られていた。

華やかなセレモニーを終えた午後6時30分少し前、ウォーミングアップのため選手達がピッチへと姿を現すと、北側サイドスタンドに陣取ったグランパスサポーターから拍手と歓声が沸き起こった。

現在リーグ戦3連勝、特に前節鹿島戦では久しぶりに内容面でもある程度納得のできる試合で、1桁順位まであと少しの11位に上げたグランパス。今日の対戦相手ジュビロ磐田は今シーズンここまで、予想外の不調により17位に沈むが、日本有数のセンターフォワード前田、若い山田ら警戒すべき選手が多く、簡単なゲームは想像出来ない。

しっかりと日を浴び育った芝生は見た目には深く、キックオフ1時間前には散水され柔らかそうでもあるが、ウォーミングアップを行う両チームの選手達はスタンドとピッチの距離が近いサッカー専用スタジアムの臨場感を味わいながら、しっかりとピッチの感触を確かめているようだ。

前半

リニューアルされたヤマハスタジアム。メインスタンドから向かって右にホーム・磐田、左にアウェイ・名古屋のサポーターが陣取るスタジアム、両サポーターの歓声に包まれる中22人の選手がピッチへと姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、阿部の4人。藤本、中村、ダニルソン、小川の4人が中盤を構成し、玉田、ケネディの2トップ、おなじみとなった4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った白のユニフォーム・名古屋に対し、磐田ボールでキックオフ。

1分、左サイドから持ち上がった磐田・松浦のペナルティエリア内へのパスは、闘莉王がタッチラインへとクリア。
2分、磐田ディフェンスラインへのボール回しに玉田、藤本がプレスを仕掛けるが、ボールは磐田・伊野波に前線へとクリアされる。
3分、センターサークル内でダニルソンが相手パスをカット。素早く玉田、ケネディ、左の小川と繋ぎ、中へのクロスは相手ディフェンスにクリアされる。
4分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールをニアサイドの闘莉王が足先で触るが、ボールは枠のゴールラインを割る。
5分、名古屋陣内右へ抜けようとする磐田・松浦の前を狙ったボールは増川がクリア。
6分、磐田陣内左で増川が相手パスをカット。左の玉田の前を狙うが、ボールは磐田・チョにクリアされる。

【得点】
8分、磐田陣内右の田中(隼)からのアーリークロス。これをペナルティエリア内のケネディがヘディングで落とすと、走り込んだ小川が頭で押し込み、幸先良く名古屋が先制ゴールを奪った。

10分、名古屋陣内右でボールを受け中へと持ち替えた磐田・駒野のミドルシュートは枠の右へと外れる。
12分、名古屋陣内でボールを奪った磐田が右前方へ流れる磐田・前田へと狙うが、増川が奪い、ボールをクリア。
13分、名古屋陣内左で磐田・松浦へ楔のボールは、田中(隼)がスライディングでタッチラインへとクリア。
14分、センターサークルでボールを受けた小川が磐田・藤ペクに倒される。このプレーで磐田・ペクにイエローカードが提示される。
15分、ハーフライン上の闘莉王から磐田・ペナルティエリア内左へ走る小川の前を狙うが、このボールは直接ゴールラインを割る。

前節から中2日、疲労回復が心配されたが、比較的涼しい事もありしっかりと動けている印象の名古屋。小川の今季7ゴール目で先制したが、アウェイでのゲーム、攻守のシーンを見極めさらなる追加点を奪いたい。

16分、磐田・小林が名古屋陣内中央でボールを受けるが、ディフェンスに戻ったケネディがスライディングでボールを奪う。
17分、ケネディのポストプレーから左でボールを受けた玉田。縦へとドリブルを仕掛けるが、ペナルティエリア手前で相手ディフェンスのスライディングによりボールはクリアされる。
19分、磐田・山田が左からペナルティエリア内へドリブルを仕掛けるが、間合いを見た闘莉王がボールをカット、こぼれ球を田中(隼)がクリア。
21分、左サイド高い位置でボールを受けた磐田・松浦からグラウンダーのクロスは、闘莉王がゴールラインへとクリア。
22分、磐田・左からのコーナーキックはニアサイドでのこぼれ球を中村がクリア。こぼれ球を再度繋いだ磐田、ゴール前で楢崎と競り合い、浮いたボールを拾った磐田・前田の至近距離のシュートも楢崎がしっかりと抑える。
23分、右サイド開いた位置でボールを受けた磐田・前田のドリブルからのシュートは楢崎が抑える。
24分、右サイドの磐田・ペクからのアーリークロスは田中(隼)がヘディングでクリア。
26分、自陣ペナルティエリア付近で磐田・山田と接触した闘莉王が足を痛めた様子のため、一旦プレーが止められるが、自身で確認し、そのままプレーを続ける。
28分、ハーフライン近くから磐田・松浦のドリブルを阿部、ダニルソンで挟み込んで止めるが、このプレーでダニルソンにイエローカードが提示される。

【失点】
29分、左サイドから磐田・松浦がドリブル突破。ダニルソンのディフェンスでバランスを崩すが立て直すと、闘莉王のディフェンスも交わし、ボールをマイナス方向へ。ここに走り込んだ磐田・山田にゴールを許してしまう。

前半15分過ぎからは少しペースが落ち、追いつかれた名古屋。もう1度ペースを取り戻し、勝ち越しゴールを奪いたい。

32分、右サイドを上がった磐田・駒野のクロスは楢崎がキャッチ。
34分、名古屋陣内左で磐田・松浦のドリブルはダニルソンがカット、ボールは磐田・松浦に当たりタッチラインを割る。名古屋ボールのスローインを奪った磐田。ペナルティエリア手前での浮いたボールを磐田・前田が右足で直接狙うが、このシュートはクロスバーを超える。
35分、藤本からのボールを左で受けた小川が縦へのドリブルからクロスを狙うが、このボールは直接ゴールラインを割る。
36分、ハーフライン上で相手パスをカットした闘莉王がそのままドリブルを仕掛けるが、磐田・藤田にスライディングで倒されてしまう。
37分、左サイドを上がった磐田・山田からグラウンダーのクロス。ダニルソンが触り、こぼれたボールを磐田・松浦に合わせられるが、このシュートは闘莉王が枠の外へとクリア。磐田・左からのコーナーキックはニアサイドのケネディがクリア。
40分、阿部からのクロスが流れると、ケネディが追い、右を上がった田中(隼)へ。ここからの中央の小川を狙ったクロスは相手ディフェンスにクリアされる。
41分、磐田ペナルティエリア左でボールを受けたケネディから中へのクロスは、相手ディフェンスにクリアされる。
42分、磐田陣内左で磐田・駒野とこぼれ球を競り合った小川が交錯、ここは小川のファールを取られる。
43分、ダニルソンがハーフライン左からドリブルを仕掛けるが、ここは相手のファールで止められてしまう。
44分、磐田ペナルティエリア右でドリブルを仕掛けた藤本が倒され、フリーキックを得る。
45分、この位置からのフリーキック、藤本が左足で上げたボールは磐田・川口にパンチングでクリアされる。さらに右を上がる磐田・ペクの前でカウンターを狙われるが、玉田が戻り、ボールをタッチラインへとクリア。
(ロスタイム表示:2分)

ロスタイム1、自陣左の阿部から前を狙ったボールは磐田・チョにヘディングでクリアされる。
ロスタイム2、自陣左でダニルソンが引っかけられフリーキックを得るが、このボールを楢崎が前線へ蹴ったところで前半終了。

小さいながらも満員のサッカースタジアムの臨場感も相まり、白熱した展開となった前半。先制しながらも追いつかれたアウェイの名古屋だが、後半もしっかりと戦い、勝ち越しゴールを奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、磐田ペナルティエリア手前でケネディがボールを落とすと、玉田がダイレクトで右の田中(隼)へ。しかし、ここはタイミングが合わず、ボールはタッチラインを割る。
2分、センターサークル内の増川から右サイドを上がる田中(隼)を狙ったボールは、磐田・宮崎にタッチラインへとクリアされる。
3分、闘莉王から楔のボールを受けた玉田が前へ向き直し、磐田・ペナルティエリア内へ進入するが、相手ディフェンスに押さえられボールはゴールラインを割る。
4分、名古屋陣内でボールを受けた磐田・前田のドリブルは戻った中村と増川がカット、再び拾った磐田・前田からのボールはゴールラインへとクリア。磐田・左からのコーナーキックは増川がヘディングでクリア。
5分、田中(隼)からのクロス。こぼれ球を磐田ペナルティエリア手前正面で拾った小川のシュートはクロスバーに嫌われてしまう。
7分、玉田のパスから左の小川、さらに外をオーバーラップしたダニルソンからのクロスは中央で相手ディフェンスにクリアされる。
8分、左サイドハーフライン付近で磐田・前田のカウンターを狙うドリブルを増川が倒し、このプレーで増川にイエローカードが提示される。
9分、磐田・左からのアーリークロスは闘莉王がゴールラインへとクリア。
10分、磐田・左からのコーナーキックは中央の競り合いで磐田のファール、名古屋ボールのフリーキックとなる。
11分、ハーフラインを超えた小川から藤本、エリア内左の玉田へ繋ぎ、リターンボールを藤本が左足で狙う。しかし、戻りながらのシュートでバランスを崩し、ボールはクロスバーを超えてしまう。
13分、右サイドゴールライン付近でボールを受けた磐田・前田の中へのドリブルは、増川がボールをゴールラインへとクリア。磐田・右からのコーナーキックは中央の増川が高いヘディングでクリア。
15分、ペナルティエリア近くへ上がった闘莉王から右の田中(隼)へ。ここからのクロスを中央で待つケネディが磐田・伊野波に倒され、PKを得る。このファールで磐田・伊野波にイエローカードが提示される。

後半に入ってもお互い展開の速い、白熱したゲームが続く。名古屋としてはアウェイゾーンを満員で真っ赤に染めるサポーターの期待に応えたい。

【得点】
16分、このPKをケネディがゴール左上に押し込み、沸騰するサポーターの目の前で勝ち越しゴールを奪った。

18分、磐田・前田がペナルティエリア内右でボールを受けるが、闘莉王が密着でマーク、ボールをゴールラインへとクリア。磐田・右からのコーナーキック。中央でこぼれ、再び磐田・右からのクロスは闘莉王がヘディングでクリア。
19分、磐田・川口からのボールをハーフライン付近の闘莉王がヘディングで前へ狙うが、オフサイドポジションにいた玉田はプレーを続けられず、ボールはクリアされる。
20分、右サイドを上がった磐田・駒野が2度の切り返しで阿部のマークを外し、中へのクロスを狙うが、ボールは直接ゴールラインを超える。

21分、磐田1人目交代:ペク→金園

22分、磐田陣内左高い位置で一度抜けたボールに追いついたケネディが倒され、フリーキックを得る。
23分、磐田左コーナーフラッグ付近から名古屋ボールのフリーキック。藤本が高く上げたボールをファーサイドの闘莉王がヘディングで叩くが、ボールはクロスバーを超える。
24分、左へ開く磐田・金園へのボールは中村が競り合い、ボールは磐田・金園に当たりタッチラインを割る。
25分、名古屋陣内右タッチライン際から磐田ボールのフリーキックは、ファーサイドのダニルソンがゴールラインへとクリア。
26分、磐田・左からのコーナーキック。中央でのこぼれ球を磐田・松浦に狙われるが、このシュートは増川が体でクリア。
27分、磐田・右からのコーナーキックはニアサイドのケネディがヘディングでクリア。これを拾いカウンターのドリブルを仕掛けた藤本が磐田・小林に倒されると、このプレーで磐田・小林にイエローカードが提示される。
28分、ケネディからのボールに左サイドを上がった阿部からのクロス。小川が強引に頭で飛び込むが、相手ディフェンスと激突、ここは小川のファールを取られる。
29分、名古屋ペナルティエリア内右へ開きボールを受けた磐田・松浦の低いクロスは、阿部がゴールラインへとクリア。

30分、磐田2人目交代:松浦→山崎
磐田・右からのコーナーキックは中央の増川がカット。こぼれ球をペナルティエリア外で拾った磐田・山田のループシュートは、戻りながら楢崎が枠の外へと弾き出す。

ケネディが自ら得たPKで勝ち越しに成功した名古屋。試合は残り15分。アウェイでのゲーム、点差を考え、守りの意識を強めながら、チャンスがあればカウンターを狙いたい。

31分、自陣で闘莉王のパスカットからダニルソン、さらに陣内右を上がる玉田の前を狙うが、このボールは直接タッチラインを割る。
32分、ディフェンスラインからのボールを左高い位置で磐田・前田がキープするが、増川がボールをタッチラインへとクリア。
35分、右からのクロスのこぼれ球を自陣ペナルティエリア内で阿部が競り合い、こぼれ球を磐田・金園が狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。

【得点】
36分、左サイドハーフラインを超えた位置でボールを受けたケネディ。足下でのキープで中よりの玉田の上がる時間を作ると、完璧なスルーパス。完全抜け出した玉田が前へ出る磐田・川口の頭上を浮かせるシュートを決め、2点差とするゴールを決めた。

【失点】
37分、名古屋ペナルティエリア手前から右へのボールに抜け出した磐田・金園にシュートを決められ、またも1点差とされてしまう。

38分、磐田3人目交代:伊野波→山本

39分、名古屋・左からのコーナーキック。小川の入れたボールは中央でケネディらが競り合うが、ファーサイドへ流れ、クリアされる。
40分、自陣左で小川と磐田・山崎が交錯。こぼれ玉を磐田・山崎が拾いドリブルを仕掛けるが、ダニルソンがカット、阿部がクリア。
41分、名古屋ペナルティエリア内右ゴールライン付近で磐田・前田がドリブルを仕掛けると、一旦スピードをゆるめ、阿部と交錯。しかし、ここはノーファール、ボールはゴールラインを割る。

42分、名古屋1人目交代:小川→ダニエル
磐田・右からのコーナーキック。中央で合わせられるが、ボールはディフェンスに当たり枠を外れる。

43分、磐田・右からのコーナーキックは中央でディフェンスがクリア。こぼれ球を拾ったダニルソンが右へ流れながらドリブルを仕掛けると、磐田・山田に倒される。このプレーで磐田・山田にイエローカードが提示される。
45分、磐田ペナルティエリア内右でケネディが粘り、コーナーキックを得る。名古屋・右からのコーナーキックは時間を考えショートで繋ぎ、時間を使う。
(ロスタイム表示:5分)

ロスタイム1、名古屋2人目交代:玉田→矢野

ロスタイム2、磐田陣内右タッチライン際で田中(隼)が倒され、フリーキックを得る。ここも短く繋ぎ、時間を使う。
ロスタイム3、磐田陣内右で磐田・山崎へのボールは阿部がタッチラインへとクリア。
ロスタイム4、名古屋ペナルティエリア手前の磐田・前田への楔のボールは、闘莉王が奪いクリア。
ロスタイム5、右サイドで粘った磐田・駒野からのクロスは、阿部が体でゴールラインへとクリア。磐田・右からのコーナーキックはニアサイドの矢野がヘディングでクリア。再び拾い、磐田・右からのクロスは増川がクリア。
ロスタイム6、自陣でボールを奪ったダニルソンが右サイドをひたすらドリブル突破、サポートのケネディへボールを繋いだところで試合終了。

玉田の4試合連続ゴールで2点差としながら得点直後の失点という課題は克服できなかったが、それでもアウェイで勝ち点3を獲得。勝ち点を27とし次節、「アカイ大作戦」と銘打ち、サポーター、クラブが一体となり集客キャンペーンを行う浦和戦に向け大きな勝利となった。


試合終了後記者会見

130803-mr.jpg今日は全体を通してエキサイティングなゲーム内容だったと思います。ジュビロにとってもグランパスにとってもオープンな、どちらに転んでもおかしくないゲームでした。両チームとも攻撃的なサッカーでしたし、1試合で5ゴール、観ている方々も楽しかったのではないでしょうか。今日は我々が勝者でしたが、アウェイでのゲームは難しいものですので、結果を出せたことに満足しています。

Q.ケネディ選手と玉田選手が調子を上げていますが、監督から見て現在の二人の印象をお聞かせください。

問題は、シーズンが始まって6ヶ月で理解してくれたことです(笑)。これは冗談ですが、今日は本当に、攻守にわたって素晴らしいプレーを見せてくれました。カバーするべき場所、相手のセンターバックへのプレス、そしてフィニッシュの面でしっかりと得点も決めてくれました。これ以上何を求めるのかというくらい素晴らしいプレーでした。選手達へはいつもはケネディへのアシストを話していますが、今日はそのケネディが周りの選手をアシストしました。

Q.前半の終盤はジュビロ磐田にペースを握られましたが、後半開始から再び名古屋がペースを取り戻しました。どういった指示を出されたのでしょうか?

前半30分過ぎまでは我々が支配していました。それ以降はジュビロ磐田が組織的にプレーしペースを握りました。1-1でのハーフタイム、後半はどちらに転んでもおかしくないゲームになると思っていました。選手への指示としては自分達のペースを維持し戦ってほしいと伝えました。それが実り素晴らしいサッカー、我々がしたいこと、必要なことをしっかりと出し切り、そして勝利しました。

Q.これで4連勝となりましたが、何が要因で結果が出ているのでしょうか?

自分達のペースを見つけ、しっかりとトレーニングすることで結果が出ているのだと思います。以前よりもより多くのことを選手に伝えていますが、それが身に付いているのだと思います。私としては現在の勝点がどうとかは考えず、次の試合でどうすれば強いグランパスを出せるのかということを考え、話しています。

例えば今日の玉田のゴールでこの試合は決まったと思いましたが、1分後にジュビロ磐田のゴールで再び1点差とされました。その時点で戦術的な変更に迫られました。相手の駒野選手が高いポジションで攻撃を仕掛けてきていましたし、そのポジションで何かを変えなければいけなくなったので、ダニエルを入れて阿部を前に出し、駒野選手に付けて対応させました。本来なら残り10分をあのまま戦いたかったのですが、それでもなんとか守り切り戦うことができました。