昨季、現役大学生ながら特別指定選手として開幕スタメンに名を連ねた逸材で、長身を生かした空中戦の強さはもとより、ビルドアップのセンスにも優れる現代型のセンターバック。計り知れないそのポテンシャルを武器に、正式にグランパスの一員となった今季はレギュラー定着に挑む。
相手を一瞬で抜き去るスピードと強靭な足腰を誇る俊足のアタッカー。昨季は、サイドバックとしてスタートしたが、シーズン終盤は本来のサイドハーフでの起用で奮起した。一度ハマれば軽々とサイドを制圧する。その躍動感が今季はどこで生かされることになるのか?
本職はサイドハーフだが、トップ下やボランチもハイレベルでこなす育成出身の万能型ミッドフィールダー。繊細なボールタッチと明晰なゲームビジョンが最大の武器で、その能力を各ポジションで使い分ける器用さを併せ持つ。サイドではドリブル、トップ下やボランチではゲームメイクで力を発揮する俊英を指揮官はどこで起用するのか?
高校選手権のスター選手が歩んだプロ1年目は、辛く厳しい現実が待っていた。リーグ戦で初の出場機会を得た試合で相手DFとの接触により負傷。選手生命にも関わる重傷を負った。年代別代表にも名を連ねた有望株は、今季はスタートから勝負をかけ、熾烈なFWのスタメン争いに挑む。
卓越したボールテクニックと、高い身体能力を併せ持ち、異質のリズムで相手を翻弄する。飛躍が期待された今季だったが、開幕戦を前に左膝に重傷を負ってしまい、リハビリからのスタートとなってしまった。まずはケガをしっかりと治してもらいたい。
ワールドクラスのサイズは、それだけで"才能"だ。自慢の高さだけでなく、アジリティなどスピード面で強化を図れば、一層の期待が高まる。周囲を動かすコーチングと空中戦では、すでに及第点以上のものがあるだけに、今季は一皮向けた姿を披露したい。
こまめにボールを受けてさばく、小気味良いリズムはチーム屈指。虚を突くドリブルで、DFラインを脅かす。正確なパスは、つなぎでもスルーパスでも活かされ、そのプレーぶりは、年齢不相応はほどに冷静沈着だ。出場機会を増やせられれば、来年のリオ五輪代表への道も開くであろう逸材だ。
高いテクニックで周囲を操る育成出身の生粋のサッカー小僧。チーム一の持久力を持ち、その能力からサイドバックでの起用も試された。しかし、昨季は練習中に右膝前十字靭帯断裂という重傷を負いシーズンをリハビリに費やした。持ち前の明るいキャラクタ−でチームを盛り上げるパーソナリティにも期待が高まる。
昨季は、高校生ながらプロ契約。ワールドカップブラジル大会にもトレーニングパートナーとして帯同するなど、日本サッカー界全体がその成長に注目するプレーヤーだ。今季も引き続き、「高校生プロ」としてその才能を我々に見せて欲しい。
昨季開幕前に、集中して取り組んだ体幹トレーニングの成果で、クロスの鋭さが段違いに向上。ドリブルにも安定感が増し、左サイドでのオーバーラップが武器の一つとして定着した。ボールを持てばスタンドから「突破しろ!」という歓声が上がるようにも。その期待に応えるシーズンにしたい。
188cmの巨体を軽々と飛ばし、セービングする。細かい技術にまだ伸びしろを残すものの、その身体能力は折り紙付だ。偉大なるGK楢崎正剛の後継者候補としての階段を一足飛びに駆け上がる可能性は十分にある。
将来性を買われて昨年夏に加わったが、今季は指揮官の注目も高い期待の点取り屋。当たり負けしない強靭なフィジカルは、すでに10代とは思えず、「得点する」という作業については、ブラジル人のDNAを感じさせる一面も持ち合わせる。
長身ながら柔らかなテクニックを持つ異才。昨季はJ2の大分トリニータへ期限付移籍という"武者修行"を経験し、右サイドバックでの起用にも応えた。今季はDFラインで新境地を拓くシーズンとなる可能性もある。