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| | 第7節を終え、5勝2分勝ち点17で、リーグ2位と好調を維持している名古屋グランパスU-18。第8節・藤枝東との対戦は、7月5日(土)の午後6時15分からトヨタスポーツセンター第2グラウンドで行われた。名古屋の先発メンバーは、GK岩田、DFは右から岸・西部・本多の3バック。MFは三浦・金編・磯村・矢田、FWは奥村・アルベス・加藤の3トップという3-4-3の布陣で試合に臨む。前半は、右にエンドをとった名古屋のキックオフで試合開始。
ゲームは序盤から、両者が試合の主導権を握ろうと積極的に攻撃を仕掛けあう展開となる。開始直後に名古屋は、アルベスから右サイドの磯村、三浦とボールを繋ぎ、相手陣内深くまで攻め込んでゴール前を脅かす。更に2分、FWの加藤が左サイドからシュートを放つ。これは相手DF選手にクリアされるが、チームは3トップを中心とした良い連携を見せる。しかし6分、相手FW選手に左サイドをドリブルで仕掛けられると、名古屋のMF・DF選手が2人がかりで阻むもゴール前まで詰め寄られ、そのままシュートに持ち込まれてしまう。名古屋はシュートを何とかブロックするが、クリアボールは何と無情にもゴールマウスへ吸い込まれてしまう。このオウンゴールで、名古屋はまさかの先制を許してしまう。
相手に先制点を献上してしまったが、チームはすぐに気持ちを切り替えて再びアグレッシブな姿勢を見せる。10分には、磯村が右サイドをドリブルで上がり、ゴール前へと切り込む。磯村のドリブルは相手DF選手に止められるが、右CKのチャンスを得て奥村がゴールを狙う。これは得点にはならなかったが、名古屋は早い時間帯で1点を取り返そうと必死のプレーを続ける。
その後は、お互いに守備を崩してハイポジションまで攻め入るも最後の決め手に欠き、0-1のまま時間だけが経過する。しかし31分、相手の厳しいプレッシャーを受けながらも右サイドを奥村がドリブルで上がり、ペナルティエリア内で相手の裏を取ったアルベスにグラウンダーのラストパスを送る。アルベスは、このパスをワンタッチでゴールマウスにねじ込んで、名古屋に1点目をもたらす。
ゲームを振り出しに戻した名古屋は、サイドチェンジを繰り返して追加点のチャンスを伺う。40分、金編が前線のアルベスへロングボールを送ると、更にタイミングを計って相手の裏を走り込んだ矢田へパスが繋がる。矢田はシュートへと持ち込むが、相手DFにクリアされてしまう。その後も名古屋は、攻撃姿勢を貫く良い形で試合を進め、同点のまま前半を折り返す。
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後半は、右エンドの藤枝東のキックオフで試合再開。
後半4分、左サイドをドリブルで抜け出した矢田が、相手DFに阻まれる寸前で中央の磯村へマイナスのボールを送る。ゴールからは距離のある位置だったが、磯村は勢いよく足を振り抜くと豪快なミドルシュートがゴールに突き刺さる。このゴールで、名古屋は2−1と逆転に成功し勢いに乗る。そして、この得点を皮切りに名古屋のゴールラッシュが始まる。
後半13分、右CK・ショートコーナーから三浦とアルベスがワンツーパスを使ってペナルティエリア内へ入り込むと、中央に詰め寄っていた金編へパスを送る。ゴール前の固い守備に金編は、右に走り込んできた磯村へ一旦ボールを預け、スペースに走り込んでボールを再びもらうと、迷い無く右足を振り抜いて相手を突き放す3点目のゴールを決める。
後半25分、右サイドをドリブルで上がったアルベスが、ペナルティエリアの横で相手MF選手に倒されて、名古屋がFKを得る。あまり角度のない難しい位置だったが、矢田はファーサイドに狙いを定めて左足を振り抜くと、ボールは緩やかな弧を描いてゴールマウスへと吸い込まれる。矢田自身も驚きを隠せない、鮮やかなフリーキックからの直接ゴールでスコアは4-1となり、チームの勢いは止まらない。29分には再び矢田。今度はドリブルで左サイドを駆け上がると、飛び出そうとする相手GKの動きを冷静に見極めてグラウンダーのシュートをゴールに沈め、名古屋に5点目が入る。
31分、名古屋交代:三浦・加藤→小幡・近藤。36分、左サイドで奥村から矢田へ連携良くパスが通り、矢田は左サイドのエリア外からファーサイドを狙ってグラウンダーのボール出す。これに交代したばかりの近藤が、右からスライディングで合わせてゴール。名古屋に6点目が入る。
38分、名古屋交代:矢田→大西。名古屋は5点のリードを保ったまま、6-1のスコアで試合終了。第8節を終えて名古屋は、勝ち点20でリーグ首位に立つと同時に、『高円宮杯第19回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会』への出場を決めた。
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