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厚い雲がたれ込めて、今ひとつはっきりとしない天気の中で開催されたガンバ大阪とのサテライト戦。前日にトップチームが同じくG大阪の前に力の差を見せつけられて敗れてしまっていただけに、意地の内容を見せて勝利を得たいと気合い充分で臨んだ。この日の先発は、GK長谷川、DFは、右から竹内・青山・岩田(U-18)の3人。中盤は、右に小川、左に井上、中央下がり目に須藤、攻撃的な位置には磯村(U-18)と福島が入り、FWは巻と片山の2人。3-5-2の布陣で臨む。
試合は、序盤から勢いに乗った攻撃を見せてきたG大阪だったが、最終ラインの、この日キャプテンマークを付けた竹内が、若い青山や岩田をしっかりと統率し、マークのずれを見せることもなく落ち着いて対処してゆく。しかし、時間が経つにつれて徐々にパスを繋ぐテンポを上げ、スペースへの速い動き出しが増え始めたG大阪の攻撃に押し込まれるようになってしまう。

そして前半27分。左を突破したG大阪・平井に侵入を許すと、最後はゴール前へのボールを中央に入ってきた中山に押し込まれ、G大阪に先制点を奪われてしまう。それでもその後は、福島や磯村が個人技を見せ、巻のポストプレーを活かして、G大阪エリア深くへと攻め入ってゆくものの、ラストパスの精度に欠け、決定的な場面を作ることが出来ず、0-1で試合を折り返す。
後半に入っても、G大阪の攻撃の勢いは衰えを知らず、スピードに乗った攻撃で押し込まれる苦しい時間が続いたが、この日はGK長谷川のセーブが冴え、G大阪の枠を捕らえたシュート を次々と弾き飛ばしゴールを死守していった。

後半18分、名古屋メンバー交代:磯村→鈴木(U-18)。何とか流れを奪おうと、リスクを顧みず人数を掛けた攻撃を仕掛けてゆく名古屋だったが、後半33分、G大阪のカウンター攻撃を受け、G大阪・中山、G大阪・岡本と繋がれて、数的不利のDF陣がバランスを崩されたところを、中央からG大阪・倉田に決められて0-2とされてしまう。しかし36分に、相手陣内左深くの絶好の位置でFKを得ると、井上が蹴ったボールに中央へ頭で飛び込んだ巻がG大阪のゴールを破り、1点差と迫る。

その後も何とか追い付いてやろうと人数を掛けた攻撃を仕掛けてゆくが、全体の運動量が減り、相手陣内へと持ち込んでゆくものの、良い形でボールを繋げない。更に残り時間3分のところで、相手陣内へと攻め入ったボールのカットからカウンターを受け失点してしまう。そして、残念ながらこの日のサテライト戦は、1-3という悔しい結果で試合終了を迎えてしまった。