しっかりとボールを繋ぎながら相手の守備のバランスが崩れたところを狙い、両サイドの渡邊、新川が攻撃を仕掛けてゆく名古屋に対し、中盤の選手がボールを持つと、少ないタッチでパスを繋ぎながら、すぐに前線へとボールを運んでくるガンバ。
序盤は、名古屋が、ガンバの選手の鋭い寄せに苛まれ、なかなか簡単には巻や片山へとパスを送れない時間が続く。6分、裏へと抜け出したガンバ・倉田にフリーで右からのシュートを許すが、これは左のポストを直撃。
10分過ぎからガンバの早いプレイに選手達が慣れ始め、ボールを支配するようになる。ガンバもFW中山にボールを集めてくるが、DF3人が集中した守備でこれを抑える。24分、右の新川が福島とのワンツーで中へと入ったところで左足からのシュートが枠を捕らえるものの、これはガンバGKの攻守に阻まれてしまう。37分には、相手陣内中程やや左でのFKを得ると、これを右に流れる花井が受けてマイナスに入れたボールを、中で待っていた巻がボレーシュートを狙うが、ボールをしっかりと蹴ることが出来ず浮かしてしまう。
44分、左からDFを振り切って抜け出したガンバ・中山にシュートを許す。しかし、飛び出したGK岩田(U-18)が好セーブを見せてゴールを守り、前半は0-0で試合を折り返す。 |