第1節こそ、若手を中心にメンバーを大幅に入れ替えたフェルフォーセン監督だったが、今日はヨンセン・中村・金・大森といった主力をしっかりと入れ、勝ちを意識したメンバーで臨んできた。しかし、その一方でGKに長谷川、DFに吉田と、ユースから上がったばかりの選手を起用し、彼らの勢いに期待する面も見せる。アップから気合い充分の2人がどんなプレイを見せてくれるかとても楽しみだ。 吉村や須藤、玉田というリーグ戦ではベンチスタートが多い選手達も、今日は力が入ったプレイを見せてくれそうなのが、アップを見ているだけでヒシヒシと伝わってくる。ここまでのリーグ戦4試合で、新潟戦以外は全て怪我人が出て途中交代を余儀なくされているという、厳しいチームの状態を考えると、自分達にも何時出番が回ってくるか分からないと言う意味では、ここでしっかりと結果を出すことは重要だ。今日、新潟に敗れてしまうと自力での予選突破の可能性が殆ど無くなってしまうことを考えても、彼らには頑張って欲しいところだ。
6時45分、冷たい空気で張り詰めた雰囲気の中、しっかりと体を解して、気合いを注入し終えた選手達は、納得顔でピッチを去る。