名古屋は立ち上がりから、前半攻撃参加が少なかった酒井がドリブルで持ち上がるようになり試合の流れを掴むと、4分には、吉田からのパスを受けた酒井が縦に突破を見せ、相手DFの裏へのボールを入れてゆく。これに飛び出した新川がGKと1対1に。1度は相手GKが飛び出してボールを押さえようとするが、新川が粘ってボールを運び、見事無人の相手ゴールに流しこんで、待望の先制点を挙げ、ついに0-0の均衡が破れる。
湘南のスピードある攻撃に前半から押され気味だった名古屋もこの先制点でようやく気持ちに余裕が見え始め、落ち着いてボールを回すことが出来るようになり、自分達のリズムで試合を進められるようになる。すると、攻撃陣も相手のスペースを狙った動きを見せ始め、時折中央にポジションを変える花井のトリッキーなパスも交えながら、湘南陣内へと押し込んでゆく。 23分、自陣から出たロングボールを相手DFに競り勝った久保が相手ペナルティエリア近くで落としたボールに花井が詰めて、ダイレクトでシュートを打ってゆくが、これはクロスバーの上へ外してしまう。名古屋としてはもう1点を挙げて、早く試合を優位に進めたいところだ。