Jサテライトリーグ Cグループ 第17日
名古屋グランパスエイト vs ジュビロ磐田

いつも名古屋グランパスエイト公式HPをご覧いただき、誠にありがとうございます。9月25日(日)午後2時より、サテライトリーグ:vsジュビロ磐田戦が行われたましたので、その模様についてお伝え致します。

遠く東に遠ざかったはずの台風の影響がまだ残っているのか、突風のような強い風が西から東に吹き抜けてゆく、ここ東員町スポーツ公園陸上競技場。しかし、そのお陰もあって、抜けるような青空に恵まれた中で、今日の磐田とのサテライト戦を迎えた、我らが名古屋グランパスエイト。監督が代わって、新体制となったチームにおいては、彼らサテライトの選手達にとっては、いろんな意味でチャンスが到来する機会に恵まれたこともあってか、試合前のウォーミングアップから、皆気合い充分だ。

前半は、左にエンドを取る風下の名古屋のキックオフで試合開始。先発メンバーは、GK川島、DFは井川・須藤・諸江の3バック、MFは右に西川、左に渡邊、ボランチは高橋と井上、トップ下には本田、FWは平林と豊田の2人という布陣だ。
前 半
【得点:名古屋:1−0:磐田】
1分、相手ゴール正面、ペナルティエリアのすぐ外でパスを受けた平林が右足を振り抜くと、ボールは相手ゴールネットを揺らし、早速、先制点が決まる。
5分、右サイドを磐田・川口が諸江を交わして入ってこようとするが、判断良く飛び出した須藤がスライディングでボールを奪う。
6分、自陣右深い位置での磐田のFK。磐田・上田のニアを狙ったボールは、簡単に跳ね返してゆく。
【失点:名古屋:1−1:磐田】
9分、ペナルティエリア内へ仕掛けてきた選手を倒してしまい、磐田にPKを与えてしまうと、このPKを磐田・西にゴール右に落ち着いて決められ、早くも1−1の同点とされてしまう。

11分、右から磐田・河村が早めのクロスを入れてくるが、ボールが風の乗って思った以上に伸び、詰めていた選手の頭上を抜けてゆく。
13分、左からの磐田のCK。磐田・西の右足からのボールがゴール前で弾んだところを磐田・河村がヘディングでシュートに来るが、ボールはクロスバーの上へ。
18分、右サイドから西川の入れたボールに上がっていた渡邊が上手く落下点に入りヘディングシュートを狙うが、これは惜しくも相手GKの正面。
22分、自陣右中程での磐田のFK。磐田・上田のゴール前へのボールにあわせた、磐田・松下のヘディングシュートはバーの上へ抜け救われる。
25分、右のスペースへのボールを拾った本田が左足でクロスボールをゴール前へ入れると、豊田がタイミング良く頭であわせてシュートを狙うが、ボールはポストに当たって弾かれてしまい、決めることが出来なかった。

26分、左からのCKのチャンス。本田の蹴ったボールは遠いサイドの諸江を越えてゆくが、こぼれ球を拾った井上がシュートを積極的に狙うが、これはDFに当たって弾かれてしまった。
【得点:名古屋:2−1:磐田】
27分、相手陣内へ押し込んでゆくと、再三シュートを狙うが、相手DFに阻まれてしまう。しかし、最後、本田が相手DFの間を縫う鋭いシュートを相手ゴールに叩き込み、再び磐田を2−1と突き放す。
29分、自陣右中程での磐田のFK。磐田・上田が蹴ると見せかけ、磐田・西が右足で直接ゴールを狙って蹴ってくるが、ボールは大きくゴールを越えてゆく。
32分、中央でパスを受けた豊田が右に上がってゆく本田にあわせて、スペースへと出そうとするが、このボールは相手に読まれて、あっさりとカットされてしまう。追い風を利用して、磐田は積極的に両サイドの裏のスペースへとボールを供給、サイドを使って攻撃を仕掛けてくるが、名古屋も厳しいディフェンスを全員がしっかりと掛けにゆき、相手に思い通りのプレイをさせることなく時間が進んでゆく。

38分、中盤でのこぼれ球を拾った西川が素早く縦のスペースへ出してゆくと、これに反応した豊田が強烈なシュートを放ってゆくが、惜しくも飛び出した相手GKの体に阻まれ、跳ね返されてしまった。
41分、自陣左深くでの磐田のFK。磐田・西の直接狙いのボールは風に乗ってバーの上へと消えてゆく。
43分、須藤の自陣からのロングボールを豊田が相手DFの前に体を入れて落とすと、そのままシュートにゆこうとしたが、このボールは相手GKが先に押さえてしまう。
ロスタイム、高橋がドリブルを仕掛けようとしてボールを磐田・西に奪われると、DFの裏を狙ったスルーパスを出してくるが、磐田・河村が抜け出したところで副審の旗が上がる。そして、前半は2−1で、名古屋がしっかりと主導権を握ったまま終了。

前半は、強い向かい風に苦しめられながらも、効果的な得点で相手に主導権を握らせることなく折り返すことが出来た名古屋。後半はエンドが入れ替わり、追い風を
上手く利用出来るだけに、1点のリードで遠慮することなく、ドンドン相手を脅かすような攻撃を仕掛けたい。

後 半

エンド入れ替わり、名古屋は右から左へと攻め上がる。後半は風下の磐田のキックオフから試合が再開する。磐田1・2人目メンバー交代:河村・西→山本・白井。

【得点:名古屋:1−1:磐田】
1分:左からのCKのチャンス。本田の入れたボールは相手DFがクリア右からのCKに変わると、本田が右からいれたCKのボールにファーサイドに上がっていた井川がしっかりと詰めてゴールを奪い、3−1とする。
4分、右サイドから磐田・川口の入れた早いクロスに、ゴール前で磐田・カマラが飛び込んでくるが、川島が体を張って飛び出しこれを阻止、失点を許さない気迫溢れるプレイを見せる。
8分、川島からのロングボールに、渡邊がDFの裏へと抜け出そうとしたが、DFがコースに入り、ボールを奪ってしまう。

10分、右からのCKのチャンス。この場面で本田が早いボールを蹴ってゆくが、風の乗ったボールは直接ゴールラインを割ってしまう。磐田3人目メンバー交代:森下(仁)→須崎。
13分、右サイドでボールを持って前を向いた西川が、縦のスペースへ長いボールを出して平林を走らせようとしたが、これはタイミングが合わず。
16分、磐田4人目メンバー交代:カマラ→稲葉
19分、西川からのスローインのボールを受けた井上が、エリアの外から積極的にミドルシュートを狙うが、ボールは右に流れてしまう。
21分、右サイドで西川が平林とのワンツーで抜け出すが、これはオフサイドの判定。
24分、右サイドを磐田・藤井、稲葉とパスが通ると、最後、川口が角度のないところからシュートを狙ってくるが、川島がクロスバーの僅か下に来た枠内シュートを片手一本で見事な反応で弾き返し、ゴールを死守する。
26分、名古屋1人目メンバー交代:井上→セバスティアン

28分、相手陣内左中程でのFKのチャンス。この場面でセバスティアンがゴール左隅を狙って、鋭く落ちるボールを蹴っていったが、残念ながらGKの守備に阻まれ、追加点を決めることは出来なかった。
29分、左からのCKのチャンス。セバスティアンのカーブの掛かったボールに須藤があわせにゆくが、相手DFとの競り合いで体勢を崩し、ボールに触れる事が出来なかった。
30分、右サイドを上がってきた井川が豊田に預け、更にドリブルで上がってゆき、最後マイナスに折り返して、詰めてきた平林に預けようとしたが、このパスは相手DFに読まれカットされてしまう。
32分、名古屋2人目メンバー交代:西川→津田

35分、左サイドで本田の出したスルーパスに反応した平林が、これをゴール前へとダイレクトで折り返してゆくと、豊田がこれに詰めてゆくが、その前で体を入れたDFがボールをカットしてしまう。
37分、左からのCKのチャンス。セバスティアンがゴール正面に詰めていた豊田を狙って蹴ってゆくが、コースに入った磐田・松下にボールをカットされてしまう。
40分、名古屋3人目メンバー交代:井川→エドワルド
41分、自陣中央ゴールほぼ正面の位置で磐田のFK。磐田・上田の蹴ったボールは壁の選手が足に当てて跳ね返す。
44分、左でボールを持った本田が風の上手く乗せて柔らかいパスをゴール前の豊田に入れてゆくと、これをシュートにゆくが、ボールは僅かにバーの上へ抜けてしまい、追加点を奪うことは出来なかった。

ロスタイム1、右にドリブルで上がってきた津田がクロスを入れてゆくと、これをファーサイドで受けたエドアルドがDFを上手く交わして、寄せてきた本田に預けてゆく。そして、本田がゴール前に放り込むと、豊田が今度は頭であわせに来るが、このシュートもクロスバーの上へ抜けてしまう。
ロスタイム2、左サイド深い位置で平林がボールをキープ、寄せてきた相手DF2人を振り切って、最後、右足でのシュートまで持っていったが、さすがに疲れたのか、抑えの効かないシュートのボールはクロスバーの上へと抜けてしまう。そして、試合は名古屋が3−1で勝利で終了に。後半は、井川の開始早々の追加点もあって、終始、主導権を握ったまま、完勝で終了を迎えることが出来たことは、今後に向けて、そして、中田監督代行にとっても大きな収穫といえるだろう。最後まで、熱い声援ありがとうございました。