前日発令された“梅雨入り宣言”が嘘のように、この日は朝から快晴に恵まれた東海地方。我らが名古屋グランパスエイトは、すっかり恒例となった、岐阜県関市・中池公園にて開催されるサテライト戦で、リーグ第9日:清水エスパルスとの1戦を迎えた。
前半は左にエンドを取って右に攻め上がるホーム・名古屋に対し、右エンドの清水のキックオフで試合開始。
【得点・名古屋:1−0:清水】 そして、18分、右サイドで津田の落としたボールを角田が放り込んで行くと、左から入ってきた渡邊が豪快なシュート放つ。しかし、これは右のポストに嫌われて弾かれるが、こぼれ球を最後、豊田が押し込んで、これが決まり、先制点に。
豊田の先制点で、しっかりと試合のリズムを掴んだ名古屋がその後は試合の主導権を握るが、清水も山本・太田等が積極的に短いパスを繋ぎながらペナルティエリア内へと入り込んでこようとするが、久し振りの公式戦出場の諸江が、若い井上や青山をしっかりとコーチングしながら清水の攻撃を押さえ込み、エリア内へと入り込んでくる前にきっちり阻止し、相手にチャンスを作らせることはなかった。
後半は、右にエンドを入れ替えた名古屋のキックオフで試合が再開。DF諸江に代えて若い三宅と青山に代えて高橋を、FW豊田に代わっては片桐が交代で登場。前半は豊田が前線で張り、そこにボールを集めていったが、他の選手がやはり高い位置でボールを拾おうとして清水の選手に奪われる場面が途中から目立ち始めただけに、後半はスペースをもう少し有効利用して、積極的にボールを動かして行くことを心がけて行きたいところだ。
後半開始から清水の裏のスペースを狙って渡邊や片桐が積極的に攻め上がるようになり、清水のDFのバランスが悪くなり始める。 【得点・名古屋:2−0:清水】 そして、エドアルドが渡邊とのコンビネーションから再三、左サイドでチャンスを作ると、10分。渡邊が左サイドでキープして相手DFを寄せ付けてできたスペースに出したボールを拾ったエドアルドがそのまま持ち込んで行き、左足でシュートを相手ゴールに叩き込み、見事な先制点を挙げる。。
2−0で試合のリズムを持ったまま、試合が終盤にさしかかって来る頃には、選手達にも疲れが見え始め、平山へボールを集めようとして両サイドから早い時点でクロスを入れて行くが、良い形でボールが収まらず、チャンスには繋がらない。片桐や津田も、地元・岐阜県出身と言うこともあり何とかその前で良い結果を出そうと、前を向いてボールを持つ度に、相手陣内へと仕掛けて行き積極的にシュートを狙って行くが、相手のDFの必死の守備にあって、枠を捕らえることが出来ない。