午後1時30分、午前中から芝生を濡らしていた雨が、ピッチにウォーミングアップで顔を現した選手達と入れ替わるようにして降り止む。選手達だけでなく、関係者・サポーター達にも喜ばしいことだ。 前日に行われたナビスコ杯の影響もあって、両チームとも若い顔ぶれが目立つ今日の1戦となった。 キックオフに先立ち、主催者の方を代表してのご挨拶の後、両チームキャプテン及び、主審に花束が贈呈されました。
7分、右からのCKのチャンス。森が上がっていた古賀に合わせて蹴って行くが、このボールは競り合った相手DFがカット。しかし、このこぼれ球を拾った森がジョルジーニョに預けると、そのまま持ち込んでゴール前へクロスを入れて行く。しかし、これも中央をつめる選手が来る前に相手DFに弾かれてしまう。更に、このボールが山口の前にこぼれると、これをミドルシュート。しかし、これは左に流れてしまい、このチャンスを逃してしまう。 9分、自陣中程やや右での磐田のFK。磐田・ガヴィオンが直接狙って、強烈なシュートを打ってくる。このボールに広野がしっかりと反応、枠内に飛んだシュートのボールをがっちりと止める。 11分、磐田・太田が右から中へと流れながら、左足でシュートを打ってくる。これはDFに当たり、右からのCKに。上田のゴール前へのCKのボールは、古賀がクリアして行く。
19分、相手GKのフィードのボールを、磐田・藤井がトラップして古賀をかわして裏へと抜け出そうとしたが、ここは体を上手く押さえ込み、チャンスを作らせなかった。 21分、縦に出たボールを受けた平山が左にはたくと、これを受けた永芳が更に前へ上がって行くジョルジーニョに繋いで行こうとしたが、相手DFに倒されてしまい、パスを受けることが出来なかった。 25分、自陣中程やや左での磐田のFK。磐田・ガヴィオンが右足でカーブのかかったボールでゴール左を直接狙って蹴ってきたが、ボールは左に流れて行き、枠には届かず。 26分、右からのCKのチャンス。森が蹴ったボールを競り合おうとした平山がエリア内でDFに倒され、これがPKに。 【得点:名古屋:1−0:磐田】 27分、このPKの場面で、ジョルジーニョが落ち着いて、先制点となるゴールを決める。 29分、中央でボールをキープした磐田・ガヴィオンが右のスペースに上がって行く太田に大きく出して行くが、これはボールが長すぎてしまい、マイボールとなる。 32分、右からの磐田のCK。上田の蹴ってきたボールは平山がクリアして行く。 34分、中央の山口が左に上がる永芳にパスが通ると、永芳がこのボールを相手DFを背に待っていた森山に当てて、自らDFの裏へと抜け出して行くが、パスをDFにカットされてしまう。
エンド変わって、右から左へ攻め上がりる名古屋。後半は磐田のボールで再開。 1分、平山が左に流したボールを貰った永芳が、そのまま持ち上がって中へとクロスを入れようとしたが、相手DFに寄せられて、中へと上げて行く前にボールがゴールラインを割ってしまう。 3分、DFの裏への縦パスに抜け出したジョルジーニョが、体勢を崩しながらも持ち込んでシュートを狙うが、慌てたのか左に外してしまう。 4分、磐田メンバーチェンジ:上本→中村 【得点:名古屋:2−1:磐田】 5分、 中央でジョルジーニョの縦のボールを森山が相手DFの間に流すと、これに詰めた平山が右足でシュート。このボールが見事相手ゴールネットを揺らし、磐田を突き放すゴールとなる。 【失点:名古屋:2−2:磐田】 6分、左からのゴール前への、磐田・中村のクロスを受けた磐田・岡本がDFをかわして右足ではなったシュートが決まってしまい、あっという間に磐田に追いつかれてしまった。 8分、山口からの左サイドのパスを受けた永芳が縦に出すと、オーバーラップしていった山口に、永芳がパスを繋いで行こうとするが、間に入った相手DFに阻まれ、ボールを奪われてしまう。 11分、右サイドを突破してきた、磐田・太田がそのまま遠目からミドルシュートを打ってくるが、これは精度を欠き、大きくゴールを越えて行く。 13分、自陣右中程での磐田のFK。直接狙って磐田・上田が蹴ってきたが、ボールはクロスバーの上へ。
25分、右サイドで西川からの縦のボールに森山が抜け出して行くが、相手GKが飛び出して先にボールを奪う。 27分、左サイドから早いパスを中へと繋がれると、最後、磐田・岡本がシュートを狙ってくるが、果敢に飛び出した広野がボールを押さえ込み、このピンチを逃れる。 28分、名古屋メンバー交代:森山→高橋 30分、高橋が右に大きく出して行くと、これを拾ったジョルジーニョが中へと折り返して行く。中央に詰めた西川が、相手DFを上手く引き寄せると、このボールをスルー、フリーで平山が受ける。右足でシュートに行った平山だったが、慌てたのかしっかりと打てず、ボールは相手GK正面に行ってしまい、この決定的なチャンスを逃してしまう。