Jサテライトリーグ Cグループ 第6日
名古屋グランパスエイト vs 湘南ベルマーレ

強烈な日差しが容赦なく照りつける、トヨタスポーツセンターのピッチの上では、両チームの選手達がウォーミングアップを行っている。応援に訪れているサポーターにもさすがに今日の太陽は厳しい。我らが名古屋グランパスエイトは、湘南ベルマーレとの1戦を行う。

午後2時、両チームの選手が登場。
前半は右にエンドを取った湘南に対し、左から右に攻め上がる名古屋。湘南のボールで前半が試合開始。

前 半


【得点:名古屋:1−0:湘南】
1分、左からのCKのチャンス。北村が短く出すと、山口がゴール前へと放り込んで行く。右から詰めたヨンデのヘディングの折り返しに詰めていた深津が頭で押し込んで、早くも1点を得、幸先の良いスタートを切る。
2分、右からのCK。本田のニアへのボールは相手DFに頭でカットされてしまう。
4分、渡邊がDFの裏へのボールに抜け出して行くが、これはオフサイドを取られる。
5分、湘南の左からのCK。湘南・城定のボールは藤田が頭で弾き出す。
6分、左からのCK。今度は北村はファーサイドに大きく蹴っていったが、これには誰も詰め切れず。
8分、相手陣に右深い位置でのスローイン。このボールに氏原が競り合いながらも頭で合わせて行くが、ボールはポストの左に外れる。
9分、左サイドからの本田の早いクロスを相手GKが弾くと、こぼれ球に氏原が詰めて左足でシュートに。しかしこのボールは相手GKの正面だった。

10分、右から湘南・佐野がゴール前にクロスボールを入れてくるが、これは本田が直接キャッチ。
11分、左からのCK。北村が短く出してこれを受けた山口が一旦戻すと、北村はゴール前へと放り込んで行く。詰めていた諸江が頭で押し込もうとしたが、体勢が崩れ、前へは飛ばず。
14分、相手陣内で右にこぼれたボールを藤田が拾うと、中へと放り込んで行く。渡邊が詰めていったが体勢が悪くあわせるのがやっとでボールは横へ流れてしまう。
【得点:名古屋:2−0:湘南】
15分、右サイドから渡邊が入れていったボールを競り合った氏原の競り合ったボールに詰めた本田がこれを左足で押し込み、2点目が決まる。
18分、自陣中央での湘南のFK。湘南・挽地がDFの裏へと出してくるが、これはDFが頭ではじき返す。
20分、DFの裏への長いボールに湘南・佐野が抜け出し本田と1対1になるが、ここは本田が交錯しながらもしっかりとボールをキャッチ、シュートには生かせなかった。
23分、相手ゴール近くでの浮き球に氏原が体を入れながらこれを受けようとするが、体を寄せていた相手DFへのファウルを取られてしまう。
【得点:名古屋:3−0:湘南】
25分、藤田の右サイドからのボールを中央で受けた氏原がシュートに行くが相手DFに阻まれると、こぼれたところに詰めた本田が、今度は右足でこれをシュート、早くも前半だけで3−0となる。
27分、自陣右中程で湘南のFK。湘南・城定が直接枠を狙って蹴ってきたが、ボールはクロスバーの上へ。

34分、右のスペースに出たボールを藤田がゴール前へと放り込むが、これは詰めていた味方選手に届く前に相手DFにカットされる。36分、左から、湘南・戸田が頭で落としたボールに、湘南・石原が拾って入ってこようとするが、深津がしっかりとこれについて行き、シュートに行くのを阻止、ボールは本田が飛び出してキャッチ。
38分、自陣中程やや右での湘南のFK。湘南・佐野のゴール前へのボールは深津がカット。
42分、左サイドを上がる渡邊が中へとクロスを入れると、ファーサイドから北村が詰めてきたが、相手DFと交錯してしまいあわせることができなかった。
残り時間が少なく、体力も無駄に消耗させないことからか、無理に前へとボールを入れて行くことなく後ろでボールを繋ぐ選手達。ここは慌てる必要は全くないこともあり、当然のように時間を稼ぐ事が大事だ。
ロスタイム、自陣右からゴール前へとクロスを放り込んできたが、このボールは本田が落ち着いてキャッチ。前半はこのまま危なげなく終了。暑さもあってか、湘南の中盤でのプレスもあまいことで、前半は名古屋の優位で試合を進めることが出来た。後半もこの勢いでゲームをコントロールしながら、じっくりと戦って行きたい。
後 半

エンド変わって、右から左へ攻め上がりる名古屋のボールで後半開始。

名古屋メンバー交代:本田・中谷・氏原・渡邊→広野・永芳・津田・平山
湘南メンバー交代:船津・城定→植村・青柳

1分、右からのCK。本田が右にポジションチェンジした藤田に短く出すと、これをゴール前に入れて行く。平山が詰めていったが枠には飛ばず。
4分、自陣ペナルティエリア近くで湘南・石原を倒してしまい、危険な位置でFKを与えてしまう。
【失点:名古屋:3−1:湘南】
5分、湘南・佐野のゴールを直接狙ったFKは壁を越えて、右隅に決まり、1点を返される。
7分、DFの裏へのボールに津田が抜け出して行くが、これはボールを先に相手GKがキャッチしてしまう。
11分、相手陣内でドリブルで前に上がって行こうとした北村がエリアの外からミドルシュートを果敢に打っていったが、これはクロスバーを越えてしまう。
13分、右からの湘南のCK。湘南・佐野の蹴ったボールは広野が直接キャッチ。
14分、名古屋メンバー交代:北村→森

19分、右のスペースに出たボールを拾った津田が上がって行くと、ついてきた森にパスを通して行く。貰った森がドリブルでエリア内へと侵入を試みたが、相手DFに阻まれてしまい、シュートまで持って行くことは出来ず。
21分、右からのCKのチャンス。本田が短く出すと、これを受けた山口がファーサイドへクロスを入れる。平山があわせに行くが、その前で相手DFがカットしてしまった。
23分、右サイドをドリブルで上がっていった本田が、相手DF2人に挟まれながらも強引に中へと入って行こうとしたが、相手へのファウルを逆に取られてしまい、これをチャンスへと繋いで行くことが出来なかった。
27分、DFの裏へのボールに湘南・石原が抜けてこようとするが、ここは深津がついて行ってボールをクリアする。
31分、自陣中程左での湘南のFK。左のスペースに早いリスタートのボールを出してきたが、ここはオフサイドでピンチを逃れる。
32分、湘南メンバー交代:石田→永里
34分、自陣中程左寄りの位置で湘南のFK。ここへ来て湘南の押し上げが厳しくなり、守備陣は苦しい展開が続く。ここは何とか全員で集中して守って、失点を防いで行きたいところだ。湘南・佐野のゴール前への長いボールは詰めていた平山が頭でカットして行く。

35分、右からの湘南のCK。佐野の蹴っていたボールはDFがカットするが、クリアが小さくなったところを詰めてきた湘南・石原の左足のシュートはポストの左に外れる。
39分、右サイドをドリブルで森が上がって行くと、中へと切り込もうとしたが、相手DFに前を阻まれボールを奪われてしまう。
41分、湘南の左からのCK。佐野のファーサイドへのボールは広野が飛び出してパンチングで弾くと、こぼれたところを自らキャッチに行く。
42分、相手陣内ほぼ中央でのFKのチャンスを得る。山口・藤田とワンタッチで流したボールを本田が走り込んで直接狙って蹴って行くが、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。

43分、湘南の左からのCK。佐野のゴール正面へ蹴ってきたが、詰めていた永芳がクリアして行く。
ロスタイム1、自陣左サイドからニアへ流し込んでくると、これに湘南・永里があわせて押し込もうとしたが、ここは広野のファインセーブでピンチを逃れ、失点を防ぐ。そして、約2分のロスタイムを過ごすと、主審の試合終了の笛がなり、名古屋は3−1で勝利となった。後半途中からは、再三、湘南に押し込まれ苦しい展開が続いたが、最後まで相手の攻撃を凌ぎきり、見事、逃げきることができた。暑く、きつい試合だったが、その中でもきっちり点を取って、相手の攻撃は最低失点で抑えるという、最高の形で終了することが出来た。最後まで応援ありがとうございました。