午前中に降った雨が湿らしたグラウンドは、午後の日差しのため、湿気が周辺に立ちこみ始め、より一層の暑さを感じさせる、鈴鹿スポーツセンターで、我らが名古屋グランパスエイトは横浜Fマリノスと戦う。 温室の様な蒸し暑を感じさせる、ピッチに選手がウォーミングアップで登場すると、スタンドからちびっ子達の可愛い声援が飛ぶ。昨日のトップの試合では、出場停止のため出られなかった藤本が、この試合に先発出場するとあってか、その姿が見えたときは、この日最高の盛り上がりを見せていた。 13時55分、両チームの選手が、少し前から照りつけ始めた、真夏を感じさせる強い日差しの中に登場。そして、14時。前半は左から右に攻め上がる名古屋名古屋のボールで試合開始。
8分、右からの森のゴール前のクロスに、ニアサイドで氏原があわせてヘディングシュート。しかし、このシュートは惜しくもクロスバーの上へ。 【失点】9分、右サイドを上がる横浜・北野がシュート。これを本田が一旦は弾くものの。こぼれ球に横浜・大橋が詰め、これを押し込まれてしまい、先制を許してしまう。 11分、左からの横浜・飯田のゴール前へのボールを後ろから飛び込んだ、横浜・本橋がヘディングシュート。しかし、これは辛うじて左のポストの外へ外れる。 12分、ヨンデが右からアーリークロスをゴール前へ入れて行くと、秋葉が飛び込むが、その前に相手GKが先にキャッチしてしまう。 13分、横浜の左からのCK。大橋のニアへのボールは原田が頭でクリアする。 14分、中央のヨンデから右の前方のスペースへ出たボールを藤本がダイレクトでループシュートに。しかし、僅かにこのボールは浮いてしまい、クロスバーの上へ。 17分、左サイドを横浜・飯田が持ち上がってくると、その後ろを上がって行く、尾本にスルーパスを出して行くが、これはオフサイド。 18分、中央を森がドリブルで上がって行くと、右の氏原に当てて更に上がっていって、折り返そうとしたが相手DFに当たり、CKに。 19分、右からのCKのチャンス。原田のファーサイドへのボールは相手GKが直接キャッチ。 21分、自陣の富永から、ヨンデを繋ぐと、右サイドから上がる森にあわせてDFの裏へボールを出して行く。これに森が合わせに行くが、飛び出した相手GKがエリア外まで出て足で蹴り出す。 23分、右CKのチャンス。秋葉が短く出して藤本に繋ぐと、これを相手DFをターンでかわして中へ入って行こうとしたが、ボールが流れゴールラインを割ってしまう。 25分、ボールを横浜・阿部に奪われると、ドリブルで上がって来て深い位置で中へと折り返してくる。ボールは本田と詰めてきた相手FWの前を通り過ぎ、左から詰めた大橋がフリーでシュート。しかし、これはミスキックのため、追加点を奪われることはなかった。 26分、相手DFのカットしたボールを拾った森がミドルシュートに。しかし、これは慌てたのか精度を欠き、右のポストの外へ行ってしまう。 29分、相手ボールをカットした海本が右のスペースに出すと、これを拾った森がドリブルで上がって行き、相手DFをかわしてゴール前へクロスを上げてゆく。深津がこれに詰めて行ったが、僅かに届かず。
エンド変わって、右から左への攻め上がりとなる名古屋。後半は横浜のボールで試合再開。 名古屋メンバー交代:藤本→北村、森→小寺、横浜メンバー交代:榎本→下川、天野→今田 1分、左サイドで北村からのボールをもらった中谷がゴール前へ上げてゆくと、右サイドから海本が詰めてゆくがボールは受けることが出来なかった。 3分、自陣からのヨンデの前線への長いボールに海本が上がって行くが、これは間に合わずボールはタッチを割ってしまう。 5分、中央から原田がドリブルで攻め上がると、左サイドを上がる中谷にタイミング良くパスを出して行くが、これは相手DFにコースを読まれカットされてしまう。 8分、中央の北村から左サイドのスペースにボールが出ると、秋葉が寄せて行くが、相手DFに囲まれボールをラインから出してしまった。 11分、右サイドの横浜・飯田の低いファーサイドへのクロスが、大橋に通ると、これをDFをかわしてシュートにくるが、辛うじてポストに右に外れる。 13分、左サイドに出たボールに上がっていった氏原が横浜・栗原と交錯。これがファウルとなり、この日2枚目のイエローで氏原が警告となってしまう。そして、名古屋は残り時間一人少ない状況の中で勝ちに行かなければいけなくなる。 15分、横浜・今田のDFの裏へのボールは、飛び出した大橋がオフサイド。
29分、右の海本からのクロスにニアで渡邊があわせて行くが、これは相手DFがカットしてしまい、右からのCKに変わる。渡邊の蹴っていったボールはGKがカットしてしまった。 31分、右サイドで粘った海本が今度もゴール前へ入れて行くと、ここへ渡邊が飛び込むが相手DFにボールをカットされてしまう。 32分、中谷が左サイドを上がって行くと、これに渡邊が飛び込んで行くが、相手DFにカットされてしまう。 34分、中央で平林が競り合いあいながらも左のスペースに出して行くと、もらった渡邊がライン際で折り返して行く。これに詰めた平林だったが、相手DFに前を阻まれ触ることが出来なかった。 37分、右に出たボールに平林が拾って上がって行くが、折り返す前に相手DFにボールをカットされてしまい、右のCKに。、右からの渡邊のファーサイドへのCKは富永がヘディングシュートを狙って詰めていったが、ポスト左へ外してしまう。 39分、右サイドのスペースに出たボールに富永が拾いに行くが、先に詰めた横浜のDFにカットされてしまった。
ロスタイム1、右からの横浜のCK。ニアに蹴ってきたボールは北村がクリア。 ロスタイム2、横浜・山瀬がドリブルで左サイドを抜けてきてゴール前へ上げてくるが、これはDFが寄せていってクリアする。 ロスタイム3、左サイドを中谷が持ち上がって行くと、縦へと出して行く。これをもらもうとした渡邊が、相手DFに倒されるが、これはファウルをもらえなかった。そして、ここで、主審の試合終了を告げる笛が鳴り響くと、名古屋の選手はホッと肩をなで下ろす。1人少ない状況の中、苦しい展開が続いたが、横浜の攻撃をなんとか凌ぎ、土壇場の土壇場で富永の同点弾に追いつくという粘りを見せた名古屋。結果的には引き分けだが、結果を残せた試合のひとつだったと言えるだろう。サポータの皆さん、最後まで熱い応援お疲れ様でした。