Jサテライトリーグ Bグループ 第12日
名古屋グランパスエイト vs アルビレックス新潟

まさに真夏の日差しと言っても良い程、ジリジリと照りつける太陽の下行われた、この日のサテライトの試合。我らが名古屋グランパスエイトは、J2で好試合を続けているアルビレックス新潟と、岐阜県関市中池公園で戦う。

14時15分、ウォーミングアップのため、ピッチに順に登場する選手達。さすがにこの天候ではきつそうな表情を早くも見せている選手もいる。そんな中、地元出身の片桐、小寺が登場するとスタンドから大きな声援が飛ぶ。今日は活躍してもらおう。また、古巣との対決となった氏原にも良いプレーを期待したい。30分以上を使ってアップを終えると、選手達は着替えに姿を消す。

15時、ユニフォームに着替え選手達が登場。関市長の挨拶、地元ちびっ子からの花束贈呈を受け取った後、両チームの選手がピッチに散り、キックオフを待つ。前半は左から右に攻め上がる名古屋のボールで開始。

前 半
1分、新潟・ジェイウソンが左サイドをドリブルで上がってくるところを倒してしまい、早速、新潟のFK。栗原が流したところを宮沢が左足でゴール前に入れてくるが、これはヨンデが頭でクリア。
2分、新潟・杉山がロングスローを放り込んでくるが、これは富永が頭で大きくクリア。
3分、自陣ペナルティ内でこぼれ球の奪い合いとなると、新潟・ジェイウソンがシュートを打とうとするが、シュートミスとなり、詰めた選手が縦に大きく蹴り出して行く。
4分、新潟・栗原のエリアの外からのミドルシュートはゴール正面だったがポスト左に外れ、救われる。
5分、左サイドの前方に出来たスペースに北村がボールを出すと、これに片桐が走って行くが、僅かに間に合わない。
6分、氏原が左から中へと切れ込んでドリブルで侵入して行くと、強引にシュートに持って行くが、相手GKの正面に。
8分、片桐が左サイドをドリブルで突破を図るが、相手DFに詰められ倒されてしまうが、ファウルは貰えず。
11分、新潟・ジェイウソンがDFの裏へボールを出すと、これに栗原が飛び出してくるが、これは長すぎたため間に合わず。
12分、ヨンデの長い縦のボールに片桐が抜け出して行こうとするが、相手DF2人に阻まれ、ボールにゆけなかった。
13分、自陣中程右寄りの位置での新潟のFK。栗原のゴールを狙ってきたボールは広野がパンチングで弾く。
14分、右サイドを森が個人技で2人抜いて上がって行くが、倒されてしまいFKに。渡邊が遠いサイドに蹴っていったが、ここは誰もあわせることが出来なかった。
16分、中谷が左サイドをドリブルで上がって行くと、中に切れ込んでシュートに行くが、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。
19分、深津が自陣での横パスを新潟・ジェイウソンに奪われ、シュートを打たれるが、精度を欠いたシュートで枠に行かず、相手のミスに救われることに。
23分、中谷が中央から相手DFの裏へボールを出して行くと、これにも李が飛び出すが、惜しくもオフサイドの判定。
25分、相手陣内中程右寄りの位置で氏原が倒され、好位置でFKを得る。北村がファーサイドを狙って入れて行くと、富永が頭で飛び込むが、その前に相手DFが先に頭でクリアしてしまう。
31分、左から中谷がワンツーで抜けて行くと、個人技で相手DFをかわそうと試みるが、ボールを読まれカットされてしまう。
32分、左からの北村のゴール前へのボールに氏原が詰めていったが、相手DFが先にカットしてしまう。
34分、片桐が相手DFをかわして上がって行く森にパスを出すと、これを更に持ち上がって行くが、折り返しは弾かれ、右からのCKに。渡邊がニアに蹴っていったが、相手DFが簡単にクリアしてしまった。
38分、新潟の左からのCK。栗原がゴールに曲がるボールを蹴ってきたが、広野が飛び出し直接キャッチ。この時間帯になって新潟に押し込まれ始め、DFラインも下がってしまい、殆どのボールを支配されてしまっている。
40分、北村が左に上がる中谷にボールを出して行くが、大きすぎてしまいタッチラインをそのまま割ってしまう。
42分、右サイドの前で出来たスペースに新潟・中島が上がって行くが、これは長すぎてしまいタッチラインの外へ。
ロスタイム、右サイドを新潟・西原、栗原と繋いで、中へ入ってきてシュートを打とうするが、ここは富永が読んで、ボールをカットする。そして、ここで前半が終了。大半を新潟に支配され良いところの余り無かった名古屋としては、後半の巻き返しに期待したい
後 半
エンド変わって、右から左への攻め上がりとなる名古屋。後半は新潟のボールで試合再開。
名古屋メンバー交代:渡邊→高橋
1分、左サイドを高橋が、スピードに載って深くえぐって中へマイナス気味に折り返してゆくが、これはゴール前の選手にカットされてしまう。
【得点】3分、相手陣内ペナルティ直ぐ外の左の位置で北村が倒され絶好の位置でFKを得る。この場面で北村がカーブをかけて相手GKとDFの間にボールを入れて行くと、ぴったりのタイミングで片桐が飛び込み頭であわせ、待望の先制点を決める。、右サイドを清水・鈴木が突破し中へ折り返しを入れてくるが、ここはマークがしっかりとしており、海本(兄)がボールをカット、大きく縦にクリアする。
6分、右サイドを上がってくる新潟・ジェイウソンを富永が倒してファウルをとられる。栗原がファーサイドに入れてくると、ヘディングシュートを打ってくるが、これは広野の正面だった。
8分、名古屋メンバー交代:氏原→稲垣
【失点】11分、新潟の右からのCK。新潟・宮沢のゴール前のボールがこぼれたところを、新井に押し込まれ、同点とされてしまう。14分、左から中へと森がドリブルで切れ込んで北村に繋ぐと、そのまま北村が抜け出して行こうとしたが、相手DFに倒されてしまう。しかし、これはファウルを貰えず。
15分、森が片桐に当てて中へと更に入っていってシュートを打って行くが、これは相手DFにコースを阻まれる形となりクロスバーの上へと行ってしまった。
【失点】17分、自陣左よりやや深い位置での新潟のFK。これを栗原がゴール右に直接決め、1−2とされてしまう。
名古屋メンバー交代:中谷→諸江
21分、相手陣内左の深い位置でFKを得る。北村がファーサイドに上げていったが、飛び込んだ選手の頭にはあわず。決定的な場面を逃してしまう。
22分、右サイドを森がドリブルで上がって行く。寄せてきた相手DFをかわし深い位置まで上がって折り返して行くと、反対サイドから小寺がフリーで頭で飛び込んで行く。同点弾かと思われてヘディングシュートは僅かに左に逸れ、枠を捕らえることはできずポストの外へ。この時ばかりはサポータから大きなため息が場内に溢れていた。
25分、小寺がドリブルで上がると、それを追い越してゆく深津にパスが通る。これを折り返そうとした深津だったがバランスを崩し、ボールはゴールラインを割ってしまった。

27分、新潟メンバー交代:杉山→山田
29分、右サイドの深い位置に上がってきた新潟・ジェイウソンがゴール前へクロスを入れてくるが、広野がジャンプして倒れ込みながらこれを直接キャッチ。
31分、片桐がDFの裏へのボールに飛び出そうと試みるが、相手DFへのファウルとなってしまう。
33分、名古屋メンバー交代:北村→上村
36分、右の前のスペースに富永が長いボールを蹴って行くと、片桐がこれを受けてDFをかわして中へ入れて行く。森がこれを競り合いながらもシュートを打とうとするが相手DFにクリアされ、CKに。右からの片桐のCKは、富永が合わせに行くが、ヘディングシュートはゴールの上へ外してしまう。
37分、新潟メンバー交代:栗原→田中
38分、高橋が相手ペナルティ直ぐ外でボールを持つと、浮かせ気味のミドルシュートを蹴って行くが、これは僅かに高く、クロスバーを越えてしまう。

41分、相手陣内右寄り中程の位置でのFK。ヨンデのゴール前のスペースのボールに片桐が合わせて飛ぶが、頭にはあわせることが出来ず。
44分、相手ペナルティエリアでのこぼれ球に片桐、そして、FWに上がっていた富永が詰めて行くが、相手GKが飛び出して、これを体を張ってセービング。

ロスタイム1、北村のゴール前へ放り込んでいったボールを富永が競り合いながらも頭で落とすが、ここへは誰も詰めておらず、決めることが出来なかった。残り時間僅か、何とか同点にして終えたいところだ。
ロスタイム2、相手陣内深い位置左寄りでのFK。片桐の蹴ったゴール前へのボールは一度は弾かれるものの、こぼれ球を再度拾った片桐がゴール前へと、もう一度上げてゆくと、これを富永が落としたところへ稲垣が詰めていってシュートに行くがこれは相手GKが弾いてしまった。
ロスタイム3、右からのCK。ゴール前へのボールがこぼれたところを何とかみんなで押し込もうとしてゆくが、結局、最後まで押し込むことが出来ず、新潟の選手が大きくクリアしたところでタイムアップ。最後パワープレーで何とか得点を入れに行ったが、決めることが出来なかった。前半を含め、何度かあったチャンスをしっかり決めていれば、と悔やまれてしまう試合内容だった。次回に期待しよう。選手もサポータの皆さんもお疲れ様でした。