監 督 コ メ ン ト

名古屋グランパスエイト : ベルデニック監督

ハーフタイムコメント

・いつも通りにプレーすること。
・しっかりと相手を崩してチャンスを作ろう。
・まだ試合は終わっていない。しっかりプレーすること。

試合終了後コメント

 この大会から姿を消したということは大変残念です。前半を終わったときは、確かに1点とられていましたが、負けるとは思っていませんでした。ミスから1点とられてしまい、こちらはチャンスをいかせなかった。前半は非常に良かったと思いますが、後半は京都の方がグランパスより良いプレーをしたと思っています。すぐに1点を欲しく、無理矢理に攻めている場面もありましたが、やはりうまくいかず、もっとしっかりとしたプレーをしなければいけませんでした。ウェズレー選手が首を痛めていたり、岡山が早く交代しないと行けないということもありましたが、それだけが原因ではないと思います。本当に、相手チームを祝福しないといけないと思います。京都というチームは、ガンバ大阪と並んで、今年1年のJリーグというものに、プレーの内容、そして選手のセレクションという面で大きな驚きを与えたチームだと思います。京都というのは、若いですが、良く戦い、技術的にも高い選手が多いチームだと思います。選手、そしてチームのプレーをステップアップしながら育てていくというのが、Jリーグで結果をだすうえでの唯一の道だと思います。グランパスも今、同じようなイメージを持ってやっています。今年は基礎作りができましたし、来年はその上積みをしないといけないです。今年のゲームでも、若い選手で良いプレーができると言うことを証明できたと思います。そういう意味で、来年はもっと良くなっていくだろうという希望はもちろんあります。

−パナディッチが後半30分位から前線へ出ていましたが、そのことについては?

 中盤から前へ飛び出していく選手が少なく、ゴール前の選手が少ないと言うことで勝負に出ました。点をとろうと思うなら、ペナルティエリアの中に2、3人しかいない状況では難しいですし、中盤やサイドの選手がもっと前へ出て行かないと苦しいと思います。

−失点の場面でのミスとは、具体的には?

 1つはパナディッチ選手のところです。彼よりも頭1つ低い選手にジャンプの競り合いで負けたと言うこと。後ろにいることが見えていなかったのでしょうが、京都は長いパスを入れて、黒部選手が頭で落とし、そこに誰かが飛び込むというのはなれているパターンであり、酒井選手が松井選手をつかまえきれなかったということもありますが、やはりパナディッチ選手のところでのミスがひびいた結果だと思います。

−来年の始動までに、選手に対して何を期待しますか?

 最初の10日くらいは、完全に身体を休めるということにあて、その後は2日に1回のペースでランニングや筋トレをするよう内容を書いたメニューを渡してありますし、その上で始動日には全員がしっかりと準備ができている状態でスタートできるようにしたいと思います。

−今年1年を振り返っても収穫と課題は?

 まずは、どういう特性の選手がいるのかと言うことを確認できました。もう1つは、チームとしてのプレーのコンセプトをしっかりと作ったということです。登録選手を見ると、これまでシステマティックに選ばれてこなかったという印象があります。平均的な選手が多く、特出した選手が少なすぎたという感があります。チームの中で、ベテラン選手のグループというものもありました。あるいは、ポジションによっては選手が多すぎたり、少なすぎたりと場所もありました。その分析のうえで、幾人かの選手をレンタルに出しました。そのレンタル先でも、基本的に誰もレギュラーではありませんでしたし、Jリーグで上を目指していこうという名古屋ではレギュラーでプレーできないと言うことになります。その中で、今年伸びてきた若い選手たちを使いました。ただ、選手をしっかりセレクトしてチームの基礎作りをするという面では、いくつかのクラブが私たちより先へ行っています。磐田、鹿島はしっかりと整備されています。今日戦った京都、そして清水もそうだと思います。これらのチームは、そういうなかでベテランと若手の選手のバランスがとれていると思います。私たちは今、そういうチームを作っていく過程にあると思っています。それは1日でできる物ではありません。今日の試合では、皆さんも見ていたと思いますが、吉村選手が非常に良いプレーをしていたと思います。他の若い選手たちも、今日の試合に出ました。若い選手たちは、うまくいかない試合があるのも当然の事だと思います。ただ、そこからさらに伸びて行くには非常に良い素材の選手たちだと思います。そういうめんでは、将来に対しては楽観的な思いもあります。

京都パープルサンガ : エンゲルス監督

ハーフタイムコメント

・立ち上がりから両チームとも激しいプレーでこちらも最初はなかなかパスが回らなかったが、その後は相手ハーフでサッカーが出来ていた、いい試合だったと思う。
・後半はもう少し勝負を急がずに、相手ハーフでボールをキープすることを心がけよう。
・朴と松井はディフェンスの時、もう少し絞ろう。