第82回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦:vs大塚製薬
前半の試合の流れ
右にエンドを取った大塚製薬に対し、左から右に攻め上がる我らが名古屋グランパスエイト。前半は名古屋のキックオフで試合開始だ。
開始早々、パナから縦に長いボールが出たが、ここは大塚DF陣も落ち着いており、これを簡単にクリア。 2分、ヴァスティッチが縦のボールをヘディングで横に落とすと、これをウェズレイに拾わせようとしたがさらわれてしまう。
4分、右サイドを自陣内で下がってボールを受けたヴァスティッチが相手DFの裏にボールを出すが、これはウェズレイがオフサイドに。 5分、大塚・林が中盤からのボールに抜け出そうとしたが、これはタイミング合わず、パスが流れる。
12分、相手陣内中程やや右の位置でのFK。滝澤のボールはやや低く簡単に頭ではじきかえされてしまう。 13分、大塚・筒井がドリブルで上がって中に入ってくると、パナの寄せるタイミングを見計らって裏にスルーパスを出してくるが、これはオフサイドに。
ここまでは、1点を取った名古屋よりも、失った大塚の方が動きが良い。 16分、酒井がヴァスティッチからのボールをトラップして、背中に背負った相手DFをかわして抜け出していこうとしたが、ボールのコースを読まれ、奪われてしまう。 18分、自陣から大森が縦に長いボールを出すと、これに中村が走ってゴールラインギリギリで折り返すが、これは相手GKにキャッチされてしまう。
27分、中央の酒井からのボールにウェズレイが反転して上がってゆくと、右足でシュートに行くが大塚DFの足に阻止されてしまう。 28分、岡山とのワンツーで右サイドを抜け出した酒井が右足で中へ放り込んでゆくが、これは精度が悪く、相手DFにクリアされてしまう。
40分、右の岡山からのボールを壁になったウェズレイがDFの裏に抜けた中村に出すが、これは折り返す前に相手DFにクリアされてしまう。 42分、右サイド岡山からのクロスをダイレクトにヴァスティッチが決めようとしたが、これはシュートミスに。こぼれ球を拾った中村が相手DFをかわしてさらにシュートに行くが、今度はヴァスティッチがかぶってしまい、このシュートを阻んでしまう。
後半の試合の流れ
エンド変わって、右から左に攻め上がる名古屋に対し、左に攻め上がる大塚のボールから後半開始。
1分、大塚・吉成が左足でミドルシュートを蹴ってくるが、これは左のポストの外に大きく外れる。
16分、自陣で相手ボールをインターセプトすると、前線に走るウェズレイに縦パスが出るが、これはオフサイドに。 17分、左サイドからのダイレクトパスにゴール前に詰められるが、これを読んだ滝澤がしっかり前を体を入れ、このボールを楢崎にキャッチさせる。 18分、大塚1人目交代:町中→平岩
27分、名古屋1人目交代:中村→原 28分、右サイドに出たボールをウェズレイが岡山に繋ぐと、ドリブルで上がった岡山が中に待っていた原にパス。しかし、ここはDFがこれを阻んでしまいシュートにゆけなかったが、こぼれた球に詰めたヴァスティッチの左足のシュートはクロスバーを越えてしまう。 29分、名古屋2人目交代:滝澤→原田 30分、右から上がってきたウェズレイの中への折り返しに詰めた原が左足で放ったシュートは僅かに浮いてしまい、残念ながらクロスバーを叩いてしまう。
原・原田が入ったことで俄然、リズムが良くなった名古屋。こうなってきたら、ここでもう1点欲しいと思うのは欲張りか。 33分、大塚・大島がドリブルで中央を上がってくると、DFをかわしてシュートにくるが、ここは楢崎が落ち着いてこれを止める。 35分、原のがんばりから左からのCKを得る。短いボールを詰めてきた原田に出すと、これをそのままゴール前に入れていったが古賀・パナには繋がらず、相手DFにクリアされてしまう。
ロスタイム1、左に流れたボールを受けた原田が中央から右に流すと、これをダイレクトでシュートにウェズレイが行くが、ここは前を阻んだ大塚のDFに止められてしまう。そして、このまま試合は無事終了。まずは3回戦突破が決まる。先発で入った吉村、そして、交代で入った原・原田らのがんばりが今日の試合を決めてくれたといっても良いだろう。最後まで応援有り難うございました。