2002年J1リーグ2ndステージ第2節:「柏レイソル戦」
前半の試合の流れ
午後6時50分、夜の帳が降り、周りからはサポーターの声に負けじと虫の声が聞こえ始める。その、秋の夜の雰囲気が漂っている瑞穂陸上競技場のピッチに、突如としてストイコビッチが登場すると、スタンドに詰めかけたサポーターは大喜び。“ここ最近の試合の ビデオを見たが、とても良い内容の試合をしている“と彼からの嬉しいコメントも飛び出し、大歓声が。彼のコメントに負けないよう、良い内容の試合を今日も期待しよう。
試合は左にエンドを取った市原に対し、右から左に攻め上がる名古屋のキックオフで始まる。
13分、相手陣内入ってすぐの位置で中村が倒されFKを得るが、早いスタートを狙った山口は笛に止められ、攻撃の糸口を作ることはできなかった。
23分、左サイドから市原・村井が上がってくるが、岡山とパナしっかりと詰め。これを折り返させなかった。 25分、原へのファウルからFKを得るが、山口のボールを受けた岡山が、ヴァスティッチに流そうとしたところで、カットされてしまった。 26分、市原・武藤が右サイドからのボールをペナルティ内で頭で折り返すが、このボールへは楢崎がきっちりと反応しこれを拾う。 28分、市原・阿部からの右からのボールに崔がポストになって入って来る選手を待つが、これ大森が先に拾ってマイボールにする。
44分、市原の左からのCK。阿部が遠いサイドに蹴ってくるが、古賀が頭でこれを大きくはじき出す。 ロスタイム1、原が前線に長く出たボールに上がってゆくが、トラップしたところで倒されてしまい、このチャンスを潰されてしまった。そして、前半終了の笛が。先制しながらPKにより同点にされ、いやな雰囲気になったが、原の思い切りの良いプレーから生まれたPKで、良い時間帯で市原を突き放すことができた。後半もこの勢いで行きたい。
8分、自陣右中程の位置での市原のセットプレー。阿部がゴール正面に入れてきたが楢崎が飛び出してこれをキャッチ。 10分、市原・大柴が右からのゴール前へのボールに頭で合わせようとするが、これもDFがしっかりとクリア。 11分、ヴァスティッチが相手ペナルティ内で右からのアーリークロスを受けようとして倒れるが、これはシミュレーションと判断され、取ってもらえなかった。 12分、相手のトラップのボールを拾った中村が抜け出すと、最後ペナルティ内までドリブルで入ってゆくが相手DFのスライディングでボールをクリアされてしまう。