2002年J1リーグ1stステージ第10節:「ヴィッセル神戸戦」
前半の試合の流れ
右にエンドを取った神戸に対し、左から右に攻め上がる名古屋グランパスエイトのキックオフで始まる。 いきなり、右サイドの岡山からの縦のボールに中村が走り込み、ゴール前に折り返すが、これはDFに弾かれる。再度、こぼれたボールをヴァスティッチがゴール前に放り込むが、これも相手DFが頭ではじき返してしまった。 2分、神戸・播戸が右からゴール前に上げてゆこうとしたが、これは古賀が簡単にカット。神戸は望月を中心にDFの裏に播戸が抜け出そうと再三仕掛けてきているが、ここまではDFのバランスも悪くなく、落ち着いて、これの処理にあたっている。
31分、カウンターから右に走るウェズレイにボールが通ると、これをゴール前に浮き気味のボールを蹴ってゆくが、惜しくも相手DFが頭でクリアしてしまう。続く左からのCKは。ゴール前に上げていったものの相手GKが簡単にキャッチしてしまった。
最初は高い集中力で守っていた神戸選手だったが、最後ずるずると引いてしまい、左の岡山がゴール正面にフリーでいたヴァスティッチに上げると、これを頭で押し込み、早くもこの日3点目の得点を決める。ヴァスティッチはこれで2試合連続得点だ! 38分、神戸・西谷がペナルティエリア外左に位置に抜け出たボールに反応。左足でシュートを蹴ってくるが、ここはパナがきっちりとついており、上げた足でこのシュートを止める。 40分、自陣右の高い位置での神戸のFK。縦に流してこれに神戸・土屋が走ってあげてこようとしたが、ここでもDFが落ち着いてこれを弾く。 41分、自陣で中に流れていた中谷が相手ボールを奪うと一気に前線に駆け上がる。相手陣内中程で右に走る岡山にパスを出すが、これは惜しくも相手DFが先にボールに詰め、クリアされてしまった。 42分、神戸1人目交代:前田→ダニエル。神戸は混乱しているDF陣の立て直しか、中盤のダニエルを入れて、DFの中央に吉村を下げてきた。 44分、右に走る岡山がボールを持つと駆け上がってゴール前にクロスを上げてゆくが、詰めていた選手が頭であわせたが、体を寄せられていたため、ボールはクロスバーの上に行ってしまった。 ロスタイム1、自陣中程ほぼゴール正面の位置でのファウルで神戸にFKのチャンスを与えてしまう。ダニエルがタイミングを外して蹴っていたが、これは壁に当たってしまった。 そして前半はそのまま危なげなく終了。今日はこのままホーム100勝に向け一気に邁進してもらおう。後半も爆発を期待しよう。
後半の試合の流れ