２００２年J1リーグ1stステージ第２節：「横浜Ｆマリノス戦」

前半の試合の流れ

前半はここまで両チームとも積極的に攻撃にきてはいるものの、ゴール前でのＤＦ陣の踏ん張りで失点せずにいる、と行った状況だ。しかし、点ははいらないもが拮抗したいい内容の試合をここまでは見せてくれている。
３３分、酒井、滝澤、ウェズレイ、マルセロとパスが流れて相手ゴール前に攻め上がるが、マルセロが相手ＤＦに体を寄せられバランスを崩してしまい、ボールを奪われてしまった。
３５分、横浜・ウィルがペナルティエリアすぐ外でボールを持つとＤＦの裏に放り込んでくるが、ＤＦがしっかりとこれに反応しボールをはじき出す。
３６分、右からのＣＫ。ウェズレイが蹴ってゆくがゴール前の選手がタッチする前に先にクリアされてしまった。横浜のゴール前のＤＦは高さもありなかなかフリーでボールに触らせてもらうことが出来ない。
３８分、横浜がゴール正面、ペナルティすぐ外からのＦＫ。直接ゴールを狙って蹴ってきたボールを弾いて、こぼれたところを、横浜・ナザが押し込もうとしてくるが、ボールは楢崎が正面でがっちりとキャッチする。
４０分、酒井が右サイドで個人技から相手ＤＦを抜いて上がろうとしたが、ボールの処理にとまどううちに相手に奪われてしまった。
４２分、両チームのサイドをボールが行きつもどりつの展開が続き、サポーターたちも声援を送るのを忘れての場面が見られるようになる。
４４分、ウェズレイが粘りを見せて相手陣内に持ち上がるが、最後ＤＦを抜いてペナルティ内に入っていったところで、攻めきれずボールをラインから出してしまった。
ロスタイム１、ゴール正面やや右ペナルティのわずかに外の位置で、横浜・ウィルを倒してしまいピンチに。ＦＫはウィルが直接蹴ってきたが、楢崎正面に。そして、ここで前半が終了。グランパスはここまで３バックもうまく機能しているようで、危ない場面もほとんど見られない。横浜も攻め込んではくるが、中盤があまり良くないため攻撃が単調になっているので決定的な場面を見せていない。後半には期待できそうだ。攻撃陣の爆発を楽しみに後半を待とう。

後半の試合の流れ

早速ベルデニック監督が札を切ってきた。
２２分、相手ＤＦの裏にボールが抜けると、ここにウェズレイが走り込んでゆくが、横浜・ナザが足でこのボールを当ててしまい、ウェズレイはこれをとらえることが出来なかった。
２３分、右サイドで変わって入った中村がドリブルから、相手ＤＦを交わしてペナルティ内へ切り込んでゆくが、ＤＦに前を阻まれ、かわそうとするが、倒されてボールを奪われてしまう。
２５分、相手陣内右でウェズレイがドリブルから右足で強烈なシュートを放つと、横浜ＧＫ・榎本が正面で止めるもボールを弾いてしまうと、これに森山が詰めてゆくが、起きあがった相手ＧＫがこれを拾ってしまい、得点することは出来なかった。

ロスタイム１、もう後がないグランパス。中盤で酒井がボールを拾うと相手ＤＦの裏に放り込んでゆくが、ここは横浜のＤＦが集中してこれをきっちりと弾く。
ロスタイム２、中央から山口がドリブルで抜け出そうとするが、マリノスの体を張ったＤＦに阻まれてしまい抜け出すことが出来ない。
そして、主審の長い笛がスタンドに響き渡り試合は終了してしまう。