今日の試合では、プレーの内容に関しても結果に関しても満足していません。前半に関しては、まだ怖がりながらプレーしていたし、相手を意識しすぎて、簡単にプレーさせていた。守備のマークが守備のマークがずれていて、誰が誰をマークするのかはっきりしていなかったし、空中の競り合いでよく負けました。そして、プロではあり得ないようなミスで失点してしまいました。後半はシステムを4-4-2から3-5-2へ変更して若干よくなりました。主導権も握って同点にできるようなチャンスもありました。そういう中でまた2つ目の大きなミスがをしてしまい、相手がそれをしっかり活かしたということです。この試合でよかったことは、20分から25分くらいでしたが、強い相手でも主導権を握って得点のチャンスをいくつか作ったということです。今日の負けという物は順当な結果だったと思いますし、ジュビロの方が優れたチームだったということだと思います。
――主導権を握りながら、得点できなかった1番の原因は?
主導権を握りましたが、最後のところで壁パスを使ったり立てパスを使ったりといった技術的な部分もありますが、相手の最終ラインを完全に崩すことができなかった。また、1対1の場面では相手の選手の方が強かったということもあると思います。
――今日の結果を受けて、当面のやるべき課題とは?
たくさんあると思います。まずは基本的な規律というもの、これは守備においても攻撃においてもです。あと、選手はもっと自信をもってプレーしないといけない。まだプレーすることを怖がっています。最終ラインでミスが多く、足下にボールがありながら、どうするべきか迷ってしまい、相手に詰められることがあった。それに関しては、しっかりしたトレーニングを重ねれば修正できることだと思います。ただやはり、ジュビロはジュビロ、日本で1番強いチームだったと思います。今日は非常に激しくてよいプレーをしていたと思います。
――3人目の交代をしてから、監督のしたいことが選手に伝わりきっていなかったように思うのですが?
得点の可能性を高めるために3人目のFWを投入したわけです。1つにはFWがしっかりと動くことによって得点のチャンスを作ることであり、もう1つは守備になったときに23番の福西選手をしっかりとマークするために投入しました。こちらが主導権を握っている中で、さらに相手に対して手を打つためにああいう交代をしました。3-5-2に交代した時点で、相手は対応できず、こちらが主導権を握れました。
――練習時から徹底していた「ダイレクト」・「クイック」ということが今日はあまり見えなかった様ですが、何が原因なのでしょうか?
これは時間のかかるプロセスだと思います。ジュビロは非常に激しいプレーをしてしっかりマークをしてきたということで、うちの選手の選手の動きが少なかったと言うこともありますが、それがうまくいきませんでした。トレーニングはやはりトレーニングで、試合とはやはり違います。トレーニングではそれほどプレスがありませんが、試合では相手が激しく来ると言うことです。ただ、時間帯によっては、主導権を握っている時間帯には、ボールが早く回り、非常に良い形が作れていたと思います。 |