8月11日(土)−J1リーグ2ndステージ第1節:「ガンバ大阪戦」

前半の試合の流れ

〜前半15分

試合前の雷鳴が今日の波乱を物語るのか、果たしてどんな試合展開が今日は待っているのでしょうか。

左にエンドを取ったグランパスに対し、右から攻めるガンバのキックオフで試合が始まる。
1分、大阪・ブーレが右サイドを上がりクロスを入れてくるが、これはDFが頭ではじき返す。
3分、左サイドの競り合いから、大阪・新井場が抜け出そうとするが、ここはしっかりと詰め、ボールはサイドを割る。
4分、左に上がった、平岡の戻したボールをウリダが直接ゴール前に入れてゆくが、これは詰める選手がなく相手ボールに。
5分、右サイドを石川が一気に持ち上がると、ペナルティ内でゴール前に折り返すが、相手に先に奪われてしまう。
【得点】相手DFの裏に抜け出したウェズレイが、飛び出したGKの頭の上を越す技ありのループシュートを決め、早速先制する。開始いきなり、いい時間帯での先制だ。これで試合が楽に進められる。
7分、大阪・柳本が右サイドからゴール前に上げてくるが、ボールが大きくなってしまい、これはマイボールに。
8分、大阪・二川が左サイドを新井場をおとりに走らせ、右にスペースに入れてゆこうとしたが、これはパスが悪くDFがしっかりとこれを奪う。
10分、岡山がウェズレイとワンツーで抜け出すが、大阪・新井場の早い戻りでボールを奪われる。
11分、GK楢崎からの長いフィードにウェズレイが飛び出すが、これはオフサイドを取られてしまう。
12分、中央でウェズレイが競り合いから、左の平岡(直)に流すと、これを遠いサイドに上げてゆくが、ボールは流れてしまい、合わせる選手はいなかった。大阪はここまで両サイドを攻め込むことが出来ず、攻めの形がなかなか作ることが出来なくて、いらいらしている感じだ。
15分、相手陣内右よりの位置でのFKのチャンス。ウリダが遠いサイドに上がってきた選手に合わせてゆこうというボールを蹴るが、やや低くなり相手DFに弾かれてしまう。

〜前半30分

16分、大阪の右からのCK。遠藤が蹴ってくるが、ゴール前に入れてきたボールはDFが落ち着いてけり出す。
19分、大阪・二川と石川が交錯しファウルでFKの場面になるが、積極的な展開を見せなかったので、大阪の攻撃の場面まで行かなかった。
20分、石川が右サイドを上がると相手DFと絡み合いながらも折り返そうとしたが、相手DFに当たったボールを自ら当ててしまい、相手のGKになってしまった。
21分、自陣左サイドペナルティ近くで大阪のFK。しかし、ここもゴール前に大阪は放り込んでくることをせず、消極的な展開でボールを戻してしまった。
22分、岡山からのボールを相手陣内中程で待ちかまえていた中村が受けるが、前を向く前に相手DFに詰められ、このボールをうまく処理することなく、相手に奪われてしまう。左にウェズレイがフリーで走っていただけに、プレーが続けばいい展開になりそうだったのだが。
24分、ウェズレイが相手選手3人を引き連れながらドリブルで突破をはかろうとすると、相手選手はたまらず倒してしまう。今日はここまででもかなりけずられているウェズレイだ。
26分、左サイドで大阪・新井場からブーレにでると、これをゴール前に放り込んでくるが、DF西澤がヘッドでこれをはじき返す。ここまではDF陣は落ち着いており、サイドもほとんど破られておらず安心してみていられる。
28分、相手陣内ゴール正面でウリダがボールを持つと、一人かわして積極的にシュートを放ってゆくが、これはやや浮いてしまい、クロスバーの上に行ってしまった。

〜前半終了

31分、左でボールを貰ったウェズレイが、DFの裏のスペースにボールを出してゆくが、森山の走り出すタイミングが合わず、そのまま相手ボールに。
32分、大阪の右からのCK。遠藤が今度も入れてくるがGK楢崎ががっちりキャッチ。
【得点】相手DFの裏に中村が抜け出すと、そのまま飛び出した大阪GKの脇を落ち着いて抜くシュートをゴールにたたき込む。これで2試合連続となる中村の得点で2−0に。いいぞ、いいぞ。
【得点】34分、右サイドを上がる石川が早いクロスを相手ゴール正面のスペースに入れてゆくと、ここはやはりこの人、森山が頭から飛び込んで、強烈なヘディングシュートを決める。これでなんと前半で3−0に。こうなったら大量得点で今日は決めて欲しい。
35分、またも、中村が相手ペナルティ内でボールを持つとDFをかわしてシュートを打つが、これはDFに弾かれてしまった。
37分、相手陣内ペナルティすぐ外やや右の位置という絶好の場所でのFK。ボールを左に流したところをウリダが左足で強烈なシュートを放つが、僅かにポスト右に行ってしまった。く〜っ、惜しい。
40分、大阪・吉原の左からの競り合いからのグラウンダーをゴール正面に入れられると、DF海本とGK楢崎が譲り合う形で一瞬ヒヤリとするが、GK楢崎が先の反応これを拾う。詰められたら失点の可能性もあっただけに、危ない場面だった。
42分、右サイドから大阪・橋本が折り返そうとするがここもDFがしっかりとコースを消しクリアする。
43分、相手ペナルティすぐ外でウリダがドリブルから左に上がってくるウェズレイの前のスペースにスルーを出そうとしたが、これは短くなり相手DFに先に拾われてしまった。
ロスタイム、中央の岡山からのボールを右でフリーのウェズレイが受けると、相手GKの前のスペースに森山を走らせる。飛び込んだ森山は倒されたかに見えたが、認められず相手のボールに。そしてここで前半が終了。3−0という思っても見ない(?)最高の展開で前半を折り返すことができた。DFも安定しておりここまでは全く問題ないと言っていいだろう。
後半も守りに入らず、どんどん攻め込んでいって欲しいところだ。

後半の試合の流れ

〜後半15分

前半で3−0、という最高の形で折り返すことが出来たグランパスエイト。後半も大暴れして欲しい。
エンド代わって右からの攻撃に代わったグランパスエイトのキックオフで後半が始まった。

大阪1人目交代:橋本→小島
1分、右からの岡山のボールにウェズレイがワントラップして、遠い位置からながらシュートを放つが相手DFに寄せられていたため弱いボールになってしまった。
2分、代わって入った大阪・小島が左からクロスを入れてくるが、これは大きく流れてしまう。
3分、ペナルティすぐ外右寄りから、大阪・ブーレが切れ込んでくるが、ここもでてきたボールをDF西澤がしっかりとクリアする。相変わらずDF陣は落ち着いていて、見ていて安心だ。
5分、中央のウェズレイから右サイドの空いた明日ペースに走る石川にボールがでると、これを上がりながらもゴール前にクロスを折り返すと、何人かが上がってきたが、大阪DFも踏ん張りここは決めきることが出来なかった。
8分、センターライン付近の右サイドでボールを受けた石川が、前線にウェズレイを走らせるがこれは飛びだした相手GKが先にボールをキャッチしてしまう。
9分、中村が左でボールを受けると、相手DFを引きつけてから右サイドにいた岡山にボールを出すが、これをトラップミスしてしまい、残念ながら相手ボールになってしまった。
12分、自陣右での大阪のFKも積極的なセットプレーを展開するでもなく、長いボールを放り込んでくるだけの淡泊な攻撃のため、最後はボールを難なく奪うことに。

〜後半30分

16分、大阪2人目交代:吉原→松波
ここに来て両チームとも疲れてきたのかプレーが少々淡泊に。
17分、ウェズレイが左サイドの競り合いから後ろから来たウリダにヒールで流すとこれをウリダが折り返そうとしたが、ここは相手DFが体に当てCKに。
18分、左からの中村のCKは遠いサイドの西澤が合わせようとしたが、大阪DFに体を寄せられうまく合わせることが出来ず、ボールは流れてしまう。
20分、DF海本が自らドリブルでもって上がると、右サイドの石川に預けさらに上がると、石川がこれをゴール前に上げてゆくが、ボールは海本の頭の上を大きく通過して反対サイドの誰もいないスペースにいってしまった。ちょっと惜しい場面だった。
22分、左から上がってきた平岡(直)が相手エンドぎりぎりのところでゴール前に折り返すと、これに森山が飛び込んでゆくが、相手GKが先にこれをキャッチ。森山はGKと交錯してしまうだけの結果となってしまった。
24分、大阪の攻め込みからゴールを決められそうになるが、ボールはポストに当たり救われることに。
26分、相手陣内でウェズレイが相手選手がよってきたところを見計らうようにして、前にボールを出してゆくとこれに平岡が走り、最後左からゴール前にクロスを放り込むと、森山がまたも合わせようと飛び込むがタイミングあわず先に通り過ぎてしまった。
28分、中村がドリブルで持ち上がると、左足でゴール右を狙うが僅かにボールは右に流れてしまう。このボールをさらに森山が拾ってゴール前に折り返してゆくが、ここには誰も詰めることが出来なかった。

〜試合終了

31分、大阪のブーレにでたボールをそのまま持ち込まれそうになるが、ここはオフサイドに。
32分、中央のウリダから左に流れた岡山にボールがでると、これを早いクロスを入れてゆくが、相手GKがパンチングでこれをはじき返す。
33分、カウンターからの早い展開で、左の岡山から中央のウリダがウェズレイをGKの前に走らすがボールは流れてしまった。
【得点】34分、大阪・新井場からのボールにゴール前で待っていたブーレに押し込まれてしまい失点してしまう。
名古屋1人目交代:森山→マルセロ(!)。いよいよ登場のマルセロ選手。どんなプレーを見せてくれるのか。
36分、岡山が相手陣内でボールを奪われると、大阪・新井場が左サイドのDFの前からシュートを打ってくるがこれはGK楢崎正面に。
37分、DFの裏に飛び出した中村がドリブルで駆け上がると、最後GKをかわしてシュートしようとするがボールは正面に行ってしまい追加点を上げることは出来なかった。
【得点】38分、またもビタウからのボールをブーレに押し込まれてしまい、3−2に。
39分、相手陣内での競り合いからのこぼれたボールを、マルセロが右足でシュートすると相手GKは反応するのが精一杯でCKになる。左からのCKのボールは、中村が遠いサイドに待っていたマルセロを狙ってゆくが、大阪のDFに先に頭で弾き出されてしまった。
41分、名古屋2人目交代:平岡(直)→大森
残り時間もあとわずか、ここは落ち着いてボールを支配しながらの展開のまま終了まで持ってゆきたいところだ。
44分、大阪・松波に左サイドからあげられそうになるが、ここはDFが足を出して懸命のディフェンスで凌ぐ。
大阪3人目交代:二川→山口
ロスタイム1、自陣ゴール前での競り合いからのボールを押し込まれそうになるが、DF陣が必死の守備でここを守りきる。
ロスタイム2、大阪の右からのボールに小島があわせようとしてくるが、ヘディングシュートはポスト左に外れる。危ない場面だった。
ロスタイム3、右からのCKを得ると、中村がボールをセット、蹴ったところで審判の試合終了を告げる長い笛の音が。後半、かなり押し込まれながらも、なんとかもぎ取ったこの開幕戦の勝利はとてもうれしい。この日のベストプレーヤー賞は果敢なディフェンスと積極的な上がりで今日の勝利に貢献した、DF:石川 康選手でした。
最後まで応援ありがとうございました。