ストイコビッチ選手、試合終了後記者会見
 私の20年間のプレーに対しては満足しています。1981年、私は最初にプレーをはじめました。今日はこのように勝って終わることが出来て誇りに思っています。最初のゲームは2対1で勝ったことで始まり、今日は3対1で勝ったことによって、すばらしいサッカー生活であったと思います。もちろん引退することは難しいのですが、去年の9月に引退を決意しました。その1つの理由は家族とともに時間を過ごしたいからです。1994年、日本に来て今日まで7年が立ちました。誇りに思うことは、この日本で、Jリーグでプレー出来たと言うことです。私自身も、家族とともに忘れがたい時間をこの日本で過ごすことが出来ました。
Q.自分の中でのラストゲームのイメージと今日実際に体験されての感想は?

A.重要なことは今日まで精神的に準備をしてこれたということです。昨年の9月に引退を決心し、今日まで10ヶ月の間、家族からもサポートを受けてきました。今日はここまでプレーできて大変満足しています。引退のことは数年前までは考えていませんでした。少しでも長くプレーしたいと思っていました。
Q.ストイコビッチ選手の主要な敵の1つとしてレフリーがいたと思いますが、いま引退してみて何か思うことは?

A.特にこれといったコメントはありませんが、彼らも人間なわけですから時にはミスをおかす事もあるとは思います。彼らと一緒にやっていくと言うことは、難しい部分もあるとは思いますが、今日は全く問題はありませんでした。
Q.いま、引退というこの瞬間に改めて思い浮かべる印象的なシーンは?

A.90年のワールドカップイタリア大会です。私のキャリアの中でもとくに重要なものです。スペイン戦で2ゴール挙げたこと、これが私の中でも、もっとも重要なことです。
Q.サビチェビッチ監督が、ピクシーなら40才までは現役を続けられるだろうと言っていましたが、その年齢まではまだ4年間ありますが、今日のゲームで完全燃焼できましたか?

A.私は結婚し、子供が3人います。物事に対してもシリアスに考え、引退と言うことは決して撤回しませんし、プレーすることはありません。今日のゲームを振り返ってみると、やはり難しいゲームでした。精神的にタフなゲームで、90分間集中する事は困難でした。私は引退するという音が頭にありました。最後に勝つことが出来て大変良かったと思います。7年間応援し、サポートし続けていただいた皆様に、大変感謝しています。あなた達のことは決して忘れません。