ストイコビッチ選手の試合終了後の挨拶要旨について

 今日、ご来場いただいたみなさまに心よりお礼申し上げます。そして、20年もの長い間、現役生活を送ることができる丈夫な体に生んでくれた両親に、そして何時も、私の心の支えとなってくれた家族にも、心より感謝したいと思います。ありがとう。

私のプロサッカー人生は、平坦なものではありませんでした。膝の怪我による選手生命の危機、ユーゴスラビアへの制裁に伴う国際サッカーからの締め出し等。

しかし、この傷心の私を変えてくれたのは、日本でした。そして、日本の、名古屋のサポーターでした。名古屋に来て、私の第2のサッカー人生が始まったと思います。
 2度の天皇杯優勝や1995年のJリーグMVP選出を始め、この他にも語り尽くせないたくさんの思い出があります。
 こんなすばらしい思い出をつくることが出来たのも、いままで応援し続けていただいたみなさまのおかげであります。みなさん本当にありがとう。私がいなくなっても名古屋グランパスエイトを応援し続けてください。私も、ずっとグランパスを応援し続けます。

 最後になりますが、みなさまのお陰で10月6日・豊田スタジアムで私の引退試合を開催していただけることとなりました。対戦相手は、グランパス同様私にとって非常に思い出の深いクラブであるレッドスターベオグラードであります。このような対戦相手と引退試合を開催していただける私は、本当に幸せ者です。この試合の実現に尽力してくださった関係者のみなさまに心より感謝いたします。

 本日ご来場のみなさん、10月6日には、是非、私の引退試合にお越しください。豊田スタジアムで私での再会を楽しみにしております。

(以下、日本語で)
ありがとう、さようなら、名古屋グランパスエイトのサポーターの皆様。
あなたたちのことは、一生忘れません。