5月12日(土)−第9節:「ガンバ大阪」戦

前半の試合の流れ

〜前半15分
青く晴れ渡った万博の空の下、G大阪戦が始まった。
右から攻めるグランパスのキックオフに対し、左にエンドをとったG大阪。

開始早々、中央のピクシーからのボールにウェエズレイが抜け出すと右足でシュート。しかし、シュートボールは相手GKに当たりCKへ。右からのCKのボールは中央の相手DFに足ではじき出されてしまった。
2分、左サイドを新井場が駆け上がると、石川が抜かれそのままシュートを打たれるが、これはGk楢崎の正面に。両チームとも開始から、ボールを持つとどんどん攻めあがり、飛ばしてきている。
5分、DF平岡が最前線のウェズレイにボールを放り込んでゆくが、これはオフサイドになってしまう。
7分、岡山が相手陣内深くで倒され、絶好の位置でのセットプレーのチャンス。このチャンスにピクシーが右足一閃、強烈なボールを決め、早くも1−0に(凄いぞ、ピクシー!!)
8分、ウリダから左のピクシーに流すと、これをDFの裏に抜けたウェズレイにパス。
しかし、これはDFの足に当たり通らなかった。
9分、右に抜けた石川にいいボールがでるとこれを折り返すが、ゴール前はガンバDF陣に寄せられ合わせることができなかった。
10分、左から攻め込まれ、DFがパスで抜かれGKと1対1になりかけるが、楢崎が飛び出してこのボールをシュートを打たれる前にがっちりキャッチ。
12分、ガンバが自陣左サイドでFK。ゴール前のスペースに入れて走り込む選手にあわせようとするが、ボールは大きくなってしまい楢崎がそのままキャッチ。
14分、先ほどと同じような位置でのガンバのFK。今度は縦に走らせボールを入れようとしたが、そのままゴールラインを割ってしまう。

〜前半30分

16分、中盤で石川がボールを奪うと、DFの裏に抜けるウェズレイにスルーを入れようとするが、これは相手DFが辛うじて足に当ててしまい、シュートまではもってゆけなかった。
17分、ガンバが前線のブーレを楔にして押しあがろうとするが、これはオフサイドにする。
18分、ピクシーがセンタサークルあたりで足を蹴られ倒される。相手選手にはイエローがでるが、これでこの日イエローカードは既に4枚と、まさに大荒れの試合になってきた。
20分、右サイド深くでのFK。ゴール前の選手に当ててゆこうとしたが頭ではじかれ、クリアされCKになってしまった。
21分、ウェズレイが抜け出し、ラインぎりぎりのところで岡山に早いボールを折り返すが、パスが低く中途半端な高さで頭にうまく当てることができず横に弾いてしまった。惜しい場面だった。
22分、ウェズレイが右サイドでピクシーとワンツーで抜けようとするが、これは相手DFに阻まれてしまった。
23分、ウリダから左の岡山にいいボールが流れると、そのまま持ち上がってマイナス気味に折り返すが、ウェズレイが早すぎて、ボールはその後ろのスペースにいってしまった。
コンディションが各選手もいいのか、パスの通りもよくスピードのある攻撃でここまではいい展開が続いている。
26分、左サイドをブーレが抜けようとしたところを西澤がつかんでしまい、危険な位置でのFKを与えてしまう。G大阪・遠藤がゴール前にいいボールを入れてくるが、ここはDF陣がしっかりと体を寄せ、頭にあわせてのシュートをさせることはなかった。
29分、中盤でピクシーがボールを拾うと、すでに走り出していたウェズレイにタイミング良くパスを出してゆくが、DF2人に寄せられ、うまくコントロールできず、シュートはできなかった。
30分、早い攻撃から前線の選手にボールをゴール前に入れられるが、西澤が足を延ばしてこのボールをクリアさせる。

〜前半終了

32分、右サイドを石川と酒井がパスを入れ替えてあがってゆこうとしたが、ボールが長くなってしまい、最後拾うことができず、ゴールラインを割ってしまう。
33分、後ろで石川がこぼれ玉を前線の岡山の頭にあわせてゆくと、これを横に流して最後、ゴール前に折り返すが、グラウンダー気味のボールに岡山があわすことができず、シュートできなかった。
35分、石川からのボールをウェズレイがトラップして岡山が拾い、これを右に走る酒井に出してゆくが、パスがタイミングが合わずサイドラインを割ってしまった。
37分、自陣右側でのFK。遠いサイドを走り込んだ山口の頭に合わされ、1−1の同点されてしまった。
ここまでいい形で押していただけに、ちょっとした隙から相手をフリーにしてしまっての失点だった。
39分、ガンバが得点してから攻撃にテンポがでてくると、左サイドを足の速い新井場にあがられ、中央のブーレに早いボールがわたるとシュートされるが、これは僅かに右にはずれ、追加点を奪われることはなかった。
41分、またも新井場の抜けだしからの場面で倒してしまいゴール正面でFKを与えてしまう。ビタウが強烈なシュートを直接狙ってくるが、これはクロスバーの上を大きく越えてゆく。
43分、左サイドを新井場に攻め込まれそうになるが、今度は西澤・石川で連携してボールを奪うと、クリアに逃れる。
44分、右サイドライン際で相手を倒すと、またも先ほどの位置と同じような場所でのFKを与えてしまう。今度もゴール前に早いボールを入れてくるが、DFがしっかりとマークしてシュート体勢までもってゆかせなかった。
ロスタイム1、相手陣内真ん中あたりでのFK。ピクシーがボールあがっていた、平岡・古賀に当ててゆこうとするが、相手DFに頭ではじき返され、追加点は奪うことはできなかった。試合はここで前半が終了。今日はボールを持ってからの各選手の動き出しもよく、ここまでいい形ができている。セットプレーからの失点はやむ終えないと
はいえないが、何とか後半もこの調子で攻め込んで、同点→逆転と試合をものにしてほしいところだ。

後半の試合の流れ

〜後半15分
前半押し込みながら、ちょっとしたミスから失点を許し同点にされてしまったグランパス。後半は気合いを入れ直して
試合に臨んでほしい。

1分、相手陣内でのFKを得るが、パスはうまくつながることなく相手に奪われてしまう。
2分、自陣正面でのガンバのFK。前に走る選手の足ものと軽く流して、押し込もうとしたが、ここはDF陣がしっかりと押さえマイボールに。
開始からガンバは左サイドを盛んに攻めあがってきており、グランパスは攻撃の起点が作れない。
4分、中央から右に抜けるピクシーに岡山が大きく展開すると、ワントラップして相手DFを抜こうとするが、ここはバランスを崩してしまい、シュートまで持ってゆけず、クリアされてしまった。
6分、右サイドから攻め込まれ、何度かクリアしようとするが出したボールを拾われゴール前に折り返されるが、DFが集中を切らさずこの場面をしのぎきる。
10分、左からの折り返しをマークのずれたビタウにフリーでシュートされそうになるが、これをシュートミスしてくれたおかげで失点を逃れる。後半ここまではガンバが押し上げもよく、積極的に攻め込んできている。DF陣は再度マークを確認しあう必要がありそうだ。
13分、左から崩されると中央から右に流され、折り返されるが、ここは相手のボールの精度が悪くそのままゴールラインを割ってしまう。
14分、右の酒井から左のピクシーへ。そして右の岡山へと大きく展開してゆくが、岡山へのボールが流れ最後まで持ってゆくことができなかった。

〜後半30分

16分、相手陣内でウェズレイがパスを受けるとそのままミドルシュートにゆくが、これはゴール左に大きくはずれてしまう。
17分、右でウリダが競り合いからのボールを中央のウェズレイに渡すと、左のスペースにピクシーを走らせようとボールを出してゆくが、これは長すぎてしまった。
18分、名古屋1人目交代:酒井→滝澤
酒井のポジショニングが悪く、再三抜かれていただけに、滝澤と変えてディフェンシブに相手の上がりを押さえようという狙いのようだ。
19分、右サイドを滝澤が持ち上がるとウェズレイとのワンツーから、サイドもらうと左足でシュートしてゆくが、これは相手GKの正面に。
21分、右サイドで山口がパスミスで相手にとられると、一気に攻めあがられ、最後右サイドの選手がフリーで、楢崎を超えるループを狙ってくるが、シュートはクロスバーの上にゆき、この場面も追加点を許すところだったが、辛うじてピンチを救われる。
23分、名古屋2・3人目交代:岡山→福田、ウェズレイ→森山
24分、早速変わった森山が相手の競り合いから抜けたボールに反応して、スペースに走り込むが、これは残念ながらオフサイドに。
25分、中央エリアからDFの裏に長いボールをピクシーが入れ森山を走らせるが、飛び出したGKに足で弾かれる。
26分、福田が右サイドで相手DFと競り合いながら抜け出してシュートまでゆくが、相手DFが体を張ってこれを防ぎ、シュートはゴールまで届かなかった。
27分、左サイドを新井場が突破をはかり、西澤がこれを防ごうとするが倒してしまいこの日2枚目となるイエローで退場になってしまった。グランパスはこれからの時間を1人少ない中で戦わなければならない。
29分、左に抜けた森山が強烈なシュートを放ち、相手DFに当たりながらも見事ネットを揺らし、待望の追加点をここにきて得る。やったぜ、森山!!。(しかし、これは相手のオウンゴールに。)

〜後半終了

30分、大阪2人目交代:山口→二川
32分、新井場に攻め込まれペナルティ内まで切れ込まれると、DF陣が落ち着いて寄せ、このボールを何とか奪い楢崎に渡す。
33分、福田から左に開く森山にボールがでるが、中央に張る選手がなく、ゴール前に入れてゆくことができなかった。
34分、右サイドからの折り返しを頭であわされるが、このボールはクロスバーの上を越えてゆく。
35分、大阪3人目交代:柳本→松波
36分、ビタウがペナルティのすぐ外からシュートを放つが、これはクロスバーの上に。
リードしたグランパスは1人少ないこともあってか、前線に森山を一人残して、ほとんどがDFに戻って大阪の攻撃をしのいでいるこの時間帯だ。
39分、相手ゴール正面のいい位置でのFKのチャンス。ピクシーが右足で大きく左に曲がるシュートを放ってゆくが、わずかにゴール右にはずれてしまい、追加点を得ることはできなかった。
42分、右サイドを突破しようとした福田が倒され、いい位置でのFKを得る。ピクシーは走り込む森山に当てようと早いボールを入れるが、これは相手DFが頭で勝ちクリアされてしまう。
44分、大阪が左からのCK。一度はクリアするもののこぼれ玉をウリダが処理を誤り、不用意に出したパスを奪われると、右サイドから遠いサイドに張っていたブーレの頭にドンピシャリで合わされ、ここにきて同点にされてしまう。あとわずかの時間を守ればよかっただけに惜しまれる失点だ。
ロスタイム1、またもブーレに左からシュートを打たれるが楢崎がナイスセーブでこれを救う。
ロスタイム2、今度は新井場に左から持ち込まれシュートを打たれるが、これはゴールネットの外側に。結局このまま押し込まれるも、何とか大阪の攻撃を凌ぎきり試合は延長戦に突入する。

〜延長前半・試合終了
名古屋4人目交代:平岡(直)→平岡(靖)
1分、右サイドをカウンターで攻めあがられると、ゴール前に折り返したボールを詰めていた選手に押し込まれそうになるが、何とかこれを凌ぎ得点はされることはなかった。
3分、左から滝澤が持ち上がると中央に詰めていた交代で入ったばかりの平岡(靖)が左足でこれを押し込み、なんとVゴールを決める。すごい、すごい平岡!やったぜ平岡!!
1人少ないという厳しい試合を戦い、見事Vゴールという最高の形で終えることができたグランパス。本当に最後まで応援ありがとうございました。