4月7日(土)−1stステージ第4節:「FC東京」戦

前半の試合の流れ

〜前半15分
FC東京サポーターの圧倒的な応援に負けないほどの名古屋からのサポーターの声援に見守られながら試合がキックオフ。 右にエンドをとった左から攻める東京のキックオフで試合が始まる。
開始1分、左に走る滝澤にボールが出るがこれはオフサイドに。 東京は呂比須をワントップ気味にケリーが少し下がり目で左に入っての布陣に対 し、グランパスはおなじみのウェズレイワントップの布陣だ。この時間帯は両チームとも中盤でのボールの奪い合いが続いている。どちらも攻めの形を模索していると行った感じの展開だ。
6分、東京が左サイドを呂比須につないで攻め上がろうとしたが、ここはDF平岡(靖)ががっちりとマークしてボールを奪う。
7分、東京・増田がゴール前にボールを入れてくるがGK楢崎が飛び出してこのボールをキャッチ。
8分、ウェズレイが中盤で拾うと左の酒井に流してワンツーを狙うがこれは相手にとられる。
9分、東京が右サイドを攻め込みゴール前に入れてくるとDF陣と相手FWが絡むが、ここは落ち着いてクリアする。
10分、今度は左から東京が攻め上がり、呂比須に当ててくるがここはこぼれ球をDFが詰めてボールを奪う。
11分、東京が左の呂比須から右の増田に展開し、ゴール前に入れてくる。しかし、ここもGK楢崎がキャッチ。
12分、ピクシーがスペースに出したボールを相手ゴール前での奪いあいからこぼれたところを酒井が足で押し込み先制する。いい時間帯での得点だ。
13分、東京の右からのCKはDFがしっかり頭でとらえてクリア。
14分、自陣右サイド深くでのファウルで東京にセットプレーのチャンスを与えてしまうが、ゴール前に上がった難しいボールを楢崎はパンチングで逃れる。
〜前半30分

16分、左サイド深く呂比須が切れ込んできて、DFをかわして右足でゴール前に折り返すが東京の選手がタイミング合わずバランスを崩してしまいこのボールに合わせることはできなかった。
17分、相手エンド左でウェズレイが倒され、いい位置でセットプレーのチャンスを得る。 ピクシーが遠いサイドのスペースを狙うが、GK土肥にキャッチされてしまった。
19分、呂比須がドリブルしながら右足でミドルシュートを放ってくるが、これはクロスバーをおおきくこえてゆく。
20分、自陣深くペナルティすぐ外で東京にFKを与えてしまう。ケリーがゴール前に入れてくるがここはDFが落ち着いてはじき出す。
21分、ウェズレイが中央で拾って右の酒井に流すと、さらに上がってきた大森に酒井がスルー気味に出してゆくが、ここは相手DFに詰められプレーさせてもらえることなくエンドラインを割ってしまった。
22分、またも右サイド深くでの東京へのFKを与えてしまう。FKのボールは一度はクリアするが右サイドにこぼたところを増田に折り返され、コール前での競り 合いになり最後は東京の選手がシュートするが、大きくクロスバーの上に。危ない 場面だった。
24分、相手エンド右深くでセットプレーのチャンス。ピクシーがゴール前の選手を狙うが壁に弾かれる。しかしこのこぼれ球を詰めてきた山口がミドルシュートするが、これも相手DFに当たってしまい、残念ながらネットを揺らすことはできな かった。
27分、自陣右での東京のFKはDFが頭ではじき返し、ピンチを逃れる。
28分、ウェズレイがDFと競り合いながらヒールを出すと走り込んだ滝澤がこれを拾って一気に左サイドを攻め上がる。折り返したボールはピクシーが拾うが詰められて後に戻す結果に。
29分、相手エンド深く、右からのFK。ピクシーが遠いサイドの選手の頭を狙う が惜しくもタイミング合わず流れてしまった。

〜前半終了

31分、相手ペナルティ左すぐ外での絶好の位置からのFKのチャンス。ピクシーがウェズレイに打たせると見せて、直接狙っていったが、壁に当たって威力が弱まってしまい、走ってくる味方を待つことなく、相手GKにとられてしまった。
34分、ピクシーが山口に出すと、これをドリブルで持ち込もうとするがここはDFに奪われる。
35分、左からのCKのチャンスはこぼれ球を拾って押し込もうとしたが、相手ゴールの右外のネットを揺らすに終わってしまった。
37分、左サイドを攻め上がられるとゴール前に折り返されるが、中央DF陣は落ち着いてこれを処理する。今日のDF陣は見ていても安心だ。
38分、東京がDFの裏に早いボールを出して、これに三浦が走り込んでくるが、GK楢崎が落ち着いてこれをキャッチする。
39分、右サイドから攻め込まれまたもゴール前に折り返されそうになるがDF陣がしっかりとこれをクリアする。
41分、左サイドの呂比須がフリーでボールを拾うと振り向いてシュートを放ってくるが、これは威力なくGK楢崎正面に。
43分、右サイドを破られペナルティ内でケリーにシュートを決められる。しかしGK楢崎の横を抜けたこのシュートはゴールポスト左に当たり、得点にはならず、こぼれたところに走り込む選手もなく何とかクリアすることができた。絶体絶命のピ ンチを何とか逃れる。
ロスタイム1、左サイドを上がった平岡(直)がゴール前に折り返すが、詰めていたウェズレイ・ピクシーともこれに合わせることができず、相手ゴールマウスを割ることはできなかった。
ロスタイム2、東京の右からのCK。ゴール前に危ないボールが上がるが、DF陣が体を張ってこの場面を凌ぎきる。試合はここで前半が終了。ボール支配率では東京が勝っていただけにこのまま終わるとは思えないが、ここをがっちりと守りきって 勝利を手中にしてほしいところ。後半も見逃せない。

後半の試合の流れ

〜後半15分
前半いい時間帯での得点で終えることができたグランパス。
この調子で後半も東京の攻めを押さえて勝利をものにしたい。 エンド変わって左から攻め上がるグランパス。

1分、大森が右サイドを攻め上がるがこれは詰められて、ゴール前に折り返すことができなかった。
3分、ワンツーから平岡(直)がスペースに飛び出し、パスを受けようと上がるが、パスが長くなり拾うことができなかった。
4分、相手ペナルティ付近でのボールの奪い合いから、滝澤がこぼれ球をシュートしようとするがDFに当たってしまった。
6分、左サイドからケリーがゴール前に早いパスを入れてくると、一度はクリアするがこぼれたところに走り込んだ呂比須が右足でシュート。しかし、これはクロスバーを越えてゆく。
10分、早い展開から東京が中央を攻め上がり、ゴール前にスルーを出してくるが、これは楢崎が飛び出してボールをキャッチ。
11分、東京が右サイドから中央に切れ込み、パスの交換からDFの裏に抜けボールを出すが、ここも楢崎が落ち着いてこのボールをキャッチする。
12分、ドリブルを仕掛けてきたウェズレイが相手ゴール正面で倒され、絶好の位置PKのチャンスを得る。今度はウェズレイが右足で直接狙っていったが、わずか にクロスバーの上に外れてしまった。
14分、東京1人目交代:戸田→鏑木。
〜後半30分

15分、相手ドリブルで抜けてきたウェズレイがペナルティすぐ外で倒されPKを得る。ピクシーが直接狙ってゆくがこれは相手の壁に当たり弾かれてしまう。
17分、名古屋1人目交代:滝澤→岡山。
18分、左に開いてパスを受けた呂比須が左から折り返してくるが、これはDFが頭ではじき返し難を逃れる。
19分、左サイドを抜けたウェズレイが直接ペナルティエリアに切れ込んでシュートを放つが、これは相手GK土肥の正面に。惜しいシュートだった。
21分、ウェズレイがドリブルで左サイドを駆け上がり、ゴール前の岡山に折り返すと、これを岡山がシュートするが、惜しくもこのシュートはポスト右に外れてしまう。
22分、東京2人目交代:浅利→喜名。
23分、早い攻撃から右サイドを上がった呂比須が右足でシュート。このボールがなんとまたもゴールポストに当たり、得点にはならず。こぼれたボールはDFが足で掻き出しこの決定的場面を逃れる。
25分、右サイドを攻め込まれ増田に折り返されるが、遠いサイドに流れたボールは古賀がクリアしCKに逃れる。
26分、またも右サイドからのクロスをゴール前に入れられると、このボールを呂比須がシュート。しかし、このシュートはDFが体を張って弾きゴールを破らせなかった。この時間帯はほとんどを東京が攻め込み、グランパスは防戦一方となっている。東京のサポーターの激しい応援もあり、まさに厳しいアウェイを戦っていると行った様相を呈している。がんばれグランパス。
29分、岡山がドリブルで抜けると相手DFに寄せられながらもシュートを放つが、このボールは浮いてしまい、惜しくもクロスバーを越えていってしまった。

〜試合終了

30分、名古屋2人目交代:ピクシー→海本。東京3人目交代:増田→佐藤。
名古屋は守備的布陣に、東京は攻撃的布陣になる。両監督の思惑が錯綜するこの時間帯での選手交代。はたしてこの交代は両チームに吉と出るか凶と出るのか。
31分、ドリブルで上がったウェズレイがペナルティ内で倒されるがここはPKをもらえず、相手ボールになってしまう。
32分、右サイドを早いドリブルで、東京・佐藤が上がってくると直接シュートしてくる。しかし、このシュートはゴールネットを揺らしたかに見えたが、ネットの上に乗ってしまった。
35分、ウリダが岡山に短いパスを出すと、これをDFの裏に抜けたウェズレイにスルー。しかし、このパスをはウェズレイがオフサイドをとられてしまった。
38分、FKからのボールがこぼれたところを右サイドの佐藤に直接シュートされるが、これはGK楢崎が正面でキャッチ。東京の怒濤の攻撃が続いているこの時間帯。何とか凌いで欲しいところだ。
41分、左サイドからの呂比須のボールに詰めていた選手が反応するがバランスを崩しシュートが打てず。フリーだっただけに危ないシーンだった。
42分、左からのCKのチャンス。少ない人数ながらゴール前に上がったボールを競り勝つが、遠いサイドに零れたボールには反応する選手がなく、結局相手ボールに。残り時間わずか、東京はほとんどの選手がグランパス陣内に攻め上がっている。
44分、ペナルティ内で古賀が攻め込まれた選手と競り合い、相手選手が倒れるがこれはPKをとられることはなかった。危ない場面だったが勇気あるプレーだっ た。
ロスタイム、東京の攻撃は続いたがグランパスDF陣他全員で守りきり試合終了の笛を聞くことができた。厳しいアウェイでの試合だったがまさに全員で守りきった試合内容でした。最後まで応援ありがとうございました。