東海チャンピオンシップ第1戦「清水エスパルス」戦

前半の試合の流れ

〜前半15分


ナビスコカップは準決勝に駒を進め、カップウイナーズカップでは快勝と、まさに快進撃中の我らが名古屋グランパス。プレシーズンマッチとはいえJリーグを代表する3チームによる巴戦でもあるサークルKスーパーサッカー東海チャンピオンシップ。今日も南の国オーストラリア・シドニーで熱い戦いをみせてくれた五輪代表に負けないような試合を展開して欲しいものです。

右にエンドを取ったグラングランパスのキックオフで始まった今日の試合。あいにくの雨という悪天候の中、普段とは違った若手選手も多い中どのような試合を見せてくれるのでしょうか。

2分、中盤でピクシーがボールを持つと清水が厳しいチェックで削りに来て、ボールを奪う。
4分、清水が速いボール回しで左サイドを攻めてくるがこれは藤田ががっちりとクリア。
5分、逆に右サイド藤田がボールを持って上がって行き、前線のピクシーに出そうとするがこれはインタセプトされる。
6分、清水右サイドでFKのチャンス。ピクシーが蹴ったボールは相手GKがパンチングで弾き出すが、こぼれたボールを岩田が豪快にミドルシュート。しかし惜しくもゴール左横に外れてしまった。
7分、相手ペナルティ前で福田が受けたボールをヒールで流すが、ウェズレイと合わずこれはチャンスにできなかった。
8分、前線ではっていた福田に後ろから宮原がナイスパス。あわやという場面に清水がたまらずファウルで、相手ゴール正面でのFKに。このボールをウェズレイがグラウンダー気味に直接ゴールを狙ったが、ゴール左横に流れてしまった。
10分、速いドリブルからウェズレイが相手GKを見て直接シュート。しかしこれもわずかにゴール横に外れてしまった。
11分、藤田−宮原がワンツーで抜けようとしたがこれは相手DFに寄せられ奪われてしまった。
13分、清水が左サイドから攻め込んできて、ゴール前に走り込んだ選手に合わせようとしたが、これはタイミング合わず。
14分、右からのボールをゴール前で清水のサントスが競り合って落とし最後詰めていた選手が押しこんだように見えたがこれはキーパーチャージで得点にはならず。

〜前半30分

清水は、中盤での速いチェックでボールを奪って押し上げようとするが、グランパスのDF陣が安定して、ボールを前に出させていないので安心してみていられる。
17分、相手陣内でのFKのチャンス。これをゴール前の選手に合わせようとしたが、清水のDFにクリアされてしまった。
18分、相手ゴール前でのピクシーの華麗な切り返しから抜けたボールを福田が右足でシュート。しかしこれは相手GKの正面に。
20分、清水は縦パス1本で右サイドの市川にあわせようとしたが、このボールを市川がトラップミス。
23分、清水DFに当たったボールに反応した福田がドリブルで持ち込みシュートするが、これは力無く、相手GKに難なく取られてしまった。
25分、味方陣内で清水がDFの裏に出そうとするが、組み立てが甘く、味方DFが落ち着いてボールを奪ってしまう。
26分、右サイドを走る選手に中盤からのパスが出るが、相手DFに寄せられトラップできず相手ゴールキックになってしまう。
28分、味方陣内右サイドで清水のFK。澤登の蹴ったボールは大きく弧を描いてゴール前に落ちるが、清水の選手があわせきれず、ピンチを逃れることができた。

〜前半終了

中盤でのボールの支配率は名古屋の方が高いのだが、なかなか最後いい形を作れないままずるずると来てしまった感じがあるこの時間帯。逆に清水はゴール前での組み立てが甘くほとんどシュートシーンが見られていない。

31分、相手ゴール前での競り合いでのボールをウェズレイが豪快にシュート。しかし大きくクロスバーの上を越えてしまった。
32分、味方ゴール前での競り合いで抜けたボールに清水の選手とGK中河が1対1になるが、飛び出し速く中河がこのボールをクリアする。
33分、右からの市川のクロスに清水の選手が合わせてくるが、味方DFが体を張って防ぐ。
34分、清水・澤登が直接シュートしたボールは、GK中河がファインセーブで弾き出す。
37分、ハーフウェイラインから清水がDFの裏にパスを出してくるが、これはオフサイドに。
38分、中盤でのボールを奪うと前線のウェズレイに速いパス。これを反転してシュートに、というところでファウルを受け良い位置でのFKのチャンス。これをウェズレイが直接蹴ってゆくが相手DFに当たってしまった。
42分、パスを回しながら相手陣内に攻め込み。最後左サイド大森が前線にパスを入れてゆくが、ピクシーが合わせようとしたが相手DFに体を寄せられ思うようにボールをもらうことができず相手ゴールキックになってしまった。
44分、清水が自陣でボールを奪うと一気に押し上げ、最後ゴール前で澤登が左足でシュートを放ってくるが、これはわずかにゴール横を外れてゆき得点にはならなかった。
結局、前半はこのままほとんどロスタイムもなく終了。

後半の試合の流れ

〜後半15分

後半開始から清水はメンバーを3人入れ替え、試合の流れを変えようとしてきた。
また、名古屋も宮原に換え滝澤を投入。
開始から清水がアレックスが中盤で精力的に動いて、ボールを奪うと前線の久保山・オリバにボールを集めようとしてきたが、ここはDFが落ち着いて防いでいる。
8分、清水がDFの裏に抜け出した横山にスルーパスを出すがこれはオフサイドに。
10分、左サイドからのクロスにゴール前で何人か清水の選手が合わせようとするが、これはDFが落ち着いて弾き出す。
しかし、11分、右サイドをアレックスに抜かれると、最後ゴール前で待っていた横山に決定的なパスを出され、これを横山が落ち着いて決め、0−1に。
この時間帯は清水が波状攻撃を仕掛けてきており、ほとんど守るだけの展開になっている。
15分、小川に代えて平岡(直)が入る。

〜後半30分

16分、清水は横山に代え平松を入れてくる。
17分、相手ゴール前でこぼれたボールを藤田がミドルシュート。しかしこれはゴールを大きく越えてしまった。
18分、相手ゴール前でせりあいで福田が押しこもうとしたがわずかにゴール左に外してしてまった。
20分、岩田交代(原がはいる)。
この時間はどちらのチームもパスの精度に欠き、ボールの奪い合いがつづく。
23分、自陣ペナルティすぐ外でファウルを与えてしまいFKのピンチだったがこれは相手FKが精度が悪く直接狙ってきたがゴール右横に外してしまった。
25分、相手陣内でパスを回しながら、相手GKの隙を見て大森が後ろからシュートを放つとこれがGKに当たりCKのチャンス。右からのCKのボールは遠いサイドのウェズレイの頭に合わせようとしたが、相手に寄せられゴール右横にヘディングシュートを外してしまった。

〜試合終了

30分、相手ゴール前に福田がドリブルで駆け込んで競り合いながら最後右足でシュート気味のクロスを上げようとしたが、ゴール右横に大きく外してしまった。
ここで、福田に代え秦が入る。
32分、清水が味方ペナルティ内でオリバ−久保山とボールが渡り、最後久保山が左足でシュートを打ってくるがこれを外してしまう。
34分、滝澤がウェズレイに流し、ウェズレイがポストになって、相手DFの裏に良いパスを出すが、走り込む選手と合わずボールを奪われてしまった。
36分、清水は怪我でアレックスが退き、吉崎が入る。
37分、相手右サイドからのCKのボールを清水の選手がクリアする際にハンドしてしまいなんとPKになってしまう。
この場面で蹴るのはピクシー。右足で蹴ったボールはゴールど真ん中に突き刺さり1−1の同点だ!
39分、相手左サイドでのボールをピクシが奪うとゴール前に大きうボールを入れてゆくが惜しくも走り込んだ選手の頭に合わず追加点を奪うことはできなかった。
41分、相手陣内で藤田がファウルを受けFKのチャンス。このボールをゴール前の選手に合わせようとしたがこれはクリアされ、今度は左からのCKに。CKのボールは一度はクリアされるが拾って繋ごうとしたがまたも弾かれ右からのCKに。しかし、今度は味方選手とタイミング合わずゴールラインを割ってしまい、結局相手ゴールキックになってしまった。
ロスタイム、相手ペナルティすぐ外、ゴール正面の位置で山口がファウルを受けFKに。絶好の追加点のチャンスでピクシーの蹴ってボールは残念ながら相手選手に当ってしまい追加点を得ることはできなかった。清水もCKのチャンスからクリアボールをサントスがDFの裏に抜けた選手にパスを出すが、これは辛くもオフサイドに。
終了間際、ウェズレイがドリブルで仕掛けてゆくところを、相手ペナルティすぐ外でファウルを受けPKに。この場面でなんと、ウェズレイが自らFKを直接ゴールネットに突き刺し、試合を決める追加点をあげた。そして審判の試合終了の笛が鳴り、2−1で見事グランパスが逆転勝ちで、東海チャンピオンシップ第1戦を勝利で飾りました。最後まで応ありがとうございました。