第12節「サンフレッチェ広島」戦

前半の試合の流れ

〜前半15分

良く晴れた青空の下、高らかになる審判の笛の音で第12節:サンフレッチェ広島戦がキックオフに。

右にエンドを取り、左に攻めるグランパスのキックオフで試合が始まった。
開始いきなり右から上がった藤田がゴール前に上げてゆくが、相手GKに取られてしまう。
2分、ハーフライン近くで山口がボールを拾うと右に走る藤田に流し、これを藤田が持ち上がると、広島DFに倒され良い位置でのセットプレーのチャンスに。しかし、ゴール前に入れてゆこうとしたボールは、DFに弾かれてしまった。
4分、左に開いた小川がゴール目に入れてゆくと、右から来た藤田にボールが渡り、これを後ろから上がった選手にパス。ミドルシュートを放つがDFにクリアされてしまう。
6分、フリースローからのボールを一気に前線の久保に入れてゆこうとした広島だったがここはDFが落ち着いて寄せてプレーさせずマイボールに。
7分、左サイドを攻め込まれ中央にボールを折り返されるが、戻ったDFが足に当てCKにのがれる。右からのCKはゴール前に集まった広島の選手の頭の上を抜けてゴールラインを割ってしまった。
9分、右からの攻撃でDFの寄せに後ろに戻したボールを山口がミドルシュート。しかしこれはクロスバーの上に。
10分、DFの裏に抜けたボールに反応した広島の選手がペナルティ内に入ったところで倒してしまい、なんとPKに。
これを広島・ポポビッチが決め、1−0に。
12分、右に出たボールを藤田がゴール前に上げてゆこうとしたが相手DFに押さえられる。
13分、右にカウンターで抜けられると、ゴール前に折り返され、これを広島・久保に頭で押しこまれて、0ー2になってしまう。

〜前半30分

早くも2点ビハインドという試合展開の中、なかなか中盤でボールを拾えないグランパス。
17分、またも中盤で拾われ、右に抜けられそうになるがここはオフサイドに。
18分、今度は中央からDFの裏を狙われるがこれはDFが寄せてボールを奪う。
20分、右サイドに抜けたボールをゴール前に折り返されると、正面で待っていた選手が頭でこするようにしてシュートしようとするがこれはゴール左に外れる。
23分、戻ってきた呂比須が相手ボールを奪って右の藤田に流、藤田がこれをゴール前に入れてゆくが精度が悪く相手GKにキャッチされる。
24分、右サイドを呂比須がえぐってゆこうとするがDFに体を寄せられボールを奪われる。このとき呂比須が相手選手に対し、暴力を犯したと言うことでなんと、一発退場になってしまった。
グランパスは前半のこの時間帯で1人少ないメンバーで2点のビハインドを背負って戦わなければならないという、ますます厳しい状況に追い込まれてしまった。
28分、広島の左からのCKはゴールを越えてそのままエンドラインを割ってしまった。

〜前半終了

31分、広島が右から攻め込んでくるが、ここはDF飯島が体を寄せてクリアする。
頼みのピクシーも広島の厳しいマークに合い、フォーローする選手もないため、ほとんど本来のプレーをさせてもらえない。
34分、またも右に攻め込まれるが、広島の折り返したボールは平岡が頭ではじき返し、難を逃れてた。
35分、ゴール正面ペナルティすぐ外でのファウルでFkを広島に与えるが、相手のFKのボールはウリダが体で止めてピンチを逃れる。
38分、大森がドリブルで上がってゆきゴール前に入れてゆくが、相手GKが前にでてきておりそのまま奪われてしまう。
グランパスはメンバーが一人少ないため、中盤でのボールをほとんど奪えない。さらに、広島のプレッシャーに合いなかなか良いプレーができず各選手はいらだちを隠せない様子である。
39分、小川に代え滝澤が入る。
43分、代わって入った滝澤が左サイドを切れ込んでゆくが広島のDFのプレッシャーにあい、結局クリアされてしまった。
44分、左サイドをパスを通され、これを拾った広島・久保が左足で豪快にシュートを放ってくるが、これは、GK楢崎がナイスセーブで弾き出す。
ロスタイム、相手陣内でセットプレーのチャンス。ピクシーが相手ゴール前に浮かしたボールを入れてゆくが、広島DF陣に競り勝てず、得点することはできなかった。結局前半はこのまま終了。

後半の試合の流れ

〜後半15分

後半はメンバー交代は両チームとも無し。
開始いきなりゴール前に入れ込まれるという危ないシーンがあったが、ここはDF陣が体を張ってクリアする。
1分、相手陣内深くでセットプレーのチャンス。一度は相手選手に当たるが、前にでてきたところを浮かしたボールでゴール前の選手に合わせようとしたが結局得点することはできなかった。
相変わらず中盤でのボールが拾えず、攻撃に繋げないグランパス。何とかこの局面を打開して欲しい。
6分、相手陣内でFKからの展開で、藤田が右に抜け、折り返しで入れたボールが相手DFに当たりCKに。しかしピクシーの蹴ったボールはミスキックになり、相手ボールになってしまった。
8分、広島が中央をワンツーで抜けようとしたが、ここはDFが詰めていってボールを奪う。
9分、カウンターから前線のウェズレイにボールが通り、これをピクシーに流すと、ピクシーが相手DFをかわしてゴール前にスルーパスを入れる。しかし、わずかにウェズレイの足に届かず得点することはできなかった。実に惜しいチャンスだった。
11分、相手ゴール前の競り合いにこぼれたボールを飯島がシュート。これがキーパーが弾いてあわやゴールか、というところだったが残念ながらGKに再度拾われ、ゴールラインを割ることはできなかった。
13分、DFの裏をとられてしまい抜け出した藤本が左足で決め、ついに0−3になってしまう。

〜後半30分

16分、グランパスは飯島に代えて岩田を投入。
17分、相手ペナルティすぐ外でのセットプレーのチャンス。ピクシーがゴール前の選手に入れてゆくが相手DFにクリアされる。
18分、右サイドで早い展開から藤田が折り返すが、相手DFの足に当たってしまい相手ボールに。
中盤で良いように広島にボールを回されなかなかボールの奪えないグランパスだったが、21分、左CKからのボールを頭で押しこもうとしたが、ゴール内にいた選手に弾き出されてしまった。どうしても得点が奪えない。
24分、相手ゴール前でピクシーが粘って、入ってきた藤田にパス。藤田がこれをワントラップしてシュートするが、うまく当たらず、相手GKの正面に。
25分、広島メンバー交代(コリカ→古賀)
27分、山口に代え原を入れる。
28分、右サイドを割られそうになるが、DFが寄せてここはボールを奪う。
29分、広島メンバー交代(栗原→森保)
30分、藤田がロングスローでゴール前に入れてゆくと、これが相手に当たりCKに。CKのボールは遠いサイドの選手に合わせようとしたが、走り込む選手がなく得点に結びつけることができなかった。

〜試合終了

32分、ゴール前での競り合いからこぼれた球をシュートを放たれるが、GK楢崎がナイスセーブで弾き出す。
34分、広島は3人目の交代(藤本→上野)
36分、藤田が右サイドで拾ったボールをゴール前に上げてゆくが、これは飛び出した相手GKにキャッチされてしまう。
37分、左サイドに原が抜け、相手DFと競り合ってCKにする。
ピクシーがこれを入れてゆくが、合わせる選手が無く、結局相手ボールにしてしまう。
39分、左サイドで久保に粘られCKを与える。CKのボールをゴール前フリーになった選手に頭で合わせられゴールを割りそうになったが、またもGK楢崎の好セーブで弾き出す。
40分、カウンターからウェズレイにボールボールが渡り、左のピクシーに流れて最後、右サイドにいた滝澤にボールが渡ると、これをドリブルからシュートに行くが、このシュートはクロスバーの上に。
43分、左サイドを攻め込みピクシーが相手選手と競り合いながら折り返そうとするが、ここもDFに止められゴール前に上げることができなかった。
44分、中盤でボールを拾うと前線にいた藤田に良いボールがとおるがこれをトラップした際、手に当てハンドにしてしまった。
DF陣がペナルティ内で、広島・沢田に競り合いに負け、最後そのままシュートを決められ、痛恨の4点目が入り、試合は0−4になってしまう。
ロスタイム、相手陣内でのFKも大量点にモチベーションが下がったのか、ピクシーの蹴ったボールはそのままGK正面に。
左サイドをピクシーが粘って、最後折り返しを反対側にいた藤田に出す。これを藤田がシュートを放つが相手GK正面に。ここで主審の笛が鳴り、ついに前節に続き、完封負け。しかも0−4という信じられない形で試合終了を迎えることとなってしまいました。。