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試合結果

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 第1節:「ヴィッセル神戸戦」(瑞穂陸上競技場)  12:00開始

名古屋グランパスエイト:田中孝司監督

ハーフ
タイム

・もっとシンプルにプレーすること。
・チャンスがあれば、シュートを打て。
・自信を持って自分たち(グランパス)のサッカーをしよう。

試合終了後

2−0でリードしていながら、3−2と逆転負けしたと言うことについては非常に残
念ですし、選手が悪いということでは無くて、後半になってリズムの良いときと悪い
時の差が激しすぎたなと。尚且つ選手が、自分で判断しなければならない状況の中で、
本来、もっとシンプルにボールを回しながら攻めなければならない場面をどうしても
ボールをキープしすぎたと言うか、そこからまたボールをロストしてカウンターをく
らうと言うような状況で、ちょっと選手がまとまらなかった感じがします。後半、野
口が入ってシュートチャンスも在ったんですが、そのあたりで点が入っていればまた
違うんでしょうが、今日はよくやったけれど負けてしまったと、こればかりは何の言
い訳も出来ないし、実際の話、負けたという事に関しては、我々以下、選手も十分反
省して次に繋げなければならないと思います。

Q:2−0からの逆転負け、やはり守りの連携が悪いと思いますが?

A:最初の失点もそうですし、2点目もそうですが起こっちゃいけないような状況の
プレーが出てしまったという事については、まとまり以前の問題ですし、そう言った
中で同点にされてしまいかえって選手が浮き足立った感じがします。それと、いつも
言っているように安定した守備が無ければ攻撃的なサッカーは出来ない訳で、守備の
部分と言うより中盤からその前にかけてのボールをロストするケースがあまりにも多
すぎる。したがって守備のほうも不安定になると言う状況だと思います。

Q:左サイドの鈴木選手が本来のプレーが出来なかったと思いますが、彼を含めて左
サイドのについては?

A:平野がもう少しオープンサイドにかまえなければいけないんですが、どうしても
中へ中へと入ってしまって、サイドチェンジしようと思っても人が居ないと言う状況
が多かったと思います。平野には使い分けを上手くしなければと話をしていたのです
が、中々ボールがくるチャンスの時に居なかったりと言った形があって機能はあまり
しなかったと思います。ストイコビッチがその分、左サイドに流れていましたからあ
の変の形をもう少し上手くボールを回せればチャンスが作れると思います。

Q:逆転されたという事で選手の精神的なショックは?
A:我々を含めて選手にも何時も言っていることですが、終わってしまった事を考え
てもしょうがないし、直すべき修正点は続けて直していかなければなりませんが、シ
ョックというより個人的なミスが多かったんでチームとしてもうちょっとそのあたり
を色んなカバーとか声の掛け合いとかでカバーして行くしかないと思うし、選手自身
も始まったばかりのゲームをとにかく勝ちたかったし、それで逆転負けは非常に大き
いとは思いますが、そんな事を言ってられないということが現実だと思うし、選手に
は強く在ってほしいし、我々も次の試合に向けて良い準備をしたいと思います。

Q:新戦力が活躍しましたが、チームとしてのフィットはもう少しかと思いますが?
A:やっぱり選手自身の気持ちの持ち方って言うのか、2−0で勝ってどうしよとい
ったときに、選手が本来ボールを回していかなければならないサッカーを目指してい
るのに、一人一人がボールを持つ時間が長くなってしまったと、その結果、動きがス
ムーズではなくなるし相手の背後もつけない。皆、良いことをやろうやろうとしてそ
の分送れてしまい、思いっきりが無かったりしました。コンビネーションと言う所で
多少問題があるかも知れませんが、基本的にサッカーをやるということについてはそ
んなに変わらないと思うし、選手がもう少し考えてくれれば、良い方向に向かうだろ
うし、同じように自分たちがやらなければならない気持ちばかりがあせるとこういう
負け方が続くかもしれませんし、ただそう言うことを忘れるためにも本来やろうとし
ているシンプルなサッカーをやらせるようにするしかないと思います。

Q:シンプルなサッカーを実践するにはまだ時間がかかると言うことは、監督にとっ
ては不満でしょうか?

A:不満といったら不満は沢山在ると思いますが、選手自身がいつもと違って、前半
の25分は非常に良かったんですが、それ以降の時間帯が納得いかないって言うこと
は在りますが、ここは次の試合を考えていったほうが良いかと思っています。あまり
選手のあれが良い、あれが悪いと言うことでもないし、メンバーの変更も野口しか出
来なかったといえば出来なかったですし、そのあたりも含めてもう一度選手たちにシ
ンプルにやるようにさせながらメンバーももうちょっと考えていかなければと言う気
持ちです。

Q:神戸の監督が体力について言及しているのですが?
A:フィジカル的な点が強い弱いでは無いと思います。どちらかと言うとサッカーの
場合、押し込まれた状況の中で跳ね返し、逆に押し込んでいくと言った事やプレッシ
ングのかけ方、そう言うことが神戸の場合ロングパスあるいは斜めのボールを上げて
皆でプレッシングをかけていくと言うことが徹底されていて、グランパスもそう言う
状況の時には裏をついて前からプレッシングを掛けていけばそう言うことが出来るん
ですが、2NDボールを拾えなかったりと言う形で、前向き前向きに相手がプレー出
来るような状況になってしまい、体力的にどうこう言う問題では無くて戦術やそれを
跳ね返すパワーやメンタル的に強いかどうかと言う部分の差はあったかも知れません。

Q:後半、かなり疲れていましたがコンディション等に満足されていないのでは?
A:それはあまり考えていません。別にフィジカル的な要素が足りなかったと言うこ
とでは無くて、ボールをロストして追いかける回数が多ければ多いほど疲れるのは当
たり前だし、実走行距離を見たらオーバーラップの回数が多いから疲れると言うこと
では無く、逆に簡単なサポートで済む所を前に出て、取られて帰るプレーが多かった
りと言う形で疲れが出たと思います。フィジカル的な所はあまり気にしていないとい
うか、もっとやりようがあるでしょうと言うことだと思います。

Q:今日のメンバーはベストとは思いますが、他の組み合わせもお考えでしょうか?
A:前から言ってますように競争する相手が沢山いますから、今日の場合アルーをF
Wに持っていったというのは、ピクシーとのコンビネーションで言葉の問題がまだ少
しあるのと岡山が調子良かったし、岡山が前に出ればアルーがカバーすると言ったこ
とで考えたんですが、これは結果論なんでこれが良かった悪かったと言うことは、勝
てば良かったになるだろうし、負ければ悪かったになるだろうし僕自身は、今の選手
の状態を見て一番機能する選手だろうと思ってやった訳ですから、結果はこう言う形
ですから失敗したと言われてもしょうが無いと思いますが、選手自身はそんな風に思
っていないでしょうし、次、やってくれると信じてますからそんなに大きな変更は無
いでしょうが多少の調整は考えたいと思います。

ヴィッセル神戸:フローロ監督

ハーフ
タイム

・「勝つんだ!」と言う強い気持ちがあったからこそ0-2からでも1点返せた。
・後半も更にアグレッシブにプレーすれば必ず逆転できる。

試合終了後

今日はすばらしいゲームが出来たと思います。実際に点が沢山入りましたし、ゴール
チャンスも沢山ありました。今日は開幕戦ということもあってかなり向こうの方は、
攻勢に出てくるのではないかと思っていましたし、相手チームは個人的に技術の高い
選手が多いという事も解っていました。最初、前半は結構押されるんじゃないかと思
ってました。それに対してうちも戦術面では上手くそれを防ぐということで、前半は
持ちこたえる事が出来て、うちのリズムへ上手く変えていく事が前半は出来たと思い
ます。それは上手く戦術が機能したということで結果的に3−2で勝てると言うこと
になりましたし、後半も上手くゲームの流れをつかめたと思います。そして体力の使
い方も上手く配分できて、最初の1分から90分、最後まで上手く戦えることも出来
たと思います。