8月21日(木) 天候:晴れ時々くもり
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名古屋グランパスのサッカースクール生による「サマーキャンプ in 飛騨古川 2008」。今日から小学2年生の第2回目が始まりました。バスの出発前に飛騨地方の天気予報を調べてみたところ、残念ながら午前・午後ともに雨。降水確率も80%・50%と高いため、コーチ達は前回の1年生のツアー同様に魚取りを中止すべきか頭を悩ませていました。しかしちびっ子達の願いが通じたのか、天気予報が変更され午後の降水確率が低くなると、コーチ達は魚取りの実施を決断。なかんじょ川(飛騨市河合町)へ行けると知ったちびっ子達は目的地への到着を心待ちにしていました。

バスを降りたらコーチの元へ集合するのですが、ちびっ子達は先に川岸へ駆け寄り魚が泳いでいるかをチェック。目が水面に釘付けとなり集合が遅れたことをコーチに注意されてしまうほど、このツアーの魚取りを楽しみにしていたようです。全員が軽快な足取りで昼食会場へ向かいました。持参したお弁当包みを広げ空腹に耐えながらコーチのお話しを聞いていると、虹鱒の塩焼きが良い匂いを漂わせて運び込まれ、ちびっ子の視線は塩焼きの串が乗せられたプレートに集中。嬉しそうな表情が見られ、隣の友達と笑顔を見せ合っていました。

昼食を終えると待ちに待った魚取りの時間となり勇み足で川へ向かいましたが、ちびっ子とコーチが団結し「よし、捕まえるぞ!」と気合いを入れたとたん、無情にも雨が降り始めました。気温が低めで川の水はとても冷たく、最初ちびっ子達は顔をしかめていましたが、夢中で魚を追いかけるうちに足は徐々に水温に慣れてきたようです。そしていつの間にか雨も止んでいました。ちびっ子達も一生懸命ですが、追われる魚はもっと一生懸命です。魚が足の間を自在に動き、捕まえられると跳ね上がって両手をすり抜け、水の中へ戻ろうとする度、ちびっ子は嬉しそうな表情と悔しそうな表情を交互に繰り返していました。

魚取りが終了するとちびっ子達は飛騨古川駅までバスで移動し、そこから宿泊先の「蕪水亭」へは徒歩で移動しました。大荷物を持っての移動は大変ですが、同じスクールの友達やコーチと楽しくおしゃべりしながら歩いたため、どうやら荷物の重さは半減したようです。お世話になる旅館の方々には元気な声で挨拶が出来ました。

中庭にテーブルセットを用意して頂き、午後6時半からは夕食のバーベキューです。飛騨牛の串やホタテ串、焼き鳥や焼きそば等、ちびっ子達に人気がある食べ物を用意して頂きましたが、「一番好きな食べ物は?」と尋ねてみるとやはり飛騨牛の串焼きがトップ。お腹が一杯になった後はみんなで協力して後片づけを済ませ、花火大会の会場へ向かいました。

友達に火をもらいながら手持ち花火を行うと、最後は打ち上げ花火ショーです。始まるまでの間もおしゃべりに夢中でしたが、ふと上を見上げたちびっ子は「星がきれい!!」と感動の大声を上げました。頭の上には満天の星。家の近くでは見られない小さな星もたくさん見られ、全員が驚きを隠せない様子でした。そこへ“花火の神様”が出現。“花火の杖”を「エイッ!」とかざすと予想外の場所から花火が上がり、ちびっ子達は満天の星々に続いて夜空を彩る光の大輪に目を丸くしていました。