サマーキャンプ2日目の朝は穏やかに晴れ、天候を心配していたちびっ子達は少しホッとした様子で外へ出ました。朝日の眩しさに目を細めながら靴を履き、コーチに「おはようございます!」と元気に挨拶。一年生は家族を離れての宿泊が初めてという子も多く、一人一人の体調面には特に注意を払っているコーチ達ですが、ちびっ子の挨拶は“元気です”ということを物語り、声を聞いたコーチ達も少しホッとした様子でした。
列をなして朝の散歩に出発するとちびっ子達は近くを流れる瀬戸川へ向かいました。到着すると川岸へ駆け寄り、水の中をゆったりと泳ぐ錦鯉の大きさに驚いて大はしゃぎ。鯉を呼び寄せようと水面に指先を漬ける様子も見られました。
旅館まで歩いて帰る途中、雲の多い空からは雨粒が落ちてきました。山の方には灰色の雲がかかりちびっ子達は少し不安になったようですが、朝食の前にコーチから「今日はみんなが楽しみにしているサッカーをします。しっかり食べて良いプレーが出来るように!」との言葉を受けると心配事が吹き飛んだようです。全員の表情が一気に明るくなり、栄養満点の朝食をしっかりと食べました。
後片付けを協力して行い、ちびっ子達は出発の準備に取りかかりました。全員、バスのトランクに入れる大きなカバンと移動用の小さなカバンの両方を持っていますが、どちらに何を入れたら良いのかをしっかりと考え、忘れ物をしないようコーチと一緒にチェックを繰り返しました。出発の準備を終えると玄関を出て、お世話になった「蕪水亭」のみなさんに「二日間ありがとうございました!」と挨拶。バスの待つ飛騨古川駅へ向けて歩き始めました。しかし肩から提げた荷物は大変重く、ちびっ子達は顔を歪めながら一歩一歩を踏み締めるように足を進めました。カバンを地面に引きずってしまったり、歩くスピードが遅くなり前の友達との距離が開いてしまったり。そんな中、「あと少しだから頑張ろう」と友達同士で声を掛け合う様子も見られました。
バスに揺られ杉崎公園(古川町杉崎)に到着したちびっ子達は「絶対勝つぞ!」と大声を上げながら、駆け足でグランド入り。早くサッカーがしたい、という気持ちを抑えられない様子でした。前日の雨の影響でテントには水が溜まっていましたが、ピッチはちょうど良い湿り具合。本部のテーブルにはグランパスグッズがたくさん並べられ、ちびっ子達は勝ち抜いて一等賞になったら何をもらうかの相談を始めました。賞品の中には名古屋グランパス・玉田圭司選手のスパイクもあり、触れてみようと手を伸ばす子も多く、ボールより人気がありました。8つのチームに分かれ、サマーキャンプで一番楽しみにしていたサッカー大会が始められると、ちびっ子達はみんなで協力して力一杯ボールを追いかけました。
順位は以下の通りです。 1)春日井・青、2)瑞穂&WEST連合・赤、3)岡崎・緑、4)三好&豊田連合・黄、5)瑞穂&WEST連合・橙、6)三好&豊田連合・水色、7)豊山・紫、8)港・ピンク
小学1年生の「サマーキャンプ
in 飛騨古川 2008」はこれで終了です。家ではお父さん・お母さんに頼っていた片付けや準備の殆どを、キャンプでは自分達だけで行いました。ちびっ子のみなさん、家にコーチはいませんが、キャンプで学んだ“自分のことはなるべく自分でやる”ということをこれからも実践してくださいね。
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