名古屋グランパス・サッカースクールで毎年恒例となっている「サマーキャンプ
in 飛騨古川 2008」。7月に行われた第1回目に引き続き、今日から小学1年生の第2回目が始まりました。元気印のちびっ子62名を乗せたバスは一路岐阜県飛騨市を目指し、愛知県を出発。しかし車内から見える外の景色が山深くなると出発した頃の晴れ間はいつの間にか消え、分厚い雲がかかり、とうとう雨粒が落ち始めました。しかし山の天気は変化が激しく、バスがトンネルを抜けるたび、小雨だったり、晴れ間が見えそうだったり、濃い霧がかかっていたり・・・。ちびっ子達は表情こそ曇らせているもの“魚取りが出来る”という望みを最後まで持ち続けていたようでした。
しかし、行き先のなかんじょ川(飛騨市河合町)が悪天候ということで、残念ながら魚取りは中止に。代わりにレクリエーションゲームを行うため、ちびっ子達を乗せたバスは「古川町農業者トレーニングセンター」(飛騨市古川町)に到着しました。トレーニングセンターの軒先で持参したお弁当を食べようとバスから降りたちびっ子達は「晴れてるよ、魚取りできるじゃん!」と諦めきれない様子。しかしお弁当を食べ出してから少し時間が過ぎた頃、バケツをひっくり返したような激しい雨が降り、雷も鳴り、ちびっ子達は川に行けないことをやっと納得したようでした。
「いろんなゲームをしますが、何がやりたい?」というコーチからの質問に、ちびっ子達は迷うことなく「サッカー!」の返事。しかしサッカー大会は明日に予定されているため、じゃんけんゲームやしっぽ取りゲームなど、コーチが考え出した面白ゲームを行い、歓声を上げて夢中になり、真剣勝負を繰り広げました。
レクリエーションゲームを終えたちびっ子達はバスで古川駅に向かい、そこから宿泊先の「蕪水亭」へは徒歩で移動しました。雨が上がり湿度がなく、今回のツアーに限っては特別に旅行の荷物が予め旅館に運び込まれていたため、ちびっ子達は古川の町並みを見ながら軽快な足取りで旅館に到着。家族を離れての宿泊は初めてという子も多く、コーチからみんなで生活することの注意を聞き、お世話になる旅館の方々に大きな声で挨拶をしました。
夕食までの時間はスクールごとにお風呂に入り、夕涼みの散歩へ出掛け、ちびっ子達はしっかりとお腹を空かせました。天候が心配され星空の下でのバーベキューは叶いませんでしたが、夕食会では旅館の方々に飛騨牛の串焼きや帆立貝、焼きそばなどたくさんの美味しい料理を用意して頂き、仲間同士の楽しい雰囲気も手伝ってちびっ子達はいつもより食が進んだようでした。
ちびっ子達の夕食会が終わりに近付いた頃、コーチが花火会場となる川辺へ足元のぬかるみ具合を調べに行きました。昼間は激しい雨が降りましたが足元の状態は良好。花火が出来ると知ったちびっ子は目を輝かせ、周囲の友達と喜び合っていました。食事の後片づけを済ませるとスクール毎に移動し、会場に着くと一列に並んでコーチから花火を受け取りました。花火が終わってしまうと「コーチ、花火のおかわりをしても良いですか?」と尋ね、手にした新しい花火もじっくりと楽しんでいました。
天候に左右され、残念ながら今日は魚取りが出来ませんでした。明日は誰もが一番楽しみにしているサッカー大会の日。どうか青空の下、芝生のグランドでちびっ子達が思いっきりサッカーを楽しめますように・・・。
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