7月28日(月) 天候:雨のちくもり
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名古屋グランパスのサッカースクール生による「サマーキャンプ in 飛騨古川 2008」。今日から小学3年生・2泊3日のツアーが始まりました。1・2年生よりも1日多い日程が組まれ、トレーニングに加えて楽しいイベントが盛りだくさんのキャンプ。期待で胸を膨らませるちびっ子達を乗せた3台のバスは、日差しの強い名古屋から飛騨古川を目指し走り出しましたが、岐阜県に入った頃から空が急に暗くなり、雨粒が落ちてきました。ちびっ子達は濃い霧がかかった山々を見つめ、「魚取りは出来るかな?」と不安そうな様子。雨の影響で「なかんじょ川」(飛騨市河合町)が濁ってしまったようで、“残念ながら今日は魚取りが出来ません”と連絡を受け、少しがっかりしながらバスの中でお弁当を食べていました。

急遽予定を変更し、2日目の午前に予定されてたトレーニングが行われることになり、ちびっ子達は「古川町農業者トレーニングセンター」(飛騨市古川町)へ到着。体育館へ入る時は“魚取りがやりたかった”と不満を表していたものの、レクリエーションゲームが始まると誰もが真剣勝負の表情となり、ゲームを楽しんでいました。チーム分けはスクールごとではなく、コーチによって予め決められたミックスチーム。チームメイトの名前を覚えることもゲームの一つとして楽しみ、他のスクールの友達が出来たようです。最後はドッチボール大会が行われ、コーチからは「ガチンコ勝負!負けたら罰ゲームとして体育館のモップ掛けをしてもらいます!」との言葉が。10チームが激しくぶつかり合いました。レクリエーションゲームが終了し、“モップ掛け”も行われましたが、ちびっ子達はこの罰ゲームをとても楽しんでいたようです。普段の練習場の関係で“トンボ掛け”には慣れている子も多いのですが、体育館の“モップ掛け”は新鮮だったようです。ちびっ子達は「次、モップ貸して」と順番待ちをし、あっという間に体育館の床はきれいになりました。

レクリエーションゲームの後は、お寺で座禅を体験するため、『林昌寺』へ向かいました。勢いよくバスから降りてきたちびっ子達でしたが、厳かな雰囲気が漂う本堂へ足を踏み入れると少し緊張した表情に。和尚様から足の組み方をご指導頂き、実際にやってみましたが、慣れない姿勢にあちらこちらから苦痛を堪える声が上がりました。座禅を終えて和尚様から「足を崩して良いよ」との声がかかると誰もがホッとした様子に。「20分間の座禅でも辛いのに、この姿勢をずっと続けられるお坊さんはすごい!」との声も聞かれました。

『林昌寺』から宿泊先までは少し距離があるのですが、徒歩で移動しました。流れの速い川を見つめながら歩いていると、どうやら今日できなかった魚取りのことを思い出したようです。「明日は出来るよ。」と仲間同士で声を掛け合いながら、宿泊先の「蕪水亭」と「のとや」に向かいました。到着後はどちらの旅館も午後7時から夕食タイムとなり、用意して頂いたとても美味しい食事を楽しんだちびっ子達。消灯の午後9時15分まで少し時間があり、それぞれのグループで自由時間を過ごしました。消灯時間を過ぎ、しばらくはちびっ子の声が聞こえていましたが、午後10時前には静まりかえって夢の中へと出掛けていったようです。ちびっ子のみなさん、楽しいことだらけの明日へ向けて、しっかりと休んでくださいね。