名古屋グランパスのサッカースクール生が参加する「サマーキャンプ
in 飛騨古川 2008」。今日から小学2年生のツアーが始まります。小学1年生の回同様に天候は良好、朝から強い日差しが照りつける一日となりました。
今回は小学2年生のツアーなので、行きのバス内では「1年の夏休みにもサマーキャンプに参加したよ。」と話す子も多く、窓の外を流れ行く景色に楽しかった記憶を思い出したようです。山深くなるにつれ、ちびっ子達の笑顔はさらに輝きを増していきました。
出発から3時間以上バスに揺られ「なかんじょ川」(飛騨市河合町)に到着。先ずは昼食の会場へ向かい、“いただきます”の後にコーチから虹鱒の塩焼きが渡されると誰もが嬉しそうにかぶりつきました。好き嫌いをせずによく噛んで魚を味わうちびっ子達に、コーチからは「“当たり”が出たらもう一本!」との冗談も。「“当たり”出ないかな?もう一本食べたいな。」と、しげしげと竹串を見つめる姿があちらこちらで見られました。
お弁当でお腹を満たして川遊びの準備を整えると、ちびっ子達は勇み足で川岸へ。注意事項を聞き、上から魚の居場所を伺いながらコーチのGOサインを待ちました。午後1時半頃から魚取りは始められ、ちびっ子達はザブザブと浅い川に足を踏み入れていきました。最初は「触ったけれど逃げちゃった。」と残念な表情を見せていた子も、水の冷たさに慣れ捕まえるコツを掴むと、「4匹目捕まえた!」と、得意げな様子に。岩の上から魚の動きを伺っていたコーチからは「魚に気付かれないよう、気配を消すんだ!」というアドバイスが出され、ちびっ子達はなるべく音を立てないようにと忍び足で魚に近寄りました。
魚取り終了の時が迫り、ちびっ子達は名残惜しそうな表情を浮かべながらも川から上がると、着替えを済ませて“まだ疲れていないよ”とはしゃぎながらバスに乗り込みました。古川駅前でバスを降り、ここから宿泊先の「蕪水亭」までは荷物を抱えて徒歩で移動します。重い荷物に忘れていたはずの“疲れ”を思い出してしまったのか、ちびっ子達の表情は苦痛に歪みましたが、地元の方々からの問いかけには元気よく答えていました。
到着後は諸注意を聞き、ちびっ子達はみんなで生活する上でのルールを守ることをコーチと約束しました。それぞれの部屋に移動し、夕食の時間まではお風呂を兼ねた自由時間です。旅館内には湯船に漬かり数を数える声と周囲を探索する足音が響き渡りました。
バーベキューの良い匂いが中庭から玄関を通り旅館内に漂い、空腹を誘い出した午後6時半、夕食タイムが始まりました。飛騨牛の串焼きや焼き鳥、特大ホタテや焼きそば等、美味しそうな食べ物ばかりがお皿に盛られ、ちびっ子達は「次はどれを食べようかな?」と迷い気味に。友達との楽しい会話で普段以上に食が進み、“いつもより多い量を食べることが出来た”と嬉しそうに話してくれる子がたくさんいました。
夕食の後片付けを協力して行った後は、ちびっ子達の殆どが魚取りと同じくらい楽しみにしている花火大会の時間です。コーチに続いて会場まで移動すると、一列に並んで花火を受け取り、友達と協力しながら色とりどりの光りを楽しみました。ちびっ子達が笑顔で花火を楽しんでいる間、少し離れた場所ではコーチの手によって打ち上げ花火の準備が着々と進行。最後は盛大な打ち上げ花火ショーに全員が歓声を上げ、今日のイベントは終了となりました。
旅館に戻ってもまだ元気が余っている表情のちびっ子達。しかし歯を磨くため洗面所に向かう足取りは、昼間と比べると少しだけゆっくりでした。“疲れ”はすぐそこまで迫っているはず。しっかり休んで、明日のサッカー大会に備えましょう。
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