サマーキャンプ2日目の最初のメニューはお散歩です。朝7時にコーチの大きな声で起床したちびっ子達は、さすがにまだ誰もが寝ぼけ眼で、昨夜の花火の時に見せていた元気はまだまだ出てきません(笑)。
午前7時半。まだ朝早くと言うこともあり、湿度もほとんど無く、日差しも柔らかで、心地良い空気の中を、お揃いのユニフォームに着替えたちびっ子達は古川の古い町並みへと向かいました。可愛いちびっ子が長い列を作って町の中を連れ立って歩いていることもあってか、道行く人からは「おはようございます。」と明るい声があちこちで掛けられ、ちびっ子達もこれに明るく応えているうちに、いつもの元気さを取り戻していました。
町の中心にある「まつり会館」裏手の瀬戸川に到着すると、ちびっ子達を大きな鯉が待ち受けていました。彼らは水面に届くほど顔を近づけて優雅に泳ぐ鯉を神妙な表情を見せながら、興味深げに観察していました。しかし、コーチからエサを貰って川に投げ入れると、異常なまでに鯉が群がり始め、いつもの“いたずらっ子”の表情に変わってゆきました。
約30分の散歩を終えて宿に戻ると、既に朝食の準備が整えられ、美味しそうな匂いにもう待ちきれない様子のちびっ子達は、コーチの声を聞き終える間もなくすぐにテーブルの前に並んで座りました。大きな声で「いただきま〜す!」と挨拶をすると、大きな口を開けてご飯やお味噌汁、おかずを平らげていました。
ご飯で満腹となり、満足げなちびっ子達は、出発の予定時刻の午前9時40分を大幅に遅れて、自分の体よりも大きいかと思うほどの荷物を抱えて旅館の中庭に集合、お世話になった「蕪水亭」の皆さんにお礼の挨拶をして、バスの待つ飛騨古川駅へ向かいました。そして、運転手さんとガイドさんの助けを借りて荷物をバスに詰め込むと、一路、トレーニング・グランドの杉崎公園(古川町杉崎)へ出発しました。
10時半からは、今回のサマーキャンプツアーのメインイベントと言える、各スクール対抗の交流ゲームが行われました。コーチからチーム別に色分けられたビブスを貰った時はふざけあっていたちびっ子達でしたが、会場脇のテーブルに用意された賞品のグランパスグッズを目にすると、これまでには見られなかった、真剣な表情に変わってゆきました。
ゲームは初めに4コートを使用し、3チーム毎での予選が行われ、その後、順位決定戦が行われました。上空からは容赦のない、強い日差しがピッチを駆け回るちびっ子達に降り注ぎ、厳しいコンディションの中での実施となりましたが、試合を終える毎に水分補給をしっかりと行い、暑さをものともせず、ちびっ子達は元気一杯のプレーを見せてボールを追い求め、相手ゴールを陥れようと激しい競り合いを見せてくれました。
順位は以下の通りです。
1)三好校(豊田コーチ)・ピンク、2)三好校(小川コーチ)・白、
3)三好校(古川コーチ)・オレンジ、4)岡崎校(井森コーチ)・黄、
5)豊田校(下河コーチ)・緑、6)豊田校(岡本コーチ)・水色、
7)三好校(菊池コーチ)・赤、8)名古屋WEST&春日井校(今井コーチ)・紫、
9)三好校(磯村コーチ)・青、10)港校(浅野コーチ)・黒、
11)豊山校(大島コーチ)・ピンク、12)瑞穂校(井口コーチ)・黄
小学1年生の「サマーキャンプ in 飛騨古川 2008」はこれで終了となりました。試合後は、疲れた様子ながらも誰もが満足そうな表情を見せてバスに乗り込み、お昼ご飯を済ませて帰宅の途に着きました。一年生のちびっ子達にとって小学生になって初めての夏休みの体験でしたが、きっと楽しい思い出になったことでしょう。
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