2月7日(木) 天候:晴れ時々曇り
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□第11日目

・午前練習

この日は、指宿キャンプに来て一番と呼べるほどの好天に恵まれ、強い日差しがトレーニングの行われるピッチの緑をより一層際だたせている。

前日のニューウェーブ北九州とのトレーニングマッチを戦ったメンバーの殆どは、ピッチの周りをランニングしてクールダウンを行った。そして、後半から途中出場したメンバーは、入念なアップを行った後ハーフコートを使ってGK広野・西村を相手にシュート練習をおこなった。

ランニングを終えた選手達は、リラックスした様子を見せながら昨日の疲れを癒すためのトリートメントメニューを行って、11時にはホテルへと戻っていった。

シュート練習をおこなうグループは、ストイコビッチ監督から出されたボールをトラップしたあと、様々なワンツーのバリエーションを交えながら繰り返しシュートを放ち、1時間にわたって決定力向上に励んだ。そして11時15分、殆どの選手が額に汗を浮かべてトレーニングを終えた。

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・午後練習

開始時間を1時間繰り下げて、午後4時からスタートとなった午後のトレーニング。太陽は西に傾き始め、日差しには昼間のような力が無くなってきたが、それでもまだ充分に暖かい。選手達は練習の始まるのが待ちきれないようで、早くからグランドに現れて、思い思いの方法で体をほぐしながら練習開始を待ちわびていた。

監督の口笛でピッチ中央へと集合した選手達は、短い説明を聞き終えると、指宿キャンプ最後の午後のトレーニングをスタートさせた。

センターサークルに広がった選手達は、リラックスした表情でボール回しを行ったあと、3グループに分かれる。そして、約5mの四角のエリア中に4人ずつ分かれてパス回しを始める。グリッドの中のビブスを付けた3人と味方1人に分かれた選手達は、それぞれの動きを意識しながら、早く的確なパスを意識しながら次々とつないでいった。

午後4時30分からは、ハーフコートを使った10対8によるミニゲーム形式の戦術トレーニングを行った。攻撃をする側の選手達は、数的優位を生かしながら狭いエリアで高い位置からプレッシャーを掛けてくる相手を早いパス回しでかわしてゴールを挙げることを要求された。

監督は、ゲームの途中でメンバー交代や相手チームの人数を増やし、最終的に人数を10対10の同数とする。選手達は、「モットモット、ハヤクハヤク!」という要求に応えて、短く早いパスを繋いで、相手のゴールを陥れようと激しい奪い合いを繰り広げた。

そして5時30分、密度が濃く、激しいトレーニングでしっかりと追い込まれた選手達は、疲れた様子を見せながらクールダウンを行って、午後の練習を終えた。

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