2月4日(月) 天候:晴れ
≫指宿フォト日記はこちら

□第8日目

・午前練習

午前9時45分から屋内でウェイトトレーニングを始めていた選手達は、10時30分過ぎにサッカー場に現れた。選手達は、昨日のオフで気持ちがしっかりとリフレッシュできたのか、明るい日差しに恵まれた好天の下、明るい表情でグラウンドへとやってきた。

ピッチへと入った選手達は、ストイコビッチ監督の指示に従ってビブスで色分けされた4グループに分かれると、すぐにボールを動かしながらトレーニングの準備に入った。

選手達は、2組ずつに分かれるとそれぞれマーカーで狭く区切られたグリッドの中で、少ないタッチでのパス回しを行った。プレーヤーは、迫ってくる相手のプレッシャーをかわして、自分と同じ色のビブスの選手へとグラウンダーのボールをパスで回す。この練習中コーチ陣からは、早さと共に正確さを求める声があがった。選手達は、それに応えるように激しいボールの奪い合いを繰り広げていた。

一方の組は、GK2人を中に入れて、ワンツーパスをうまく使いながらボールを早く回すことを要求された。そして、もう一方のエリアでは新たなメニューに移行。互いに2箇所ずつ設置されたミニゴールへ、シュートを狙う練習が行われた。「今週からは攻撃のトレーニングを行う」と監督が先週末に明言した通り、選手達はスペースを上手く利用しながら積極的に攻撃を仕掛ける姿勢が求められていた。

11時15分からは、2対1、3対2を想定したシュート練習が行われた。DFがボールホルダーにプレスを掛けにくる状況の中で、シュートにゆく選手達は、DF陣をいかに引き寄せてスペースを作り数的優位を作ってゴールを挙げるかが要求されていた。

11時40分からは、7対7によるミニゲームと、両サイドからのクロスボールに合わせてゴール前へ走り込んで合わせるシュート練習が行われた。選手達はクロスの精度の向上と走り込むタイミング等を徹底的に実践して、12時までトレーニングに没頭していた。

--------------
・午後練習

午後に入っても南国らしい太陽が、トレーニングを始めた選手達を優しく包んでくれる。そんな、絶好のコンディションで午後のトレーニングは始まった。

選手は中央に集まると、リラックスした表情を見せながらアップをして体をしっかりとほぐす。そして、3グループに分かれると、2グループはピッチ内で戦術トレーニングをスタート。残りの組はピッチ横でポールやミニハードルを使ったフィジカルメニューを行って、この後の戦術トレーニングの準備をおこなった。

実戦形式による戦術トレーニングでは、監督から指示されたタッチ数でボールを回すことが求められ、選手達は周りの味方を意識しながら早いパスを交換しあっていた。

16時15分、水分補給を終えた選手達は両エンドに分かれる。そして、ワンツーからのパスを大きくサイドに展開し、サイドの選手がクロスをゴール前へと供給、FW陣がシュートに持ち込むトレーニングを精力的にこなした。その後は、ハーフコートで9対9によるミニゲームをおこなった。

そして先週から足の痛みもあってリハビリのため別メニューだったヨンセンも午後からは通常メニューに参加し、攻撃を中心としたトレーニングをチームメイトと共におこなった。3グループがそれぞれ交互に攻守に分かれておこなわれたが、玉田、ヨンセン、片山がゴールを挙げて監督を喜ばせていた。

この日のトレーニングは、両タッチ際を制限時間内で走り込きるランニングが最後のメニューとなった。選手達は、苦しげな表情を見せながらも何本もダッシュを繰り返して指宿キャンプ第8日目となるメニューを終えた。

≫指宿フォト日記はこちら