12月14日(日):DENSO・名古屋グランパスサッカー教室の模様
 12月14日(日)、愛知県安城市内にあるデンソー高棚製作所のグランドにて、名古屋グランパスサッカー教室が開催され、阿部翔平選手、竹内彬選手が参加しました。
 同イベントは日頃からユニフォームスポンサーとして多大なご理解、ご協力を頂いている(株)デンソー主催によるサッカー教室で、穏やかに晴れ渡ったピッチには、事前応募による選ばれたデンソー社員のお子様約120人と、そのご家族の方々にお集まりいただきました。
 サッカー教室とトークショーの2部構成で開催され、「小学校時代からの知り合いで年賀状を送り合う仲」という両選手ならでは息の合ったイベントとなりました。
【第1部:サッカー教室編】
 第1部は、製作所内にある全面人工芝のピッチでサッカー教室が行われました。ZIP-FMでもおなじみのケン・マスイ氏をMCに向かえ、阿部選手、竹内選手と名古屋グランパスサッカースクールコーチの紹介に続き、サッカー教室に参加する全員で記念撮影を行いました。
 その後、4面に区切られたピッチに分かれサッカー教室が開始されました。2面ではチーム対抗によるミニゲームが、その他の2面では阿部選手、竹内選手が参加しデモンストレーションを交えながらパスやドリブルなどテクニックを主体としたトレーニングが行われました。コーンを並べてのパス練習では「最近の子供達は、本当に基礎のテクニックが高い」と、阿部選手も関心していました。
 サッカースクールの最後には、4面でそれぞれ行われたミニゲームでの優勝チームと阿部選手、竹内選手、そしてスクールコーチの“大人”チームがミニゲームで対戦。普段とは違う右サイドからの阿部選手のドリブルや、ギャラリーの子供達からのリクエストに応えた竹内選手のオーバーヘッドキックなど、イベントならではのプレーも飛び出し、会場には拍手や歓声が溢れていました。
約1時間半のサッカー教室、最後は両選手から子供達への挨拶で終了となりました。

【竹内彬選手】
今日のサッカー教室は楽しんでもらえたでしょうか?この後は屋内へ移動しトークショーを行いますので、ぜひ参加してください。面白い話をしますよ、となりにいる阿部選手が・・・(笑)。

【阿部翔平選手】
サッカーを楽しむみんなの姿を見て、僕も頑張ろうと思いました。でも、最後は6年生チームに負け、ダメでしたね(笑)。帰ってまた練習したいと思います。
第2部:トークショー編
続いては製作所内にある高棚ホールへ移動し、引き続きケン・マスイ氏の司会でトークショーが行われました。
──ますは、大躍進となった今シーズンを振り返ってください。
阿部翔平選手(以下、阿部):まず、1年を通してチームがとても明るい雰囲気のなかでサッカーをできました。試合に負けた場合でも落ち込む事はありませんでした。
竹内彬選手(以下、竹内):今シーズンは常にリーグ戦の上位にいましたし、落ち込む暇もありませんでした。僕自身、今シーズンは本来のセンターバックではなく右サイドバックでのプレーでしたが、左サイドバックでプレーする阿部選手にもアドバイスを聞きながらチャレンジする事ができました。

──2人は大学生時代、デンソーカップサッカーにも出場されましたよね?
阿部:毎年優秀なサッカー選手が集まる大会ですし、そこでプレーできて自分自身もとても面白かった想い出があります。
竹内:選ばれた選手のみが出場できる大会なのですが、その大会に2度も出場する事ができ、光栄に思っています。

──最後に、ストイコビッチ監督の印象を教えてください。
阿部:選手達には常に「enjoy」という言葉を使います。毎日の厳しいトレーニングをこなしたご褒美として試合があり、その試合を楽しんで来いと言われたのが印象的ですね。
竹内:とても厳しい人のような印象だったのですが、気さくなジョークをよく言ったり、優しい人です。そして試合前には「失敗してもおれが責任をとる、思い切りプレーして来い!」と言われた事を良く覚えています。

トークに続いては、この日参加した小学生達からの寄せ書きが込められたフラッグを両選手に贈呈いただき、その後はお楽しみのジャンケン大会やサイン会が行われ、ジャンケンで勝ち残った子供達には、その場で直筆サインを入れた「2009年オフィシャルカレンダー」などお宝グッズがプレゼントされました。
 2部構成で2時間を超える大きなイベントとなりましたが、両選手とも小学生達のサッカーを楽しむ姿や、日頃からチームを支えていただく(株)デンソースタッフの方々からの言葉に励まされ、残された天皇杯、そして来シーズンの活躍を誓っていました。