6/1(日):「Jリーグ&名古屋グランパス お仕事体験」

6月1日(日)、サテライトリーグ第4日・川崎フロンターレ戦が開催された豊田スタジアムで『Jリーグ&名古屋グランパス お仕事体験』(協力:朝日新聞社)が行われ、公募により選ばれた小学4年〜6年の男女11名が“仕事”の現場を見学・体験しました。

この日はサポーターではなくサッカーの試合を運営するスタッフとして、キックオフの午後4時よりもかなり早い午後12時45分に豊田スタジアムを訪れた小学生達。“職場”への入り口を前にして係員からスタッフパスを受け取ると、どの子の顔もやる気に満ちあふれ、期待に胸を膨らませている様子が伺えました。通常は入ることの出来ない地下2階の控え室で保護者の方と共にお話を聞き、いよいよお仕事スタート。緊張気味な背中に「行ってらっしゃい、頑張ってね!」と温かい声援を受け、11名は元気良く控え室を出ました。

最初に向かった場所は、選手達のロッカールーム。恐る恐る部屋に足を踏み入れた子供達は、係員から「選手の入室前に試合で着用するユニフォームやウォーターボトル、アイシングの準備を整えます」と説明を受けると、目を輝かせて作業を始めました。ウォーターボトルやアイシングの準備をした子供達は氷の冷たさにも全く顔をしかめず、笑顔で黙々と作業。すると、スタッフが驚いてしまうほどの速さで準備が整いました。ユニフォームの配置を担当した2名は、選手1名分ずつのセットを両手で大事に抱えながら丁寧にロッカーへ置きました。どの作業にも最後はスタッフのチェックが入りましたが、“一つ一つのことを完璧にやる”ということを、子供達はどうやら肌で感じ取っていたようです。ロッカールームでのお仕事を終えて次に向かった場所は、グランパスのグッズショップ。3名はお店の係員、8名は来場したお客さんへグッズカタログを配ることにチャレンジしました。

とても楽しいお仕事体験でしたが、あっという間に約3時間が過ぎ、気付いてみればキックオフ35分前。11名の最後のお仕事は、ウォームアップ時のボール拾いでした。ハイタッチをして選手を送り出すと、子供達は意気揚々とピッチ脇を歩き、ゴール裏へ移動してコートから出るボールを待ちました。シュートの強さに驚きながらも、手にしたボールは素早くコート内へ投げ返す11名。思い切り腕を伸ばして力一杯ボールを投げたら、“勝ってほしい”という願いも一緒に選手のもとへ届いたようでした。

この日、名古屋グランパスは3-0のスコアで快勝。11名の小学生達にとって、チーム勝利のために仕事をした忘れられない一日となりました。