名古屋グランパスエイトサッカースクール生の参加する「サマーキャンプ
in 飛騨古川 2007」。今日から小学3年生のツアーが始まります。毎年夏休みが始まる前からこのキャンプを楽しみにし、参加してきたちびっ子達も、今回の3年生で最後となります。小学1・2年生は1泊2日の日程ですが、3年生は2泊3日です。ちびっ子達は期待を抱きながらバスに揺られ、今日最初の目的地であるなかんじょ川(飛騨市河合町)に到着しました。
今日は日曜日ということもあり、なかんじょ川は様々な団体で賑わっていました。ちびっ子達はバスから降りると、各スクールのコーチを先頭に、昼食会場へと移動しました。魚つかみの前に、持参したお弁当と地元の方に焼いて頂いた虹鱒でお腹を満たします。「骨も全部食べられる」と得意げに話しながら、あっという間に虹鱒1匹を食べました。
昼食後を済ませたら水着に着替え、川に入ります。さすが3年生、コーチが何も注意しなくても、素早く準備を整えられました。午後1時半、魚つかみ開始です。ちびっ子達は最初は個人で魚を追いかけ回していましたが、次第に作戦を練り、友達同士で協力して捕獲に乗り出しました。罠を作って魚を追い込んだり、水の流れに変化を加えてみたり。様々な工夫が至る所で見られました。魚の表面はヌルヌルしています。せっかく捕まえても手からすり抜けて逃げてしまうこともありました。残念そうな表情を浮かべながらも諦めずにもう一度追いかけ、時間が経つのを忘れて魚取りに夢中になりました。
午後3時過ぎ、魚つかみは終了となりました。ちびっ子達はなかんじょ川に名残惜しさを感じつつ、着替えを済ませてバスに向かいました。次の目的地は『林昌寺』です。お寺で座禅を体験し、和尚様のお話を聞きます。魚つかみではしゃぎすぎたちびっ子達。少し疲れの色が伺えましたが、お寺の本堂に入るなり、厳かな雰囲気に心身が引き締まったようでした。
和尚様からの説法を聞き、いよいよ座禅開始。慣れない足の組み方に苦労しましたが、ちびっ子達は無心になろうと頑張っていました。座禅終了の鐘が鳴り響き、ホッとした表情で足を解きました。和尚様から「今年は随分、頑張りやさんが多いですね。苦しいけれど我慢して歯を食いしばり、頑張る子が多かった。」と、お褒めの言葉を頂きました。「我慢して一生懸命やることが、座禅の大きな目標。サッカーの練習にも共通する部分があります。辛くても我慢して一生懸命練習に取り組んでください。」と励ましの言葉を頂きました。
午後6時、ちびっ子達は宿泊先である「蕪水亭」に到着しました。夕食を終えてお風呂に入り、就寝時刻までは自由時間です。足音が響いてくる部屋や大きな笑い声が聞こえてくる部屋、コーチのお説教が聞こえてくる部屋。スクールごとに自由時間の過ごし方は様々ですが、中には仲間で大笑いしながら座禅の練習をしているちびっ子もいました。辛い座禅もちびっ子達の手に掛かれば、忽ち楽しい遊びになってしまうようです。旺盛な好奇心と創造力で、明日も頑張ってくださいね。
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