7月27日(金) 天候:晴れ
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サマーキャンプ2日目の朝。早起きしたちびっ子達は部屋から出て、早速旅館内の探索を始めました。廊下に出てみると、外から“ザーッ”という音が絶え間なく聞こえてきます。「雨が降ってる!」「違う、隣に流れてる川の音だよ。」と、こんなやりとりが繰り返されていました。今日は大好きなサッカーの試合ができる日。窓の外を見て晴れていることを確認したちびっ子はとても安心したようでした。

午前7時半、着替えを済ませたちびっ子達は朝の散歩へ出発しました。赤いユニフォームが古川の古い街並みによく映えます。コーチを先頭に長い行列を作り歩いていると、地元の方々が「かわいいね。」と声をかけてくださいました。「お早うございます!」と元気に挨拶をしながら、鯉のいる瀬戸川へ向かいました。

川の中をゆったりと泳いでいる鯉。その大きさは、ちびっ子2人がかりでも抱えることが不可能に思えるほどです。ちびっ子達は順序よく並んでコーチからエサをもらい、お目当ての鯉を目がけて投げ入れました。さっきまでゆったりとした動きしか見せていなかった鯉は、すぐに大きな口でエサを丸飲み。予想外のスピードと迫力に、ちびっ子達は驚きの声を上げていました。鯉のエサは麩菓子とよく似ています。「1匹だけじゃなくて、もっとたくさんの鯉にエサが行き渡るように・・・」と、手の中のエサを細かく砕いて水面に撒く、優しい子もいました。

朝の散歩を終えて旅館に戻ってきたちびっ子達。朝食の準備が殆ど整えられていたようで、おかずやお味噌汁の良い匂いが漂っていました。はしゃぎながら席に着き、元気よく「いただきます」を言い、栄養満点のご飯を残さずに食べ終えました。

部屋に戻り出発の準備を済ませ、9時45分、「蕪水亭」の皆さんにお礼の挨拶をしました。大きなカバンを肩から提げ、飛騨古川駅へ徒歩で向かいました。2台のバスに分乗し、サッカー大会の会場である杉崎公園(古川町杉崎)へ出発。一番楽しみにしていたイベントが始まる喜びで、ちびっ子達はバスガイドさんの質問に対し、いつも以上に元気な声で答えていました。

昨日の雲はどこへ行ったのか、夏らしい青空が広がっています。ちびっ子達はバスから降りてグランド入りし、コーチからのチーム分けを聞きました。本部のテーブルは、Jリーグの公式球やプロ選手愛用のスパイク、グランパスグッズが積み上げられ、宝の山となっていました。昨年もサマーキャンプに参加したちびっ子は、大会の上位チームから豪華な賞品が得られることを知っています。それぞれが自分がもらう賞品を宣言し、開会式が行われました。

炎天下の中でしたが、ちびっ子達は諦めず最後までボールを追いかけました。熱戦が繰り広げられ、決勝戦はPKへ。優勝が決まったチームは、ピッチに倒れ込むようにして喜びを露わにしていました。試合結果は、1位)三好[1]、2位)三好[3]、3位)豊田[1]、4位)豊田[2]、5位)三好[2]、6位)瑞穂・WEST連合、7位)三好・豊田・WEST連合、8位)港・春日井連合となりました。

勝ち負けの結果はありますが、どのちびっ子もサッカーが楽しめて満足した表情でグランドを後にしました。バスに乗り込み昼食のおにぎり弁当をコーチから受け取り、帰宅の途に着きました。

小学2年生の「サマーキャンプ in 飛騨古川2007」は、これで終了。集団生活を送る上でのルールを守らずコーチから叱られる場面もありましたが、たくさんの楽しい思い出を心に焼き付けたことを、ちびっ子達の日焼け顔が物語っていました。家にコーチはいませんが、お父さんやお母さんの言うことをよく聞いて、残りの夏休みを楽しんでくださいね。