□指宿キャンプ:第12日・午前練習
この日は朝から雲が多く、朝の太陽を遮ってしまっているため、練習場はうっすらと湿気が漂い、気温も低めで、ちょっと涼しい日となりました。それでも次第に雲が薄れ始めるにつれて、日差しが強くなり始め、気温がグングンと上がり始めました。監督からのトレーニングメニューの説明を終えた選手達は、3グループに分かれて、午前練習をスタートさせました。
昨日の柏レイソルとの試合に出場したメンバーは、ゆっくりとした足取りでピッチの回りを走り始めます。それでも緊張した雰囲気は全くなく、キャンプで蓄積している疲れと、全日との柏との試合での疲れを癒すべく、終始、のんびりとしたペースでした。午後の鳥栖とのトレーニングマッチの臨むメンバーを含む、残りの選手の2グループは、練習場の中央で入念なストレッチを繰り返して、体をしっかりと解した後、ボール回しを行ってコンディションを上げてゆきます。
15分程、時間を掛けてアップを終えた後、ゲーム組は二手に分かれてシュート練習を始めます。縦に自ら楔のパスを当てて、落とされたボールを走り込んで両足からのシュートを繰り返してゆく選手達。キャンプ終盤での、最後のトレーニングマッチと言うこともあり、誰もが力の入ったボールを、GK広野相手に蹴っていました。
その他のメンバーは、逆サイドで20m程に区切られたエリアの中でボールポゼッションを基本とした、戦術トレーニングを行いました。傍らでフェルフォーセン監督自ら大きな声を張り上げてコーチングしているためか、次第にボールの回るテンポが上がり、選手達は苦しげな表情を見せながらも、最後まで諦めることなく、相手のボールを追い詰めていました。リラックスした様子の昨日のメンバー達は、10時には午前のトレーニングを終了、その他のメンバーも10時30分前には、練習を終えてゆきました。
|