2月9日(金) 天候:曇り
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□指宿キャンプ:第12日・午前練習

この日は朝から雲が多く、朝の太陽を遮ってしまっているため、練習場はうっすらと湿気が漂い、気温も低めで、ちょっと涼しい日となりました。それでも次第に雲が薄れ始めるにつれて、日差しが強くなり始め、気温がグングンと上がり始めました。監督からのトレーニングメニューの説明を終えた選手達は、3グループに分かれて、午前練習をスタートさせました。

昨日の柏レイソルとの試合に出場したメンバーは、ゆっくりとした足取りでピッチの回りを走り始めます。それでも緊張した雰囲気は全くなく、キャンプで蓄積している疲れと、全日との柏との試合での疲れを癒すべく、終始、のんびりとしたペースでした。午後の鳥栖とのトレーニングマッチの臨むメンバーを含む、残りの選手の2グループは、練習場の中央で入念なストレッチを繰り返して、体をしっかりと解した後、ボール回しを行ってコンディションを上げてゆきます。

15分程、時間を掛けてアップを終えた後、ゲーム組は二手に分かれてシュート練習を始めます。縦に自ら楔のパスを当てて、落とされたボールを走り込んで両足からのシュートを繰り返してゆく選手達。キャンプ終盤での、最後のトレーニングマッチと言うこともあり、誰もが力の入ったボールを、GK広野相手に蹴っていました。

その他のメンバーは、逆サイドで20m程に区切られたエリアの中でボールポゼッションを基本とした、戦術トレーニングを行いました。傍らでフェルフォーセン監督自ら大きな声を張り上げてコーチングしているためか、次第にボールの回るテンポが上がり、選手達は苦しげな表情を見せながらも、最後まで諦めることなく、相手のボールを追い詰めていました。リラックスした様子の昨日のメンバー達は、10時には午前のトレーニングを終了、その他のメンバーも10時30分前には、練習を終えてゆきました。

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【練習後、フェルフォーセン監督コメント】
Q:キャンプを終えた感想を、
A:とても満足出来るキャンプだと思います。施設もとても良かったですし、天候にも恵まれた中、色んな事が出来ました。フィジカル面での強化や戦術面でも色々と試せました。練習試合についても良い相手と4試合組めましたし、そこも満足しています。多少の怪我人は出ましたが、大きな怪我もなく、スポーツセンターに戻って月曜からみんなでトレーニングが出来るので、満足の出来るキャンプだったと思います。

Q:怪我人がなかったことは大きなプラス面でしょうか?
A:その通りです。1人でも選手が欠けるとチームに大きな影響を与えてしまいますが、今年はきっちりとみんなでトレーニングが出来ました。無理して付いてくるような選手も居ませんでしたし、みんながメニューをこなすことが出来ました。戦術練習・練習試合でも使う選手が多かったので、ハイテンポで試合を進めることが出来ました。

Q:新しい戦力については?
A:新人の選手は新人研修があったので、日曜からの本格的な合流でした。完全なイメージを得るには時間が足りないと思いますが、彼らがやってくれていることには満足しています。彼らは皆、タレント性のある選手だと思いますし、時間を与えて、少しずつ育ってくれればよいと思います。大学・U-18からのJ1は彼らにとっては大きなステップアップだと思いますので、時間を掛けながら成長して欲しいと思っています。

Q:これから開幕に向けては?
A:特に特別なことはしません。今やっていることを継続してやってゆくだけです。今年は自分達のサッカーを相手に関係なくやれるようにしてゆきたいです。相手についての分析はもちろん必要ですが、それをしすぎてもいけないと思います。今年重要なのは、自分達のフォーメーションで、自分達のサッカーを貫くことが大事だと思います。