1月29日(月) 天候:晴れ
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□指宿キャンプ:第1日・午後練習

早朝から名古屋を出発し、お昼前に鹿児島空港に到着した選手達は、地元の方の大歓迎を受けた後、バスを乗り継いで、午後3時過ぎに宿泊先へと到着しました。長距離を移動してきたことでさすがにちょっと疲れた表情の選手達でしたが、南国の暖かな日差しに少し心が安まったようです。

ホテルスタッフの方達の歓待を笑顔で応えると、早速4時過ぎからのトレーニング開始の準備のため、各自の部屋の鍵を受け取り、慌ただしくエレベーターへ乗り込んでゆきました。

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午後4時15分。練習場のあちこちでリラックスした雰囲気の中、練習着に着替えてボールを蹴り合ったり、柔らかな芝生の上に座り込んで談笑をしたり、ジョギングをこなしている選手達に「集合!」の声が掛かりました。始めに円陣を組んで今回のキャンプの趣旨や練習内容をフェルフォーセン監督の口から説明された後、ゆっくりとしたペースでピッチの回りを体を解しながら一周すると、ハーフコートに広がって入念にストレッチを行いました。

□参加メンバー:
楢崎・広野・櫛野・長谷川・藤田・山口・新川・吉田・小川・吉村・須藤・中村・スピラール・片山・本田・ヨンセン・金・中島・和田・渡邊・角田・花井(ユース)・竹内・鴨川・橋本・玉田・青山・杉本・阿部・増川・津田・練習生

ウォーミングアップを終えた選手達。心拍数をモニターする発信器を体に着けると、各自のフィジカルレベルに合わせた5グループにと分かれて、インターバル走をスタートさせました。西の空に傾いた太陽の日差しが弱まったことで、気温が下がり始め、冷たい風が吹き始めましたが、選手達は繰り返しペースを保ったまま走り込みを続けていることもあって、見る見るうちに汗一杯の表情へと変わってゆきました。

およそ30分、みっちりと走り込んだ選手達は、短く水分補給を兼ねた休憩の後、2グループに分かれて、リラックスした雰囲気でボール回しをおこなってコンディションを整えると、戦術トレーニングを繰り返しました。そして、5時45分。キャンプ初日とは思えぬほどのハードなトレーニングを終えた選手達は、薄暗くなった練習場からホテルへと、寒さを逃れるように足早にむかってゆきました。

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【午後練習終了後:フェルフォーセン監督コメント】
Q:初日の練習を終わって、雰囲気は?
A:またここに戻ってこれて、非常に嬉しく思っています。昨年も使わせて貰いましたが施設も素晴らしいです。予定通り到着できましたし、良い初日を終えることが出来ました。

Q:今年のキャンプではどのように仕上げてゆく予定ですか?
A:プレシーズンは3つのパートに分けて考えており、先週で最初のパート1は終了したと思っています。基礎的な体力作りは出来ているので、パート2ではもっとフィジカル面に更なる負荷を掛けて、戦術面に磨きを掛けながら、練習試合をこなしてゆきたいと思います。

Q:監督に就任して2年目となりますが、試してゆくことは何かありますか?
A:多くの選手を連れて来ているので、ゲームは必要だと思っています。選手にフィジカル面のプレッシャーを掛けながら、完全にフィットしている状態ではまだないですが、その中でゲームを重ねながら戦術面での練習をしてゆきたいと思っています。

Q:初日としては、厳しい内容に見えましたが?
A:選手には、プレシーズンなので、キャンプはハードになると伝えてありますので問題ありません。

Q:昨年は、キャンプ中に怪我人が多く出ましたが?
A:今の選手のフィジカルレベルは昨年よりもとても良い状態です。オフシーズンもそれほど長くありませんでしたし、昨シーズンの終わり方も良い状態で終わることが出来ました。各選手も自主トレをきっちりとやってきているようですし、そのことで全体での練習がやりやすくなっていることは確かです。無理せずに各自がついてきていると思います。先週のテストの結果はこの時期としては非常に良い内容でした。戦術はチーム全体でやるものですが、フィジカルは個々のレベルに合わせておこなうものです。昨年のデータがしっかりと揃っているので、今年は個々のレベルに合わせ、フィジカルトレーニングを上げてゆくことが出来ると思っています。