7月25日(水) 天候:晴
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〜朝の散歩

網走での強化キャンプも後半を折返し、選手達のコンディションも良い感じで高まって来ています。この日選手達は、朝8時15分にホテル前に集合し、散歩へと出掛けました。連日のハードなトレーニングのため朝は少し眠そうな選手達ですが、容赦なく照りつける日差しの中での散歩で一気に目が覚めた様子です。

〜午前練習の模様

午前10時30分、上空からの強い日差しに少し目を細めながら監督からの説明を聞き終えた選手達は、すぐにボールを動かしながら体を解し始めます。約15分間、相手の名前を呼びながらのパス交換や途中にダッシュやジャンプを交え、念入りにウォーミングアップを行うと見る見るうちに選手達の顔からは汗が浮かんできます。しかし日差しは強いものの、ピッチの上を時折涼しい風が吹き抜けてゆくので、暑すぎるという事はなく体力強化のキャンプの環境としては最高の天候と言えるでしょう。

水分を充分に補給した選手達は、ロングボールを蹴り合って呼吸を整えると午前の本格的なトレーニングに入っていきます。

メイングランドでは、中村・新川・津田・井上・巻・山口・片山・小川・本田・藤田等が、櫛野・広野を相手に2人1組でヘディングだけでパスを繋いでのシュートゲームの後、サイドからのクロスボールにあわせたシュート練習を入念に行いました。その後は、ゴール前へと出てくるボールに走り込んでシュートという練習を繰り返しました。この練習では目の前にDFの選手が1人出てくるため、落ち着きと正確性が要求されていました。そして、午前11時45分、午前練習は、中村選手からの鋭いクロスボールに、巻選手がニアサイドへと飛び込んで、豪快なヘディングシュートがゴールネットを揺らしたところで終了となりました。

サブグランドでは、米山・須藤・渡邊・阿部・青山・筑城・吉田・福島の8名が、狭く区切ったエリア内で4対4によるミニゲームを行いました。しかし、狭いスペースとはいっても、強い日差しと高い気温の中でハードなトレーニングを行う選手達にとっては充分の広さだったようです。参加選手達は、相手チームがボールを持てば厳しいプレスを掛け、逆に自分達がボールを持ったら、スペースを見つけてパスを繋ぎミニゴールにシュートを決めなければならないため、常に動きまわることを要求されるトレーニングでした。

〜午後練習の模様

午後練習は初日のトレーニングと同様に筋力トレーニングを行うため、選手達はバスに乗り込んで網走総合運動公園へ移動しました。この運動場では他の競技種目の選手達もトレーニングを行っていました。選手達は、陸上トラックを使って目の前を走り抜けてゆく陸上競技ランナーのスピードに目を見張っていました。午後4時30分、競技場の中央に集まった選手は全員でゆっくりとしたペースでグランドを走った後、フィールドでトレーニングを行う選手と屋内での筋トレ組の選手に分かれてトレーニングを開始しました。

先にピッチでトレーニングを始めたのは藤田・須藤・中村・巻・吉田・片山・井上・竹内・金古・福島。小さな円を作り、リフティングでボールを繋ぎながらのボール回しを行った後、3対3のキックテニスとロングボールを蹴って狙ったところにコントロールして落とすというメニューをリラックスした雰囲気で行いました。そして、5時15分に筋力トレーニングを行うため屋内練習場へ向かいました。

彼らと入れ替わるように、先に筋トレを行っていた選手達がグランドへと現れ、前半のメンバーと同様のメニューを行いました。キャンプも終盤に差し掛かり、選手達にも相当の疲れが蓄積していると思います。しかし、この日のトレーニングの内容が緊張を解きほぐしてくれる内容のメニューだったこともあり、選手達は明るい表情を見せながらこの日の練習を無事終えてバスへと乗り込んでいきました。